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帆船日本丸が公開30周年!2015年04月29日 23時59分59秒

横浜みなとみらいに浮体展示されている帆船日本丸が公開30周年を迎え、それを記念して4月29日に登檣礼、総帆展帆、満船飾が行われました。

展示されているドックの周辺は見物客でいっぱいです。
桜木町駅前とランドマークタワーを結ぶ、動く歩道のある連絡通路にも鈴なりに人が集まりました。
帆船 日本丸

帆船において最高の礼とされる登檣礼(とうしょうれい)も実施され、「30周年おめでとう」の大きな声がみなとみらい地区に響きわたります。
帆船日本丸の登檣礼

総帆展帆(そうはんてんぱん)。
登檣礼の後、ボランティアの人たちなどが約1時間かけて日本丸の29枚ある全ての帆を広げます。
帆船 日本丸

帆船 日本丸
この日を記念して、29枚全ての帆が13年ぶりに新しくなりました。
帆船 日本丸

満船飾(まんせんしょく)は、船でお祝いのときに国際信号旗(船の通信に使用する旗)を掲揚することをいいます。日本丸では、船首から各マストの頂きを経て船尾まで、国際信号旗を綴っています。

午前中は曇っていた空も午後には公開30周年を祝うかのように青空を取り戻し、射しこむ太陽の光に真新しい帆が輝いています。
帆船 日本丸

雲竹斎の今日の薀蓄(うんちく)

久し振りじゃのう。薀蓄仙人、雲竹斎じゃ。
ワシも最近は眠ってばかりで、なかなか出番が無いのう。

練習帆船(初代)日本丸は、1930年(昭和5年)1月27日に進水した大型練習帆船じゃ。
その美しい姿から、「太平洋の白鳥」や「海の貴婦人」などと呼ばれておった。
1984年(昭和59年)9月に引退し、航海練習船としての役割は同年に就航した日本丸II世が引き継いでおる。
その後、横浜市の所有となり、1985年4月から横浜市のみなとみらい21地区で展示・公開が開始されたんじゃ。
2015年の今年は展示30周年にあたるんじゃな。

日本丸が展示されておる「日本丸メモリアルパーク」は1985年にに開園した港湾緑地(公園)じゃ。
日本丸が展示されているドックの他に、2009年(平成21年)4月24日にオープンした「横浜みなと博物館」が併設されておる。

浮体展示されているドックは、「旧横浜船渠株式会社第一号船渠」の名称で国の重要文化財に指定されておる。
現在、総長204m、上幅39m、渠底幅23m、渠内深さ11mのドックは、横浜船渠会社が船の修繕用に建設したものじゃ。1898(明治31)年12月に竣工しておる。
横浜船渠会社は、1935(昭和10)年に三菱重工株式会社と合併し、三菱重工業横浜船渠(後、同横浜造船所)として現在山下公園に係留されている氷川丸など多くの船の造船・修繕などを行なってきた会社なんじゃ。

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