ドックヤード・プロジェクションマッピング YOKOHAMA ODYSSEY ― 2014年03月05日 11時51分27秒
横浜のドックヤードガーデンで行われているドックヤード・プロジェクションマッピング第1弾の「YOKOHAMA ODYSSEY」が、第17回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門「審査委員会推薦作品」に選出されたのを記念して、3月1日から再上映されています。
現在上映中の第3弾「THE NEW WORLD」(約5分)に続いて「YOKOHAMA ODYSSEY」(約8分)が上映されます。
「YOKOHAMA ODYSSEY」
年代・地名・歴史などの説明文は主に主催者ホームページから引用しています。
東インド艦隊司令長官・ペリー提督の艦隊が横浜に来航した、1854年(嘉永7年)に時代がタイムスリップします。
時代は、いまだ鎖国が続けられていた江戸時代末期です。
7隻の軍艦を率いたペリー艦隊は、柴村(横浜市金沢区)の沖合に停泊。幕府が横浜村駒形(横浜市中区、現在の横浜開港資料館所在地)に設置した応接所で会談を重ね、3月31日(嘉永7 年3月3日)に日米和親条約を締結しました。
これにより200年以上も続いてきた鎖国が解かれ、日本の文明開化が幕を開けたのです。
ペリー提督が黒船を率いて横浜に来航した際、太鼓やラッパを演奏する軍楽隊を率いて横浜の街を行進したといわれています。初めて見る楽器やその音色に、横浜の人々は魅了されました。
映像中のモチーフとしてあしらわれている「しゃぼん玉」にも、じつは歴史的な背景があります。1866年(慶応2年)から横須賀製鉄所の建設工事に従事していた堤 磯右衛門は、工場で働くフランス人技師らが使っていた石けんに興味を持ち、独学で研究と実験を重ねた末、1873年(明治6年)に石けんの製造に成功。翌1874年には横浜三吉町(現・南区万世町)に日本初の石けん製造所を創業したのです。明治十年代、堤石けんは各地で開催される博覧会で評価され、全国的に認知されるようになります。遠方から伝習生も訪れ、石けん製造技術の指導や普及にも貢献したそうです。
1872年10月14日(明治5年9月12日)に開通した日本初の鉄道は、横浜(現在の桜木町付近)-新橋間の約29kmを53分で結びました。
平均時速は約30km/h程度ですが、当時の横浜-東京間は馬車で約4時間、蒸気船で約2時間の道程だったことを考えると、交通の便が飛躍的に向上したことがうかがえます。
1934年(昭和9年)、日本で最初の本格的キャバレーが横浜で開業されたと言われています。
1993年(平成5年)、横浜みなとみらい21の中核を担う新名所として、当時日本一の高さを誇った70階建て、高さ296.33mの超高層ビル「横浜ランドマークタワー」が開業しました。
(現在は、3月7日にグランドオープンする「あべのハルカス」60階建て高さ300mに次いで2番目の高層ビルです)
西洋文化の入口として発展、成長してきた横浜の中で、これから進化し続ける「みなとみらい21地区」の更なる“未来”とは?
環境との共生を一つの切り口として、緑豊かな港湾都市をイメージしています。
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