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レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル2017年12月26日 10時57分14秒

そんなところによじ登っていたら危ないよ!! と、思わず声をかけてしまいそうなこの光景。
建物のファサードによじ登ったりぶら下がったりしている人達。ファサードじゃなくてハザードじゃないか!
実は、壁面によじ登っているのは「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」の観賞者たちです。
「建物」というこの作品は、人々が重力に逆らって、各々の好きなポーズで建物のファサードにぶら下がったり、立ったりしている様子を楽しめる参加型の大型インスタレーションです。
床面に設置されたファサードに対して、約45度の傾きで大きな鏡面が設置されていて、人々はそのファサードの上で、鏡を見ながら思い思いのポーズをとって楽しむことが出来ます。
下の写真下側が床面のファサードで、垂直に見えるのは鏡に映った像です。
「建物のファサードは地面に垂直に立っているはずだ」という私たちの既成概念がこのような錯覚を起こさせます。
それにしても、皆さんポーズをとるのが上手ですね。リアルです。今の人たちは「インスタ馴れ」しているんでしょうね。
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
※ファサード(façade フランス語)とは、建物の道路などに面した重要な面(通常は正面)のことです。

「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」は、六本木ヒルズの森美術館で2018年4月1日(日)まで開催されています。
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

「反射する港」という作品です。舟が水に浮かぶようにゆらゆら揺れていますが、実は水は無く、水に反射したように見える部分も船と同じ素材で作られたものです。
ボートの揺れをコンピューターで計算し、再現しています。
私たちは「ボートは水に浮いているものだ」という固定観念を持って物事を見てしまうため、ボートが水に浮かんで揺れているように見えてしまいます。
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

「雲」という作品です。12枚のガラスのレイヤー1枚1枚に白色のセラミックインクで描き、フランス、ドイツ、イギリスのブリテン島、日本といった国や島の形をした「雲」を表現しています。
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

「試着室」という作品です。一見普通の試着室のようですが、作品の中に入ると、試着室が無限に続きます。鏡かと思えば鏡でなく通路になっていたり、通路かと思って進もうとすると、突然目の前に自分がいたりと、「試着室」の迷路になっています。
自分はどっちへ進めばいいんだろう?ここへ足を踏み入れてもいいんだろうか?正に人生の迷宮を感じさせる体験型インスタレーションです。
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

本展では鏡やガラスを使って既成概念とのギャップで錯覚を起こさせる作品が多いのですが、これは「教室」という作品です。
廃校となり、廃墟化した学校の教室が舞台となっています。手前の部屋に入った鑑賞者の姿はガラスに映り込み、私たちは、廃墟化した教室の中にまるで過去の亡霊のように現れます。
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
東京ディズニーランドのホーンテッドマンションみたいですね。

以下、森美術館公式サイトより抜粋引用
『 レアンドロ・エルリッヒは、国際的に活躍するアルゼンチン出身の現代アーティストです。
大型のインスタレーションから映像まで、エルリッヒの作品は視覚的な錯覚や音の効果を用いて、わたしたちの常識に揺さぶりをかけます。
自分が見ていることは果たして現実なのか、という疑いを抱くとともに、いかに無意識のうちに習慣にとらわれて物事を見ているか、という事実に気付くのです。
新作を含む44点の作品を紹介し、その8割が日本初公開となります。作品を通してわたしたちは、見るという行為の曖昧さを自覚し、惰性や習慣、既成概念や常識などを取り払い、曇りのない目で物事を「見る」ことで、新しい世界が立ち現われてくることを、身をもって体験することになるでしょう。』

開催場所:森美術館六本木ヒルズ 森タワー53階 )
開催期間:2017/11/18(土) ~ 2018/4/1(日)
開館時間:10:00~22:00(最終入館 21:30) ※火曜日のみ、17:00まで(最終入館 16:30)
入場料金:一般:1,800円、学生(高校・大学生):1,200円、子供(4歳~中学生):600円、シニア(65歳以上):1,500円
※このチケットで52階の展望台「東京シティビュー」にも入場出来ます。
※2017年12月26日(火)~2018年1月8日(月・祝) の間に、森美術館又は東京シティビューに入場された方は、この期間に限り当日入館券を提示すれば、森アーツセンターギャラリーで開催中の「THEドラえもん展 TOKYO 2017」が当日通常料金から200円引きになります。
また、「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」の当日入館券を提示すれば東京シティビュー、森美術館が当日通常料金から200円引きとなります。
(割引の併用は不可。当日入館券1枚につき1名1回のみ有効。)




最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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去年の流行語大賞・年間大賞は?※答えは「インスタ映え・忖度」

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