毛利庭園イルミネーション(Mohri Garden Illumination) ― 2019年11月29日 14時02分39秒
六本木ヒルズにある毛利庭園。
ここは、毛利甲斐守邸跡(もうりかいのかみていあと)といい、長門長府藩(長州藩毛利家の分家)第3代藩主だった毛利綱元(もうりつなもと)の麻布上屋敷の跡地です。
この地は、慶安3年(1650年)に、長門長府藩の初代藩主、毛利秀元(もうりひでもと)が上屋敷として設けました。
綱元が長門長府藩第3代藩主だった元禄14年 (1701年)、浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)が、江戸城松之大廊下で、吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしひさ)に斬りかかった事に端を発する赤穂事件が起こり、旧暦の元禄15年12月14日(1703年1月30日)吉良邸に討ち入った赤穂浪士のうち、岡嶋八十右衛門ら10人がお預けになり、元禄16年2月4日(1703年3月20日)に同屋敷で切腹しました。
のちに陸軍大将となる乃木希典が藩邸の侍屋敷で生まれ、幼年期を過ごしたという歴史もあります。
この地の再開発により平成15年(2003年)4月にオープンした六本木ヒルズが、デベロッパーである森ビル(株)の「森」と「毛利」の語呂が良いとして、敷地内の日本庭園が毛利庭園と名付けられました。
その毛利庭園で今年も「毛利庭園イルミネーション(Mohri Garden Illumination)」が開催されています。
今年のイルミネーションは、聖夜を灯すキャンドルと透き通る様な雪の煌めきを表現する“CANDLE & SNOW” 2色のイルミネーションが毛利庭園を包み込み、特別なひとときを演出します。
毛利庭園の池に佇む金色のハートは、六本木ヒルズと森美術館オープン10周年を記念して創られた、ジャン=ミシェル・オトニエル氏の「Kin no Kokoro」という作品です。
ハートの中に見えるのは東京タワー、右のビルはテレビ朝日です。
ハート形に弧を描く金箔の連珠は、毛利池に沿って歩いて行くと徐々にメビウスの輪にも見えてきます。
「毛利庭園イルミネーション(Mohri Garden Illumination)」開催概要
開催場所:六本木ヒルズ 毛利庭園
開催期間:11月15日(金)~12月25日(水)
点灯時間:17:00~23:00
入場料金:無料
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