横浜市消防局の消防艇「まもり」 ― 2019年05月16日 11時38分42秒
横浜市消防局は消防艇を2艇所有しています(2019年5月現在)。昨日UPした「よこはま」と「まもり」です。
「まもり」は「よこはま」よりも小型で、総トン数66トン、全長28.95メートルです。
下の写真から分かるように、マストを後方に倒せる起倒式マストを採用していて、水面上3メートルの橋桁下も航行出来るうえ、マストを立てた状態では航海灯類を規定の高さに装備することが出来ます。
放水砲は、操舵室側部に毎分15,000リットル、最大放水射程120メートルを2基、船首甲板部に毎分5,000リットルを2基装備しています。
消火剤として、泡原液を約13,500リットル(6,750リットル×2)、油処理剤を1,000リットル搭載できます。
消防艇は強力なポンプで取り込んだ水を船の高い位置に取り付けられた放水銃から放水することで消火活動を行なうのですが、タンカーなど石油火災の場合は海水に消火剤を混合して使用します。
「まもり」は、陸上の消防車に消火用水を供給する為の送水口も、65mm径のものを6基装備しています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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