中村孝明の一期一味懐石 ― 2018年12月20日 18時43分11秒
横浜高島屋8階に入っている「中村孝明YOKOHAMA」に行ってみました。
なだ万ホテルニューオータニ店の料理長を務めた経験もあり、フジテレビ「料理の鉄人」の「和の鉄人」として有名になった中村孝明のお店です。
いただいた料理は「師走 一期一味懐石」。価格は8,640円(税込)と、その内容から考えるとリーズナブルです。
『先附』
「蕪のすり流し」
雲子(”うんこ”ではなく、”くもこ”と読みます。鱈の白子です)、下仁田葱、軸三つ葉、柚子が入っています。
『前菜』
上は「芹の胡麻浸し」
竹の器に入っているのは左から「柚子カステラ」「子持ち鮎甘露煮」合鴨ロース」「金柑蜜煮」「サーモン椿寿司」
右下は「鮟肝(あんきも)豆腐」です。
『碗盛り』
「蟹真丈」
蟹真丈(かにしんじょう)の上に京人参、軸菜、柚子が、薄氷大根に透けて見えます。
『造里』
天然鰤(ぶり)、本鮪(まぐろ)、烏賊(いか)です。山葵と造り醤油でいただきます。
鮪の赤身ってこんなにコクがあって美味しいものだったんだ・・・。
お刺身なので生ビールから日本酒に変更しました。「獺祭(だっさい)純米大吟醸 磨き50」。最高の酒米といわれる山田錦を50%まで磨いて醸した純米大吟醸です。4合瓶で、価格は4,968円(税込)です。
因みに、生ビールはキリン一番搾りで300mlのグラスが756円でした。飲み物はちょっと高めです。
日本酒をワインのように氷で冷やすなんて、ダッサイなんて言わないでくださいね。+3の辛口ですが、冷すことでさらに甘みが抑えられて、すっきり美味しく感じられます。
器は全て「錫(すず)」で作られています。
錫は熱伝導率が高いので、陶器の1.8倍の速さで熱を伝え、50倍の速さで器全体に伝えるといいます。見た目にも涼(すず)やかで、お酒が更に美味しくなります。
『合肴』
「フォアグラ茶碗蒸し」
人参と鱶鰭(フカヒレ)餡掛けになっています。
鱶鰭の餡しか見えないのですが、中にはフォアグラの茶碗蒸しがたっぷりと入っていました。
鱶鰭餡とフォアグラの濃厚な味を茶碗蒸しの玉子がまろやかにして、絶妙なバランスを保っています。これは本当に美味しい!
『焼物』
「伊勢海老のポワレ 孝明風チーズ味噌掛け」
伊勢海老はお箸でも食べやすいサイズにカットしてくれています。
海老の身は、カットした状態でポワレ(蒸し焼き)になっています。
『焼物』は、「熟成牛サーロインステーキ(60g)」を選ぶことも出来ます。
A4等級の黒毛和牛から、優良な肉質の牛肉を厳選して熟成させているということです。
『止肴』
「トマトマリネ」
玉葱とパセリがトッピングしてあります。 トマトが甘~~い! 黒酢ドレッシングが美味しいので全部飲んでしまいました。
『食事』
「鯛飯」と「雷蔵蕎麦」から選べますが、「鯛飯」にしました。赤出汁と香の物がついています。
『デザート』は、「オレンジショコラのムース」でした。
ラズベリーとブラックベリーがトッピングされて、苺が添えてありました。
オレンジショコラムースの甘さとベリー類の甘酸っぱさがちょうど良くマッチングしています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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