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中島みゆき 夜会 「橋の下のアルカディア」2014年11月26日 18時25分02秒

年末恒例、そう、高齢になるに従って、恒例の回数も増えていきます。
今回がVOL.18を迎える中島みゆきの「夜会」に行ってきました。
夜会はなかなかチケットが取れなくて、たまたま先行販売などを見つけて抽選に当たった時くらいしか行かないので、私が見に行くのは18回の内今回が3回目です。
初期の頃の作品はレーザーディスクを買って見たので持っていますが・・・過去の遺産です。

昨日はあいにくの雨。
でも、赤坂サカスのイルミネーションが迎えてくれて、明るい気持ちにさせてくれます。
12月5日からは「音と光のパフォーマンス」が始まります。
赤坂サカス
食事をした赤坂Bizタワーから赤坂ACTシアターへの階段にもイルミネーションが光って、上階へと導いてくれます。
赤坂サカス

会場の赤坂ACTシアターです。
雨は小降りだったので、持っていた折り畳み傘は使わずに済みました。
会場内は当然撮影禁止ですが、入口でカメラは取り上げられてしまいます。(もちろん、後で返してくれますが)
中島みゆき 夜会 「橋の下のアルカディア」  
今回の夜会のタイトルは「橋の下のアルカディア」。
「アルカディア」はギリシャの行政区の一つの地名でもありますが、「楽園」「理想郷」という意味も持ちます。
朝日新聞10月2日号の「指定席(広告特集)」欄の音楽評論家・ノンフィクション作家、田家秀樹氏の記事によると、中島みゆきさんの言葉として、
「日本人ならきっと橋の下の記憶はあると思うんです。橋の下。子供の頃に言われた覚えは無いですか。『お前は橋の下で拾ったの』『お兄ちゃんは?』『橋の上』みたいな。なぜか捨て子は橋の下だった。『捨て子のアルカディア』ですね。」
「今回はテーマが『捨てる』なんです。『捨てる』『捨てられる』その両方ですね」-----。
内容については、
「ごく単純に言ってしまえば、引き離された猫と女とその夫がもう一度出会うまでの話ですね。引き離す側に加わったのが多数の人間の力。人間が多数派になっていく時に個を犠牲にして自分も意志を失って狂ってゆく。そうやって引き離された3人をもう一度一緒になる時に解決できるのが、集団から離れた人間、もしくは集団を捨てた人間。集団が個を捨て、個が集団を捨てる。そんなお話しかな(笑)」

う~~ん。観てもよく分からん!
私は頭が悪いのか?・・・
そう思っていると、終演後に中島みゆき自身が説明してくれました (言葉は正確に再現できていないと思いますが)。
「(かなり省略) 観ていただいた皆さん、何が何だかチンプンカンプンだと思いますが、1週間後、1年後くらいに『あ~、そうだったのか』と思うことがあるかもしれません。この後いろいろと思い出していただいて、今だけではない楽しみを持ち続けていただけるなら嬉しく思います。 (後半も省略)」
私は1年後という言葉に引っかかりました。来年の夜会は今回の続編かな?・・・・・って。

帰宅してからパンフレットを隈なく読んで、なんとなく分かったような分からないような。
中島みゆきの「罠」に嵌ってしまったかな?
演じられた曲「問題集」の歌詞にあるように、人はそれぞれ内容の違った「問題集」を持っているのでしょうね。
そして、今回の演目自体が私たちに対する中島みゆきからの「問題集」だったのかもしれません。
中島みゆき 夜会 「橋の下のアルカディア」  
写真はパンフレットと、11月12日に発売されたNEWアルバム「問題集」と、会場で販売しているキーホルダーです。
アルバム「問題集」には今回の夜会で歌われる楽曲が5曲収録されています。
今回の夜会には、中村中(なかむらあたる)と石田匠(いしだたくみ)がゲスト出演。
キーホルダーには、中村中が演じる猫の「すあま」と、中島みゆきが演じる「占い師・橋元人見」が使っている水晶玉が付いています。

今回のテーマは『捨てる』『捨てられる』。国家の関係、人間関係、親子、ペット、物品、男女の関係・・・何にでも共通するテーマです。
私はいつも捨てられてばかりですけどね・・・・・(*^-^*)

公演は、赤坂ACTシアターで12月16日(火)まで。(休演日あり
19:15開場、20:00開演。
前売りは全てSOLD OUTですが、劇場窓口とチケットぴあ当日券も用意されています。

今日、中島みゆきのNHK紅白歌合戦12年ぶりの出場が決まりました。
NHK連続テレビ小説「マッサン」の主題歌「麦の唄」を歌うんでしょうね。
これをきっかけに、オリコンで5つの年代にわたってシングルチャート1位を獲得して、記録を更新して欲しいものです。
1970年代 わかれうた(1977年)
1980年代 悪女(1981年)
1990年代 空と君のあいだに/ファイト(1994年)
        旅人の歌(1995年)
2000年代 地上の星/ヘッドライト・テールライト(2000年リリース、2003年第1位)
そして、2010年代 麦の歌/泣いてもいいんだよ(2014年)となればいいですね。

因みに、他のアーティストへの提供曲では、すでに5つの年代にわたってオリコンシングルチャート1位を獲得しています。
1970年代 あばよ(研ナオコ・1976年)
1980年代 FU-JI-TSU(工藤静香・1988年)
        MUGO・ん・・・色っぽい(工藤静香・1988年)
        黄砂に吹かれて(工藤静香・1989年)
1990年代 私について(工藤静香・1990年)
        慟哭(工藤静香・1993年)
2000年代 宙船《そらふね》TOKIO・2006年)
2010年代 泣いてもいいんだよ(ももいろクローバーZ・2014年)
です。

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