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河津桜と京浜急行2015年03月03日 23時24分25秒

三浦半島の河津桜が満開です。
河津桜は早咲きで知られ、花の色がソメイヨシノよりも桃色が濃く、花期が約1か月間と長いのが特長です。
京浜急行・久里浜線の三浦海岸駅と三崎口駅の間にある跨線橋から見る満開の河津桜に京急車両の赤が映えます。
この区間は単線になっているので、電車は上りも下りも同じ線路上を走ります。

600形です。
京浜急行電鉄 600形

ステンレス車両とアルミ車両がありますが、こちらはアルミ車両です。
京浜急行電鉄 新1000形

この形の車両は3扉ではなく、2扉です。
全てがクロスシート【車両の長手方向と交差(クロス)する方向に並んで着席する配置の座席】になっているので、通勤用というよりも観光用に適した座席配置だと思います。
京浜急行電鉄 2100形
クロスシートと聞いたので、「全布張りのシートなのか?今じゃ当たり前じゃない?」と思ったのですが、布地の「CLOTH」ではなく、交差の意味の「CROSS」でした。
日本語は難しい!・・・・って、これ一応英語だし! (発音は日本語です)

「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」2100形です。
「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」2100形
京急といえば、赤い電車が定番ですが、青い電車も走っています。
「羽田空港の空」と「三浦半島の海」をイメージした青い車体に、カモメのシンボルマークとロゴの入った「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」です。600形、2100形の2編成で運用されています。

京急では青い「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」の他に、黄色い電車「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」も走らせています。なかなか巡り会うことが出来ないので、「幸せの黄色い電車」と言われています。
私?勿論、見たこともありません。


薀蓄仙人 雲竹斎の今日の薀蓄(うんちく)

あ~~~よく寝たわい。
ちょっと昼寝をしておったら、1年くらい経ってしまったみたいじゃの・・・
初めてワシの名前を見る人もいるかもしれないので、自己紹介じゃ。
ワシは薀蓄仙人。名前は雲竹斎じゃ。本当は「薀蓄斎」と書くのじゃが、字画数が多過ぎて署名をすると紙が墨で真っ黒に潰れてしまうので、今は簡単な「雲竹斎」にしておる。
読み方は「うんちくさい」じゃ。毎日風呂には入っとるので、決してウンチ臭いわけではないぞ。

で、今日の薀蓄じゃが、
600形、1000形という文字を見て「あれっ?」と思った人はおらんかのぉ。
東海道新幹線で聞き慣れた、500系や700系、N700系のように「系」という字を使うんじゃないの?とな。

「系」と「形」の使い分けが分かりやすいのはJRじゃ。
単体で扱われる機関車は「C62形」「EF2200形」のように「形」を使う。一方、電車のように連結して使う車両は「E259系」のように「系」を使うんじゃ。
○○形とは、デザイン・性能などが同じ制御車・付随車・動力車に与えられる番号のことで、○○系とは一連の○○形の車両群のこと、と使い分けておる。
その為、機関車や貨車は「形」、編成された電車は「系」が使われるのが一般的なんじゃ。

例えば、700系の車両編成の場合、博多向き運転台の付いた723形、普通席を備える中間電動車725形、726形、727形を複数連結した後に、グリーン車を備える717形、718形、729形を連ね、その後ろにも普通席の725形、726形、727形を複数連結して最後尾に東京向き運転台の付いた724形を連結するといったような構成になっておるんじゃ。
車両一つひとつは7○○形で、その編成されたものを700系と呼んでおる。

ところが、この「形」と「系」の使い方は特に決められたものではなくて、京急電鉄・小田急電鉄・京成電鉄・西日本鉄道などは電車でも「形」を使っておるのじゃ。
JRでは「形」を「ケイ」とは読まないで「カタ」「ガタ」と読むそうじゃ。音で聞いた時に「系(ケイ)」と混同しない為じゃな。

因みに「○○型」という文字は「刑」という字が入っているので使わないそうじゃ。
鉄道関係の会社では縁起の悪い言葉はなるべく使わない様にしておるようじゃの。
その代表例が「○○旅客鉄道株式会社」じゃ。JRの事じゃの。
四国旅客鉄道(JR四国)以外は会社名のロゴで、鉄道の鉄を「金失」ではなく「金矢」と書いておる。「金失」では金を失うことになるからのぉ。
「矢」には「目的地に向かって一直線に飛ぶ」というイメージがあり、スピードを連想させるそうじゃ。

鉄を旧漢字の「鐵」にしている会社もあるんじゃ。
関東地方で有名なところでは、千葉県の「小湊鐵道」、群馬県の「わたらせ渓谷鐵道」などじゃな。

ワシも鉄道の旅にでも行ってみたくなったのぉ・・・
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