目黒雅叙園「和のあかり×百段階段 2016」 Vol.1 ― 2016年07月19日 23時00分00秒
目黒雅叙園で、「アートイルミネーション『和のあかり×百段階段 』展2016」が開催されています。

百段階段というのは通称で、1935年(昭和10年)に建てられ目黒雅叙園3号館といわれた、雅叙園で唯一現存する木造建造物です。
百段階段の途中には豪華絢爛な装飾の7つの部屋があります。下から「十畝(じっぽ)の間」、「漁樵(ぎょしょう)の間」、「草丘(そうきゅう)の間」、「静水(せいすい)の間」、「星光(せいこう)の間」、「清方(きよかた)の間」、「頂上(ちょうじょう)の間」といいます。
この7つの部屋をフルに使って、日本各地から集まった「祭り」「アート」「職人」「伝統芸能」の4つのカテゴリーを中心に、「日本のあかり」と「日本の色彩」をテーマにした展覧会になっています。
会場入り口には山口県柳井市の「柳井金魚ちょうちん祭り」の金魚ちょうちんが展示されています。
その中央にある水槽は、東京スカイツリーに隣接するすみだ水族館プロデュースによる癒しの作品「竜宮城のアクアリウム」です。
「柳井金魚ちょうちん祭り」は、今年は7月30日、8月6日、8月13日(全て土曜日)に開催されます。
会場に入ると福井県の「越前和紙」で創られた作品が展示されています。
会場内外にも「越前和紙 福のあかり」と称して、越前和紙で作られた作品が飾られています。
筒井時正玩具花火製造所(福岡県みやま市)製造の「線香花火」です。
いよいよ百段階段に向かいます。
百段階段と7つの部屋は、天井、壁面、ガラス窓にいたるまで贅を凝らし、昭和初期における芸術家達の求めた美と、大工の高度な伝統技術が融合した素晴らしい装飾で飾られています。
階段の照明にも趣があります。
壁面にもこのような作品が飾られています。山川英夫「影向の松」。組子細工で創られています。
百段階段と言いますが、実際には99段です。親切なことに1から99まで番号が振られているので、いちいち数えなくてもすぐに分かります。
百段階段と言うのにどうして99段なのか?
書くのが面倒なので、館内の案内板の写真を載せておきます。読みにくいですけど、興味があったら読んでみてください。
開催会場:目黒雅叙園・百段階段
開催期間:2016年7月1日(金)~2016年8月28日(日)
鑑賞時間:【日曜日~木曜日】10:00~18:00(最終入館17:30)
鑑賞時間:【日曜日~木曜日】10:00~18:00(最終入館17:30)
【金曜日・土曜日】10:00~19:00(最終入館18:30)
入場料金:一般1,200円、学生600円、小学生以下無料 ※全て1名料金(税込)
入場料金:一般1,200円、学生600円、小学生以下無料 ※全て1名料金(税込)
次回は一番下の「十畝の間(じっぽのま)」から見ていきます。
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