箱根ガラスの森美術館 ― 2017年07月06日 13時50分26秒
6月29日(木)にテレビ朝日の「グッドモーニング」(平日朝4:55~8:00)で箱根ガラスの森美術館を紹介していたので、行ってみました。
チケット売り場の手前から、クリスタルロードという小径でクリスタルの木々が迎えてくれます。
箱根ガラスの森美術館には約70品種、約4500株のアジサイが植えられています。
これらのアジサイは例年6月中旬から7月下旬まで楽しめるということです。
庭園などでは、クリスタルのアジサイが太陽の光を浴びて輝きを放っています。
オルテンシア(Ortensia=イタリア語でアジサイ)と名付けられたクリスタルオブジェは、赤や青、ピンク、グリーンなど6色のクリスタルガラスを約14,000粒使用しています。
クリスタルガラスの直径は約1.4㎝あり、葉は本物のアジサイの葉です。
これらのクリスタルの花は本物のアジサイの花に交じって、見事な調和を見せています。
ピンクのアジサイがあまりにも綺麗で汚れや虫食いなどが全く見られないので、造花じゃないかと思い触って確かめてみました。本物です。
ジューンブライドという名のアジサイです。
箱根ガラスの森美術館は自然を生かした庭園になっています。
クリスタルガラスに囲まれた光の回廊「コッリドイヨ」を渡ると、ヴェネチアン・グラス美術館と現代ガラス美術館があります。
この美術館は中世ヨーロッパ貴族が熱狂したヴェネチアン・グラスの名品約100点を展示する美術館です。
「ヴェネチアン・グラス美術館」の貴族の館をイメージした建物には、豪華なシャンデリアが飾られ、ヴェネチア・ドゥカーレ宮殿の天井画などが再現されています。
館内では、11月26日(日)まで「ヴェネチアングラス 二千年の旅展」が開催されています。
「耳付二連瓶」 3~4世紀 出土地:パレスチナ地方 宙吹き 熔着装飾
吹きガラス手法による作品。発掘されるまでに土中の成分と化学変化をおこし、表面に「銀化現象」と呼ばれる虹色や玉虫色の輝きを見せています。「二千年の旅」を物語る貴重な逸品です。
「現代ガラス美術館」では、19世紀後半に再び復活し、新しい生命を吹き込まれた斬新な現代ヴェネチアン・グラスを紹介しています。
リヴィオ・セグーゾ(Livio Seguso)作 「ソスペンシオーネ」 1980年
3枚のガラスがバランスよく1本のワイヤー(画面左上)で吊され、空中に浮かんでいるかような作品。気泡を含んだ3つのガラスに前後から羽のようなガラスを掛けることで、周りの曲線が重なり合い、空間の広がりを見せています。
デイル・チフーリ(Dale Chihuly)展も開催されています。
デイル・チフーリ(1941年~)は、1992年にアメリカ合衆国人間国宝に認定されています。
箱根ガラスの森美術館は緑に囲まれた庭園美術館で、早川の流れを聞きながら散策することが出来ます。
美術館の庭園から階段を下に降りていくと、Fontana(フォンターナ=イタリア語で噴水)という作品が見えてきます。
高さ7.5m、全高88.5m、全幅3mの噴水は、湧きあがる噴水を約45,000粒のクリスタルガラスでイメージしています。
そのすぐ横には「誓いの鐘」という鐘があり、足元に書かれた標高は634mになっていました。
東京スカイツリーと一緒じゃん。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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