目黒川の桜 Vol.1 ― 2015年04月01日 11時49分14秒
東京の桜の名所では毎年上位にランクインする目黒川は、北沢川と烏山川が合流する世田谷区から目黒区を通り、品川区の天王洲アイル付近で東京湾に注ぐ約8kmの河川です。
川というよりも、ちょっと大きめの用水路のような小さな川です。
東急田園都市線・池尻大橋駅とJRなどの目黒駅近くまでを結ぶ約3.8kmの川沿いに約800本のソメイヨシノが咲き競っています。
目黒駅はJR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線が利用できます。
約3.8kmに亘る桜並木のほぼ中間点に東急田園都市線と東京メトロ日比谷線の中目黒駅がありますので、こちらを利用する方も多いようです。
車の場合、専用駐車場はありません。
桜の名所になっていますが、川の両岸に宴会をするような場所は無いので「お花見」の喧騒はなく、穏やかに桜並木を散策出来ます。
昨日3月31日は、満開の桜を見るお年寄りの団体が多く、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街を歩いているような雰囲気でした。
中目黒駅より上流は川幅が狭く、左右の川岸からはり出した桜がアーチ状に目黒川をおおいます。
中目黒駅より下流は川幅も少し広くなり、ゆったり流れる目黒川の両岸に桜のパノラマを見ることが出来ます。
目黒雅叙園前では枝垂れ桜が川面に向かって垂れ下がっていました。
満開の桜もそろそろ散り始め、強い風にのった桜吹雪が観光客を包み込みます。
夜はライトアップされ、お花見クルーズの船も昼夜運行されています。
写真を撮りすぎて整理が間に合いません。Vol.2 では川面を流れる桜の花びらの写真をUPします。
目黒川の桜 Vol.2 ― 2015年04月02日 10時55分07秒
一昨日、3月31日の目黒川の桜の写真 Vol.2です。 Vol.1はこちら。
満開の桜が散り始め、風に乗った花びらが川面(かわも)に桜吹雪を降らせています。
陽の光に輝く水面(みなも)に、淡いピンク色の花びらが降り注ぎます。
水の流れに身を任せるようにピンクの小さな船が下流へ下流へと流れていきます。
淀みに重なり合って身を寄せる花びらの横を、先を争うように花びらたちが走り抜けていきました。
川の流れが緩やかになって、一休みする花びらたちが墨絵のような文様を創り出してくれます。
春の風 散ってなお咲く 花筏
レモンジーナ発売日翌日に出荷停止 ― 2015年04月03日 10時59分47秒
3月31日に新発売されたレモンジーナ。
発売日翌日の4月1日に出荷停止になってしまいました。
2日間で想定の2倍以上売れたので安定供給の為に4月下旬まで出荷を停止するということですが、近くのイオン系ミニスーパー「まいばすけっと」では店頭や飲料コーナーに山と積まれていました。
1本89円。しかも税込価格です。安い!
1ヶ月近く手に入らないと思うと買いたくなるのが人情です。
取り敢えず4本買ってきました。えっ、写真はどうして3本なのかって?
1本は今飲んでいるからです。
美味しい!
千重(せんえ)咲きの椿 ― 2015年04月04日 18時01分20秒
六本木ヒルズに「クリスタル花火」咲く ― 2015年04月06日 22時44分17秒
これは、スマートフォンから専用ページにアクセスして、9種類の中から好みの花火を選んでその場で打ち上げることができるというものです。
毛利庭園の池に出現した、直径約5メートル×高さ約8メートルのLEDで覆われた円柱に自分の選んだ花火が打ちあがります。
写真左のアート作品は、フランス出身のアーティスト、ジャン=ミシェル・オトニエル氏の《Kin no Kokoro》です。
今なら幻想的な桜のライトアップとクリスタル花火の競演を楽しむことが出来ます。
期間 : 3月27日〜5月6日(水・休)
時間 : 17:30~23:00(4月中旬、桜のライトアップ終了後は18時~)
場所 : 六本木ヒルズ 毛利庭園
時間 : 17:30~23:00(4月中旬、桜のライトアップ終了後は18時~)
場所 : 六本木ヒルズ 毛利庭園
菜の花・チューリップ・雪柳・・・桜と競演!昭和記念公園 ― 2015年04月07日 17時36分37秒
国営昭和記念公園のソメイヨシノは4日(土)に満開を迎え、今でも見頃を保っています。
今日・明日の雨が花散らしの雨になってしまうかもしれませんが、完全に花びらを落としてしまうことは無いようです。
写真は全て昨日6日に撮影したものです。
「ふれあい橋」は園内一の桜の眺望名所になっています。
赤っぽく写っているのは「陽光」という桜ですが、早咲きで花びらは殆ど落ちてしまっています。
ソメイヨシノは満開です。
園内にはサイクリングコースがあり、持ち込みで走るのは勿論、レンタサイクルも充実しています。
「みんなの原っぱ東花畑」には菜の花が咲き始め、桜の木を取り囲むように一面の菜の花畑が広がります。
植えられている菜の花は約20万株です。
まだまだ蕾が残っている木もありました。
昭和記念公園のソメイヨシノは地面に触れるように低く花を咲かせるので、桜の花を目の前にしながら花見の宴を楽しむことが出来ます。
舞い降る桜の花びらを捉えようと、子供たちはお弁当どころではありません。
草地の緑色がオセロゲームのように淡いピンク色に染め替えられていきます。
「渓流広場」付近です。
渓流広場には130品種、22万球のチューリップが植えられていて、徐々に花を咲かせてきています。
「もみじ橋」近くの斜面に咲く雪柳に、ソメイヨシノが覆いかぶさるように咲いています。
「原っぱ西花畑」では約30万本のアイスランドポピーが黄色、オレンジ、ピンク、白など、カラフルな花を咲かせ始めました。
大島桜(オオシマザクラ) ― 2015年04月08日 11時52分41秒
今日は寒の戻り。真冬並みの寒さで、都心でも雪が降りました。
新橋駅前のお天気カメラは地上200mの高さにあり、お天気カメラでは雪が舞っているのですが、地上では雨になっているという、微妙な現象も起きています。
月曜日の夜からぐずついた天気が続いていて、雨に濡れると融けてしまう私は外に出る気が失せてしまっています。
そこで、月曜日(4月6日)午前中に撮った大島桜(オオシマザクラ)の写真です。
大島桜は私の好きな桜の一つです。
大島桜は潮風など環境耐性に強く、接ぎ木の台木として多くの園芸品種を生み出しています。ソメイヨシノも大島桜とエドヒガン系との交配種です。
咲き始めと散り始めでは色を変える艶やかさ、果実は食用としても利用出来、葉は桜餅に、樹皮は漢方薬や茶筒などの工芸品に、幹は建材・家具材料や浮世絵の版木としても利用されるなど、華やかで元気な万能選手的な性質は、まるで桜界の大島優子や~。
花びらが散り始めるころには花の中心部分が赤くなってきますが、咲き始めからしばらくは中心が淡緑色をしています。(萼の色が緑色から紅色に変わっていきます)
その為、満開の頃に遠目に見ると僅かに緑色を帯びた白色に見え、ピンク系の他の桜の中で特に目立った存在になります。(下の写真は3月31日に撮影)
大島桜の葉は丸みを帯びた楕円形をしていて、桜餅を包み込むのに適した形をしています。
葉に産毛が無く、桜餅の特徴的な天然香気成分の「クマリン」を多く含む事も桜餅に大島桜の葉が使われる理由になっています。「クマリン」です。「クマモン」ではありません。
初夏になると1cm位の大きさの実を付けます。写真は5月末に撮影したものです。
赤く熟して美味しそうに見えますが、渋みが強くてとても食べられませんでした。
黒紫色になるまで熟すと甘みが増してきます。真っ黒に見えるくらいまでになれば、かなり甘くなってそのまま食べることが出来ます。それでも生食用として市場に出るまでには至らず、ホワイトリカーに漬けてサクランボ(?)酒にしたり、ジャムにして食べる人が多いようです。
両陛下パラオ訪問 巡視船に宿泊 ― 2015年04月09日 14時04分37秒
昭和天皇による玉音放送があった1945年8月15日から70年の節目にあたる今年、天皇・皇后両陛下によるパラオ訪問が実現しました。
戦前、約30年にわたり日本が統治し、太平洋戦争で激戦地となったパラオのペリリュー島では、日本軍約1万人、米軍約1700人の戦死者を出してしまいました。
昨日8日のパラオへの出発に先立つお言葉で、天皇陛下は次のように述べておられます。(抜粋)
「本年は戦後70年にあたります。先の戦争では、太平洋の各地においても激しい戦闘が行われ、数知れぬ人命が失われました。祖国を守るべく戦地に赴き、帰らぬ身となった人々のことが深く偲ばれます。」
「太平洋に浮かぶ美しい島々で、この様な悲しい歴史があったことを私どもは決して忘れてはならないと思います。
この度のパラオ共和国訪問が、両国間にこれまで築かれてきた友好協力関係の、更なろ発展に寄与することを念願しています。私どもは、この機会に、この地域で亡くなった日米の死者を追悼するとともに、パラオの国の人々が、厳しい戦禍を体験したにもかかわらず、戦後に、慰霊碑や墓地の清掃、遺骨の収集などに尽力されてきたことに対し、大統領閣下始めパラオ国民に、心から謝意を表したいと思っております。」
天皇・皇后両陛下は8日到着後の歓迎式典に臨み、夜は同国主催の歓迎晩餐会に出席されました。
今日9日はペリリュー島に渡り、日本とアメリカの慰霊碑を訪問されています。
今回のパラオ訪問で天皇・皇后両陛下が宿泊されたのは海上保安庁の巡視船「あきつしま」です。
(写真は横浜海上保安部に接岸しようとする「あきつしま」)
「あきつしま」は第三管区海上保安本部の横浜海上保安部に所属する世界最大級の巡視船で、沖縄・尖閣諸島の警備や中国漁船によるサンゴ密漁の取り締まりといった任務を担っています。
ペリリュー島は小さな島で、一行を乗せた旅客機が着陸できる飛行場が無く、船でも片道1時間以上かかります。80歳を超える両陛下への負担や安全面での問題から、「あきつしま」に2機搭載されている最大21人乗りのヘリコプターを利用してペリリュー島へ渡るという策がとられました。
両陛下は船長室に宿泊されましたが、旅行用の客船ではないので、決して快適とは言えない状況であったことは想像に難くないことです。
無事帰国されることを願います。
昭和記念公園の枝垂れ桜 ― 2015年04月10日 11時37分10秒
立川にある国営昭和記念公園のソメイヨシノは都心よりも開花が遅いのですが、そろそろ見頃も過ぎてしまいました。
代わりに見頃を迎えているのが「八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)」です。
園内の、ゆめ広場、花木園、さくら橋北側、渓流広場下流、日本庭園などでピンク色の優雅な姿を披露しています。
ソメイヨシノと比べると、かなりピンク色の濃い八重咲きの桜です。
「仙台枝垂(センダイシダレ)」はかなり花が散ってしまいました。
桜ではありませんが、「枝垂桃(シダレモモ)」の清楚な花が人目をひいています。
国営昭和記念公園では、5月24日(日)まで「フラワーフェスティバル」を開催中です。
明後日12日(日曜日)と29日(水・祝)、5月5日(火・祝)は入園料が無料になります。
東京地方は12日は晴れるようですので、近くの方は是非お出かけください。
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