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宵の明星2008年11月25日 23時57分08秒

宵の明星
17日の転勤からテンヤワンヤの店屋モンでブログが書けなかった。
この写真は23日に撮影したものだが、金星がひときわ明るく光っていた。
宵の明星だ。子供のころは「一番星」と言っていたが、いつの間にか「明けの明星」「宵の明星」という言葉を覚えた。
金星は、夕暮れと明け方の3時間くらいしか見えない、月に次いで明るく見える星である。
英語ではヴィーナス。

「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。」
清少納言の枕草子では、「ゆふづつ」とよぶ。
「ゆふづつ」は現代では「ゆうづつ」と書き、漢字で書くとなんと、「夕星」。読めない・・・

「すばる」は「昴」。プレアデス星団の和名。
「ひこぼし」は「彦星」。織女(織姫)との七夕伝説が有名。鷲座アルタイルの事。
「よばひ星」=「よばい星」。えっ、「夜這い星」?うふふっ、すこしをかし。
エロ爺はこういう話は大好きじゃ。
でも、「よばひ=婚ひ」かもしれないな。どっちなんだろう?「婚ひ」は女性に求婚する意味で「古事記」にも出てくる古い言葉。
「よばい星」とは、流星のこと。でも、ここで言われているのは尾を引く彗星かな?

教科書風に訳すと、
「星はすばるがいい。ひこぼしや宵の明星も良い。流れ星も少し趣がある。尾を引かなければもっとよいのだけれど。」
となる・・・らしい。

現代女性風に言うと
「星はやっぱ、昴よね。彦星様やビーナスも良いんだけど~。流れ星もちょっと素敵!尻尾さえなければもっとね。」

流れ星は尻尾があるほうがいいと思うんですけど・・・
「よばい(夜這)星」も尾を引くと「やばい星」になるって、女心かな?

女心と秋の空。   秋は、夕暮れ。
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