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さんま2014年09月02日 21時31分47秒

秋です!
秋刀魚の美味しい季節になりました。
街を歩いていると「釧路沖生さんま入荷しました」の貼り紙があります。
お店は北海道から沖縄まで全国的に店舗展開をしている「大戸屋 ごはん処」です。(海外にも進出しています)
大戸屋は数年前に1度入ったことがあるのですが、サラリーマン向けの定食屋さんみたいなイメージでした。
今回入ったのは横浜馬車道店ですが、店内は8割が女性客で明るいおしゃれな店内です。
ドリンクバーを注文するとコーヒー一杯が持ち帰り出来るようです。持ち帰り用カップも用意してくれています。親切~♡   っていうか、早く退店して会社でコーヒー飲めってか?
あっ、数年前に入ったのは用賀の世田谷ビジネススクエア店でした。ビジネススクエア?サラリーマンばかりであたり前田のクラッカーだわ。( 古~~~(´Д`) )

「釧路沖 生さんまの炭火焼き定食」。昨日9月1日から始めて、10月中旬頃まで販売するそうです。
秋刀魚はまだ高いんだろうな・・・税込867円。さすが大戸屋です。お手頃価格で提供してくれています。
税込300円プラスの1,167円で秋刀魚が1匹増えます。
釧路沖生さんまの炭火焼定食
さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか。
苦くも塩っぱくも無く、脂がのっていて肉厚で、旬の頃の秋刀魚の様に美味しいです。
新鮮なんですね。苦味は肝臓中の成分に由来して、新鮮なものは豚や鶏のレバ―を食べたようにトロッとした甘い味がするけれど、鮮度が落ちてくると苦味の強い「アミン」が生成される為苦く感じるそうです。
♪私 待~つ~わ・・・その「あみん」じゃなくって・・・

「さんま」に「秋刀魚」という漢字が使われ始めたのは明治の終わり頃からのようで、1922年(大正10年)公表の佐藤春夫の詩「秋刀魚の歌」で広くこの漢字が使われるようになったようです。
「さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか」の詩です。
佐藤春夫さんは1964年5月6日に亡くなっており、没後50年以上経っているので著作権上問題ないと思うので、全文を紹介します。
(追記ですが、今年の12月31日まで著作権の保護期間でした。折角書いたので、削除するのは許してにゃん)

【秋刀魚の歌】   佐藤春夫
あはれ
秋風よ
情〔こころ〕あらば伝へてよ
男ありて
今日の夕餉〔ゆふげ〕に ひとり
さんまを食〔くら〕ひて
思ひにふける と。

さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸〔す〕をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみてなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児〔こ〕は
小さき箸〔はし〕をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸〔わた〕をくれむと言ふにあらずや。

あはれ
秋風よ
汝〔なれ〕こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒〔まどゐ〕を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証〔あかし〕せよ かの一ときの団欒ゆめに非〔あら〕ずと。

あはれ
秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児〔おさなご〕とに伝へてよ
男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。

さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。

「さんま苦いか塩っぱいか」は味覚ではなくて心情の表現のようですね。

これ以前、夏目漱石は1905年(明治38年)に発表された「吾輩は猫である」で「さんま」を「三馬」と書いています。


【吾輩は猫である】より
この間おさんの三馬さんまぬすんでこの返報をしてやってから、やっと胸のつかえが下りた。吾輩が最後につまみ出されようとしたときに、このうちの主人が騒々しい何だといいながら出て来た。下女は吾輩をぶら下げて主人の方へ向けてこの宿やどなしの小猫がいくら出しても出しても御台所おだいどころあがって来て困りますという。主人は鼻の下の黒い毛をひねりながら吾輩の顔をしばらくながめておったが、やがてそんなら内へ置いてやれといったまま奥へ這入はいってしまった。

魚の「さんま」に「三馬」はあまりピンとこないですね。
明石家三馬・・・あっ、これピッタリかも!

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