ウツギと名の付く花 ― 2018年05月10日 18時14分22秒
♪ 卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
「夏は来ぬ」という歌に出てくる「卯(う)の花」というのは「ウツギ」のこと。
初夏に咲く白い花が可憐な、ミズキ目、アジサイ科、ウツギ属の落葉低木です。
この○○ウツギという名の付けられた植物が、都立神代植物公園の植物多様性センターで花を咲かせていました。
「バイカウツギ」
「マルバウツギ」
「ハコネウツギ」
「コゴメウツギ」
皆、「○○ウツギ」という名がついていますが、これらの植物には「ウツギ属」ではない物もあります。
「マルバウツギ」はミズキ目、アジサイ科、ウツギ属で、ウツギ属の一品種ですが、
「バイカウツギ」は、ミズキ目、アジサイ科、バイカウツギ属、
「ハコネウツギ」はマツムシソウ目、スイカズラ科、タニウツギ属、
「コゴメウツギ」は、バラ目、バラ科、コゴメウツギ属です。
アジサイ科、スイカズラ科、バラ科など、目や科は違っても、皆、○○ウツギ属という属名が付いています。
「ウツギ」は漢字で「空木」と書き、茎が中空であることからの命名だとされています。
これらの木は、皆、茎が中空になっているから「○○ウツギ」なんでしょうか?
茎を折るわけにはいかないので、確認はできませんが・・・
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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