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思いのまま2020年02月11日 10時29分00秒

浜離宮恩賜庭園で「思いのまま」が咲き始めました。

思いのまま(輪違い)

「思いのまま」は、野梅系・野梅性の遅咲き品種の梅です。
中輪八重咲きで、紅と白、絞りなどを1本の木で咲き分けます。
紅い花が咲く枝、白い花が咲く枝、という咲き分けをしますが、一輪の中に紅と白が入る絞り咲きになることもあります。
思いのまま(輪違い)
開花期は2月中旬~3月中旬と言われているので、3月に入った頃には満開の花が観られるでしょう。
思いのまま(輪違い)

思いのままに紅白の花を咲き分けるので「思いのまま」という名が付けられましたが、毎年同じところに同じ色が咲くとは限らず、栽培環境その他により単色花になってしまう場合があります。
花にとっては「思いのまま」ですが、観賞する側から見ると単なる「わがまま」です。
別名「輪違い(りんちがい)」といいます。
思いのまま(輪違い)

思いのまま(輪違い)

思いのまま(輪違い)



今日もご覧いただき、ありがとうございました。

135人が感染!「ダイヤモンド・プリンセス 」2020年02月11日 15時24分51秒

横浜の大黒ふ頭に接岸している「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウィルス感染者が135人になってしまいました。
乗員乗客3,700人余りの内、延べ439人が検査を受け、135人の感染が確認されるという結果になってしまいました。検査を受けた方の3割余りが感染していたということになります。

新型肺炎の少しでも早い終息を願いつつ、「ダイヤモンド・プリンセス」が過去に横浜港に入港した時の写真をまとめてみました。

2013年5月、横浜へ初入港しました。

2014年4月。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に接岸している「ダイヤモンドプリンセス」です。

2015年8月。大さん橋の「ダイヤモンド・プリンセス」と、向こうに見えるのは「飛鳥Ⅱ」です。

2016年4月。


2017年9月。船首のデザインが真っ白から現在のデザインに変わっています。

2018年9月。上の2015年8月の写真に似ていますが、拡大して見比べると船首のデザインが変わっているのがよく分かります。


2018年10月

2019年3月。大さん橋に停泊している「ダイヤモンド・プリンセス」と、出航する「飛鳥Ⅱ」です。

2019年5月。横浜ベイブリッジの下を通る「ダイヤモンド・プリンセス」。

2019年7月。大さん橋を離岸する「ダイヤモンド・プリンセス」。

2019年11月4日。10月31日にオープンしたばかりの「横浜ハンマーヘッド」・「新港ふ頭客船ターミナル」に「ダイヤモンド・プリンセス」が初めて接岸しました。
「ダイヤモンド・プリンセス」の船首方向、横浜ベイブリッジを通って入港してくる「飛鳥Ⅱ」が見えます。

全ての船舶を対象にした環境規制が1月1日から強化され、「ダイヤモンド・プリンセス」は排ガス規制に対応する装置を取り付ける改装がされました。その結果、高さの関係で横浜ベイブリッジの下をくぐれなくなった為、今年から横浜ベイブリッジの外にある「大黒ふ頭」に接岸するようになりました。
「新港ふ頭客船ターミナル」への接岸は、11月4日が最初で最後になってしまいました。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

東京駅2020年02月13日 12時23分50秒



特に意味は無いのですが、夜景が綺麗だったので写真に撮りました。
丸ビル5階テラスより。

東京国立近代美術館工芸館が金沢へ移転2020年02月14日 03時43分52秒

むかしむかし江戸城の北の丸であった「北の丸公園」は皇居に隣接する国民公園として親しまれており、日本武道館や科学技術館、国立公文書館がこの公園内にあります。
北の丸公園には、東京国立近代美術館と、東京国立近代美術館工芸館(住所は東京都千代田区北の丸公園1―1)もあります。
その東京国立近代美術館工芸館が今夏、金沢市に移転することになりました。

東京では最後の展覧会となる「 所蔵作品展 パッション20 今みておきたい工芸の想い 」が開催されているので行ってみました。

東京国立近代美術館工芸館は、1910年(明治43年)に建設された大日本帝国陸軍の近衛師団司令部庁舎を改修したもので、赤煉瓦造りの建物は国の重要文化財に指定されています。

皇居や、桜で有名な千鳥ヶ淵が近いので時々この建物の前を通り、そのたびに外観の写真を撮りたいと思っていましたが、前庭が狭いので普通のカメラでは建物全景を納めることが出来ませんでした。
展覧会が開催されなくなると今後門の中に入ることも出来なくなるかもしれないので、35ミリフルサイズカメラに14ミリのレンズを付けて建物の写真を撮ってみました。
東京国立近代美術館工芸館
2階建煉瓦造りで、正面中央の玄関部に小さな八角形の塔屋をのせ、両翼部に張り出しがある簡素なゴシック様式の建物で、陸軍技師 田村鎮(やすし)の設計により近衛師団司令部庁舎として建築されたものを保存活用し、1977年(昭和52年)11月に美術館として開館しています。

14ミリの超広角レンズでも、正面から撮るとこれが目一杯です。
東京国立近代美術館工芸館

東京国立近代美術館工芸館では、明治以降今日までの日本と外国の工芸及びデザイン作品を収集しており、中でも、人間国宝の工芸家の作品については極めて充実した内容となっています。
陶磁器、ガラス、漆工、木工、竹工、染織、人形、金工、工業デザイン、グラフィックデザインなどの各分野にわたって、総数約3,700点を収蔵する国内随一のコレクションとなっています。

この東京国立近代美術館工芸館が、今年の夏に金沢市に移転することになりました。
兼六園を中心とする半径1kmの範囲の中に、藩政期から近代に至るまでの各時代の歴史的建物や文化施設が集積した文化ゾーン「兼六園周辺文化の森」の「本多の森公園」に「国立工芸館」として設立される予定です。
兼六園と金沢城公園を囲むように、国重要文化財「いしかわ赤レンガミュージアム」、「石川県立伝統産業工芸館」、「石川県立歴史博物館」、「加賀本多博物館」、「金沢市立中村記念美術館」、「石川県立美術館」、「金沢21世紀美術館」などが建ち並ぶ文化ゾーンです。

金沢でも、師団司令部の執務室として使われていた「旧第九師団司令部庁舎」と、陸軍将校の社交場として使われていた「旧金沢偕行社」が美術館として改装されます。
この2つの建物は明治期に建てられた旧陸軍の施設で、ともに国登録有形文化財に指定されています。
東京からは、重要無形文化財保持者(人間国宝)や日本芸術院会員が制作した作品約1,400点をはじめとする美術工芸作品1,900点以上が移転し、常設展や企画展が開催されます。
東京での展覧会は今回の「 所蔵作品展 パッション20 今みておきたい工芸の想い 」が最後になります。

長くなってしまいました。
展覧会の内容についてはまた次回に。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

パッション20 今みておきたい工芸の想い2020年02月15日 11時04分56秒


地方創生政策の一環で、東京・千代田区の北の丸公園にある国立近代美術館工芸館が今夏、金沢市の兼六園に隣接する「本多の森」に移転します。
東京での最後の展覧会「所蔵作品展 パッション20 今みておきたい工芸の想い」が3月8日まで開催されています。
本展では、「工芸」という言葉が生まれた明治から、現代にいたるまでの歩みを振り返る内容になっています。
日本の近代は工芸をとおして何を感じ、想いを託してきたか? 作家の言葉や活動・出来事から20を抽出し、それぞれの局面に浮かび上がるパッション(情熱、激情)を紹介していきます。
①作ってみせる ②囲みとって賞でる ③垂れ下がって気を吐く ④ジャパン・プライド ⑤モダンv古典 ⑥キーワードは「生活」 ⑦古陶磁に夢中 ⑧線の戦い ⑨私は旅人 ⑩「日常」 ⑪人間国宝 ⑫オブジェ焼き ⑬日本趣味再考 ⑭生地も一色 ⑮「工芸的造形」への道 ⑯素材との距離 ⑰瞬間、フラッシュが焚かれたみたいだった ⑱オブジェも器も関係ない ⑲人形は、人形である ⑳当事者は誰か

私個人の考えとして、(誤解を恐れずに言えば)芸術とは鑑賞目的以外の実用性がゼロに近いもので、工芸とは実用性の高いものに芸術的な美しさを与える技術と考えていました。
本展では20の視点をたどりながら、「芸術と工芸の境目って何だろう」と考えさせられる展示内容になっています。

中杉与三七(なかすぎよそしち) 《黄銅製竹林観音彫花瓶》 1890年

平田郷陽(ひらたごうよう) 《桜梅の少将》 1936年

《赤い手袋》と《十二の鷹》
小名木陽一(おなぎよういち) 《赤い手袋》(部分) 1976年
鈴木長吉(すずきちょうきち) 《十二の鷹》(部分) 1893年

赤塚自得(あかつかじとく) 《常緑蒔絵料紙硯箱》 1926-1936年

内藤春治(ないとうはるじ) 《壁面への時計》 1927年

鎌倉芳太郎(かまくらよしたろう) 紅型竹文麻地夏長着 1972年

映像鑑賞室です。
館内フロアにも、かわいい椅子が並んでいました。

松田権六(まつだごんろく) 蒔絵螺鈿有職文飾箱 1960年

森口華弘(もりぐちかこう) 《縮緬地友禅笹文着物 残雪》 1969年

柳原睦夫(やなぎはらむつお) 《紺釉金銀彩花瓶》 1971年

松井康成(まついこうせい) 《練上嘯裂文大壺 西遊記》 1981年


生野祥雲斎(しょうのしょううんさい) 《虎圏》 1959年
藤原志保(ふじわらしほ) 《No. 94-13》 1994年
星野暁(ほしのさとる) 《表層・深層》 1982年

川口淳(かわぐちじゅん) 《箱》 1991年

四谷シモン 《解剖学の少年》 1983年 

黒田辰秋(くろだたつあき) 《欅拭漆彫花文長椅子》 1949年
「この椅子は大切な作品です。優しくお座りください。」と書いてありました。


開催期間:2019年12月20日(金)-2020年3月8日(日)
休館日:月曜日(2月24日は開館)、2月25日(火)
開館時間:10:00 - 17:00 ※入館時間は閉館30分前まで
観覧料:一般250円(200円)  大学生130円(60円) ※( )内は20名以上の団体料金。消費税込
高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、友の会、賛助会員(同伴者1名まで)MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)、キャンパスメンバーズ、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
 ※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、会員証、社員証、障害者手帳を提示。
無料観覧日: 3月1日(日)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

江戸絵画の楽しみ2020年02月16日 22時30分00秒

昨日、府中市美術館の学芸員、金子信久さんのトークイベント「江戸絵画の楽しみ」に行ってきました。

会場は、朝日新聞東京本社新館15階レセプションルームです。

朝日新聞東京本社の近く、千代橋(せんだいはし)の袂に桜が咲いていました。河津桜です。
白い大きなビルは東京国税局、その向こうの茶色いビルが朝日新聞東京本社です。



会場のある新館15階の窓からは東京本社の本館(?)が見えます。

そんなに大きな会場ではなく、参加者は60名ほど。 若いママさんから年配の方まで、年齢も性別も様々です。
開始20分ほど前に着いたのですが、半分以上の席がすでに埋まっていました。皆さん熱心です。

タイトルは「江戸絵画の楽しみ」。
「楽しみ方」ではなく「楽しみ」です。正にタイトル通りで、楽しみ方を語るのではなく、参加者が一緒になって江戸絵画を楽しみながら話を聞ける内容になっていました。

府中市美術館の学芸員である金子さんは江戸時代絵画史が専門の日本美術史学者で、これまで「司馬江漢の絵画 西洋との接触、葛藤と確信」「動物絵画の100年 1751-1850」「かわいい江戸絵画」「歌川国芳 21世紀の絵画力」「リアル 最大の奇抜」「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」など多くの展覧会を企画してきました。
「亜欧堂田善の時代」展の企画と図録論文で第18回倫雅美術奨励賞を受賞しています。
亜欧堂 田善(あおうどう でんぜん)は、江戸時代後期の洋風画家です。


トークは、昨年まで15回開催されてきた「春の江戸絵画まつり」という各種展覧会の裏話や、知らない人でも楽しめる江戸絵画についてのお話、今年開催される、「春の江戸絵画まつり」16回目にあたる「ふつうの系譜」展 の内容についての話などを、画像をふんだんに使いながら面白楽しくお話してくださいました。
江戸絵画については、亜欧堂 田善、司馬江漢に始まり、「動物」「風景」「人物」から「かわいい美術」、学問にとらわれない発想「へそまがり・・・」まで、分かりやすく江戸絵画を楽しむことが出来ました。


昨年春に開催された「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」の図録を会場で買いました。
人気があったため、講談社で一般書籍として発行し、本屋さんでも購入できるそうです。
昨年3月14日発行で、すでに第4刷になっていました。
表紙は三代将軍・徳川家光が描いた「兎図(うさぎず)」(江戸時代前期)です。「ヘタウマ」の見本でしょうか。
金子さんにサインをしていただきました。
ネコのイラストは、飼っていたネコちゃんだそうです。「かねこ」と「ねこ」をかけているんですね。
(=^・^=)
体の模様が牛みたいだったので、「ウシ」という名前だったそうです。
かわいいですね。 
「ヘタウマ」? ( 失礼しました m( _ _ )m  )



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

多摩川の桜2020年02月17日 09時57分00秒

多摩川の河川敷・土手に河津桜が咲き始めました。
河津桜

まだまだ蕾の方が多いのですが、暖かい日が続くようなので、今週末くらいにはたくさんの花が咲くと思います。


河津桜

河津桜

河津桜

河津桜

ここはよくメジロが来る場所なのですが、今日はヒヨドリくんが来ていたので、メジロはなかなか近づきません。ヒヨドリが来るとメジロたちは逃げてしまいます。
ヒヨドリは、花の蜜だけではなく虫(ハチのようです)も捕まえて食べていました。



今日もご覧いただき、ありがとうございました。

北信越の郷土料理と日本酒の店「方舟」2020年02月18日 20時01分42秒

北信越の郷土料理が味わえる本格派日本酒レストラン「方舟(はこぶね)」へ行ってみました。
北信越(ほくしんえつ)とは、北陸3県(富山県、石川県、福井県)と信越地方(長野県、新潟県)を合わせた地域をいいます。
常時80種類以上の日本酒を取り揃え、店舗専属の利き酒師もいるので、言えば、料理に合ったお酒や好みの味の日本酒をセレクトしてくれます。

お通しです。「凍り豆腐と真砂煮」と言われたような・・・  お薦めの日本酒も付いてきます。

お酒は錫(すず)の器で提供されます。
科学的に証明されたわけではありませんが、錫製品は水を浄化して雑味が取り除かれ、お酒がまろやかになると言われているとか。


「白子ポン酢」です。
白子ポン酢

「寒鰤(ブリ)刺身」
寒鰤(ブリ)刺身
スーパーで売っているブリはこんなにピンク色をしていなくて、もっと白っぽい色をしています。
血合いの部分も少なくて、すごく新鮮な感じです。食べてみると、ブリッブリの食感で美味しい!
ブリの季節もそろそろ終わってしまいます。今のうちに美味しいブリをたくさん食べておかないと。

「柳八目(ヤナギハチメ)姿造り」
柳八目(メバル)姿造り
柳八目(ヤナギハチメ)はメバルの一種で、日本海沿岸部で撮れる魚です。太平洋側ではあまり見かけません。旬は春だといいますが、能登では通年水揚げがあるそうです。

「海老の唐揚げ」
海老の唐揚げ

「蛍烏賊(ホタルイカ)沖漬け」
蛍烏賊(ホタルイカ)沖漬け

ホタルイカが美味しいので、ホタルイカを使っているという「いか黒造り揚げジャガバター」というのも注文しました。出てきたのはこれ。
蛍烏賊(ホタルイカ)黒造り
これって単なる「ホタルイカ黒造り」じゃない? 揚げジャガバターは何処?
お店の人に言うと、「あっ、すみません」って。
これが「いか黒造り揚げジャガバター」です。
いか黒造り揚げジャガバター

奢ってもらったので、値段はよく分かりません。




今日もご覧いただき、ありがとうございました。

東京国立近代美術館「MOMATコレクション」2020年02月19日 11時45分38秒

東京国立近代美術館の「MOMATコレクション」に行ってきました。
MOMATは、The National Museum of Modern Art, Tokyo の略で、東京国立近代美術館を指します。

東京国立近代美術館は北の丸公園の皇居側にあり、桜の咲く季節には竹橋駅から千鳥ヶ淵まで桜を愛でながら歩く道の途中にあります。
東京国立近代美術館

美術館の最上階に位置する4階休憩スペース「眺めのよい部屋」では、椅子デザインの名品にかぞえられるベルトイア・チェアを設置した明るい窓辺で、皇居の緑や丸の内のビル群のパノラマ・ビューを楽しむことが出来ます。
東京国立近代美術館

「MOMATコレクション」展は13,000点を超える所蔵作品の中から会期ごとにテーマに合わせた約200点をセレクトして展示する、国内最大規模のコレクション展です。

所蔵する国重要文化財15点(寄託作品2点含む)の内、本展では4作品が展示されていました。

岸田劉生(きしだりゅうせい)  《道路と土手と塀(切通之写生)》 1915(大正4)年 油彩・キャンバス
【重文指定年月日:1971(昭和46)年6月22日】
約100年前の東京・代々木の風景です。
左の新しい石垣(山内侯爵家のもの)、真ん中の道、右の造成地でそれぞれ遠近法が食い違い、石垣と道が接する辺りでは、道が手前にまくれ上がってくるように見えます。劉生は、「むき出しの土が持つエネルギーを捉えたかった」と述べています。
因みに、この坂道をさらに上から押さえつけるように横切る2本の黒い棒の正体は? 答えは、画面右外にある電柱の影です。
(会場内の解説文より一部引用)


原田直次郎(はらだなおじろう)  《騎龍観音》 1890(明治23)年 油彩・キャンバス 寄託作品(護國寺蔵)
【重文指定年月日:2007(平成19)年6月8日】
ドイツに留学した原田直次郎は、ヨーロッパの宗教画や日本の観音図の図像等を参考に、この作品を制作しました。この作品は、西洋絵画受容の初期のすぐれた作品として、重要文化財に指定されました。 272㎝×181㎝という大作です。
原田はこの作品を東京、護国寺に奉納し、当館に寄託されるまで長く本堂に掛けられていました。


川合玉堂(かわいぎょくどう)  《行く春》 1916(大正5)年 紙本彩色 屏風 6曲1双
【重文指定年月日:1971(昭和46)年6月22日】

晩春の桜花が散りゆく渓谷。川に繋留されている3隻の水車舟。玉堂は前年の秋と同年の早春にスケッチ旅行で秩父の長瀞(ながとろ)を訪れ、川下りを楽しんでいます。その時の風景を出発点として、小雪のように舞う桜をあしらったのがこの《行く春》です。
(展示期間は4月12日まで)

萬鉄五郎(よろずてつごろう)  《裸体美人》 1912(明治45)年 油彩・キャンバス
【重文指定年月日:2000(平成12)年12月4日】
東京美術学校の卒業制作。炎のように揺れ動く下草の描き方や単純化された裸婦の表現などに、当時雑誌などで紹介されるようになったゴッホやマティ スの影響が見られます。その強烈な色彩と筆致による表現は、黒田清輝ら当時の指導教官たちを困惑させたと伝えられています。表現の自由、個性の尊重が叫ば れた大正時代のさきがけとなる記念碑的作品といえます。
(作品解説より引用)

日本画、洋画、版画、水彩・素描、写真など美術の各分野にわたる所蔵作品からセレクトされた展示品は、20世紀初頭から今日に至る約100年間の日本の近代美術の流れを海外作品も交えて紹介しています。
ギャラリー内は、12の部屋で構成されています。その1室から12室までを番号順にすすむと、1900年頃から現在に至る美術の流れをたどることができます。

展示も洋画、日本画、彫刻など、多岐にわたる作品群で構成されています。

ジョルジュ・ブラック 《女のトルソ》 1910-1911年 油彩・キャンバス

ポール・セザンヌ 《大きな花束》 1892―1895年 油彩・キャンバス

菱田春草(ひしだしゅんそう) 《梅に雀》 1911(明治44年) 絹本彩色

ヘンリー・ムーア 《横たわる人物》 1977年 ブロンズ


東郷青児(とうごうせいじ) 《サルタンバンク》 1926(大正15年) 油彩・キャンバス


アジア・太平洋戦争下、軍の委嘱で制作された公式の戦争絵画を「作戦記録画」と呼びます。軍が主題を選び、戦地に派遣された画家が制作、作品は完成後に軍に収められ、戦争関連の展覧会に出品されて国内各地を巡回しました。
藤田嗣治(ふじたつぐはる) 《○○部隊の死闘》 1943(昭和18)年 油彩・キャンバス
フランスに帰化後の洗礼名はレオナール・ツグハル・フジタ。
日本生まれのフランスの画家・彫刻家ですが、戦時中にはこのような絵も描いていたんですね。


岡本太郎(おかもとたろう) 《燃える人》 1955(昭和30年) 油彩・キャンバス
1954(昭和29)年に起きた第五福竜丸のビキニ岩礁近くでの被爆事件に着想を得た作品です。


「バウハウス特集」も開催されています。1919年にドイツのヴァイマールに開設された造形学校「バウハウス」は、その後デッサウ、ベルリンへと移転し、ナチスの弾圧を受け1933年に閉鎖を余儀なくされました。
その間わずか 14年でしたが、バウハウスでは優れた芸術家が教鞭をとり、時代の変化に目を向け、社会と芸術の新たな関係構築を目指したユニークな教育が行われました。

ワリシー・カンディンスキー 《全体》 1940年 油彩・キャンバス

会場内はゆったりとした展示で、時間をかけてじっくり作品を観ることが出来ました。


MOMATコレクション」開催概要
開催場所:東京国立近代美術館本館所蔵品ギャラリー(4F-2F)
開催期間:2020年2月11日(火・祝)-6月14日(日)
休室日:月曜日[ただし2月24日、3月30日、5月4日は開館]、2月25日(火)、5月7日(木)は休み
開館時間:10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00) ※入館は閉館30分前まで
観覧料:一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円)
  ※5時から割引(金・土曜): 一般 300円 大学生 150円
  ※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込
  ※高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
無料観覧日: 毎月第一日曜日(3月1日、4月5日、5月3日、6月7日) *所蔵作品展 「MOMATコレクション」のみ
その他各種割引があります。詳細は公式ホームページ



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

三百年の松の金閣寺垣2020年02月20日 02時22分22秒

浜離宮恩賜庭園の大手門口を入るとすぐの所にある、「三百年の松」です。
およそ300年前の宝永6年(1709年)、6代将軍徳川家宣がこの庭園を大改修した時に植えられたと伝えられており、都内では最大級の黒松です。

横から見るとちょっと貧相な感じになりますが、一本の木だということがよく分かります。
この松を囲っている垣根は「金閣寺垣」と言うそうです。
「金閣寺垣」は金閣寺の物を原型とし、丈の低い四ツ目垣風の造りで、上部を割竹でおさえる形式の竹垣です。
2月7日に、この金閣寺垣の更新が終わりました。
青々とした竹になった金閣寺垣がよりいっそう三百年の松を際立たせています。

この竹は今は青々としていますが、日が経つと更新前のように茶色くなってしまいます。↓
これはこれで味わいがあるのですが、今しか見られない新鮮な金閣寺垣を是非見ていただきたいと思います。



今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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