生田緑地・菖蒲園 ― 2016年05月31日 16時24分41秒
川崎市にある生田緑地の菖蒲園が見頃になってきました。
日本には約2,000種の花菖蒲(ハナショウブ)が存在するといわれますが、生田緑地に植栽されているハナショウブの正確な品種名は分からないそうです。
菖蒲園には紫、薄紫、白、黄色などのハナショウブが花の美しさを競い合っています。
前日(5月30日)雨が降ったので、花びらや葉の上に、たくさんの水滴が残っています。
黄色いハナショウブはキショウブという西アジアからヨーロッパ原産の帰化植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化しているということです。
環境省では「日本でも水辺の在来種と競合・駆逐のおそれがある」としてキショウブを要注意外来生物と位置付けています。
水面に映るハナショウブです。
澄んだ水はハナショウブに付き物のように思われますが、水が好きなカキツバタと違い、ハナショウブは水に浸かったままでいると根が腐ってしまいます。
その為、菖蒲園に水が引かれるのは年間を通してほんのわずかな期間だけだという事です。
菖蒲園の脇で、イロハモミジが新緑の輝きを放っていました。
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