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バベルの塔2017年05月02日 18時41分58秒

『全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。東の方から移動した人々は、シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとしてお下りになり、そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。主はそこから全ての地に人を散らされたので、彼らは街づくりを取りやめた。その為に、この街はバベルと名付けられた。主がそこで、全地の言葉を混乱(バラル)し、そこから人を全地に散らされたからである。   「創世記」11章1-9節」 』
(ウィキペディア「バベルの塔 聖書の記述」より引用・一部加筆)

旧約聖書に書かれている「バベルの塔」の物語は、人間の高慢と神の戒めの物語であると同時に、なぜ世界にたくさんの言語が存在するのかという、世界の成り立ちを説明する物語とも考えられています。

この「バベルの塔」の物語については多くの画家たちによって様々なシーンの絵画が描かれていますが、中でも有名なピーテル・ブリューゲル1世による「バベルの塔」(1568年頃)が24年ぶりの来日となりました。

上野の東京都美術館で7月2日(日)まで公開されています。
「バベルの塔」展

「バベルの塔」展
『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて- (Collection of Museum Boijmans Van BeuningenBruegel's “The Tower of Babel” and Great 16th Century Masters)』という長ったらしい展覧会名ですが、わざわざボイマンス美術館所蔵と謳っているのは、ブリューゲルの「バベルの塔」は現存するもので2作品あり、この作品より5年位前に描かれた「バベルの塔」がウイーン美術史美術館に所蔵されているからだと思います。

副題に「16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えてー」とありますが、本展ではブリューゲルのみならず、彼が手本とした先駆者ヒエロニムス・ボスに関しての展示も多く、同時代の16世紀ネーデルラントの絵画、版画、彫刻なども含めて、約90点の作品で構成しています。
「バベルの塔」展
「バベルの塔」は縦60cm、横75cm程で、特に大きい作品ではないのですが、描かれた塔の存在感や細部の表現は素晴らしく、近づいて見ても肉眼では判別できないくらい精細に描かれています。この小さな絵の中に約1,400人の人物が描き込まれているといいます。

東京芸術大学による拡大複製画(縦162cm、横201cm)が同じ部屋に展示されていますので、それを見れば細かい部分がよく分かると思います。

絵の中では人間はゴマ粒ほどの大きさに描かれています。この人間の身長を170cmと想定すると、描かれた塔の地面から上層部までの高さは510m程になるということです。
でも、私がチビッ子だからそう思うのかもしれませんが、いくらヨーロッパの人とはいえ500年以上前の人です。その頃でも男性平均身長170cmもあったのでしょうか??
会場出口にこんなパネルがありました。

開催会場:東京都美術館 企画展示室
開催期間:2017年4月18日(火)~7月2日 (日)
休室日:月曜日
開室時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
入場料金:一般1,600円 大学・専門学校生1,300円 高校生800円 65歳以上1,000円 
       中学生以下無料 その他各種割引有り。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

同展は7月18日(火)~10月15日(日)に大阪市北区の国立国際美術館でも開催されます。 

東京都美術館から徒歩3分位の所にある東京芸術大学Arts & Science LAB.で関連企画「Study of BABEL」が公開されています。
会場では3メートル超の大きさで立体化された「バベルの塔」やプロジェクションマッピング、ipadによる顔合成など、芸術と科学技術の融合による新しい芸術表現が体感できます。
展示数が少ないので「ショボっ!」と思うかもしれませんが、足を運ぶ価値はあると思います。
入場無料ですし・・・。 開室時間は「バベルの塔」展に準じます。