神代植物公園の紅梅 ― 2019年02月13日 10時43分30秒
都立神代植物公園の「うめ園」には、古くから伝わる品種を中心に約70品種、170本の梅が植えられています。
2019年2月5日(火)から3月3日(日)までは「梅まつり」が開催され、講演会やガイドツアーなど江戸園芸文化としての「梅」にちなんだ様々な内容の催しを楽しむことが出来ます。
梅の品種は近縁のアンズやスモモと複雑に交雑していて、500以上の品種があるといわれています。花梅については諸説の分類がありますが、野梅系、緋梅系、豊後系と大きく3系統に分類する場合が多いようです。
その中でも野梅系は野梅性(しょう)、紅筆性、難波性、青軸性、緋梅系は紅梅性、緋梅性、唐梅性、豊後系は豊後性、杏性などに分類されます。
その他にも色々な分類の仕方があるようですが。
今回は神代植物公園で今咲いている花の中から、一般的に「紅梅」といわれる赤やピンクの花を紹介します。
紅鶴(べにづる)
緋梅系・緋梅性の、淡紅色をした一重咲きの大輪です。
雛曇り(ひなぐもり)
緋梅系・緋梅性で、薄紅中輪の一重咲きです。
緋の司(ひのつかさ)
緋梅系・紅梅性の、濃い桃色をした八重咲きの中輪です。
未開紅(みかいこう)
豊後系・豊後性(ぶんごしょう)で、淡紅色をした八重咲きの中輪です。
森の関(もりのせき)
緋梅系・緋梅性の、淡紅色で底紅の一重咲きの中輪です。
唐梅(とうばい)
緋梅系・唐梅性に分類される、淡紅色で八重咲きが美しい中輪の花です。一重咲きのものもあります。
同じ漢字で「唐梅」と書いて「からうめ」と読むと、蝋梅(ロウバイ)の別名になります。読み方で意味が違ってくるなんて、ちょっと狼狽します。
下の写真がロウバイです。素芯蝋梅(ソシンロウバイ)という種類です。
八重寒紅(やえかんこう)
野梅系・野梅性の早咲き品種です。花は紅色で中輪の八重咲きです。
八重松島(やえまつしま)
野梅系・野梅性の、淡い紅色をした八重咲きの中大輪です。
大盃(おおさかずき)
緋梅系・紅梅性で一重咲きの大輪です。艶のある明るい紅色をしています。
大輪で盃のように咲くのでこの名前がついたんでしょうか?大酒飲みには嬉しいネーミングです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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