ハルジオンが咲く頃 ― 2020年04月25日 12時40分40秒
4年前の今頃、乃木坂46の「ハルジオンが咲く頃」という曲がヒットしましたが、道端のツツジの間からハルジオンが顔を出していました。
ハルジオン(学名:Erigeron philadelphicus L.)は、キク目、キク科、ムカシヨモギ属に分類される多年草です。
英名で「Philadelphia fleabane 」と言われることからも分かるように北アメリカ原産で、日本では帰化植物とされています。
漢字では「春紫菀」と書きます。
ハルジオンは白い花と、ピンクや薄紫色の花を咲かせるものがあり、秋に薄紫色の花が咲く「紫苑(シオン)」に似ていて春に咲くので「春紫苑(ハルジオン)」の名が付けられたといいます。
ハルジオンと同じように道端に咲いている花で「ヒメジョオン(姫女菀)」という花があり、よく見ないと混同してしまいます。
見分け方としては、ハルジオンはヒメジョオンより背が低く、花は一回り大きめです。根本に葉があり茎を抱くように葉が付いています。
花の時期はハルジオンが4~6月頃で、ヒメジョオンの5~10月頃よりも早く咲きます。
花びらがハルジオンは糸のように細いのですが、ヒメジョオンは少し太目になります。
また、ハルジオンの蕾(つぼみ)は下を向いて、うな垂れているような特徴があります。この姿が過去の愛を思い返してうな垂れている人のように見えることから、「追想の愛」という花言葉がつけられたといわれています。
雑多な環境でも芽を出す雑草で、道端などで普通に見かける花です。
どこにでも生えていることから、「どんな貧乏な家の庭にも生える」「手入れをされた庭には生えず、手入れの行き届かない貧乏な家の周囲に生える」といったことから、一部の地域では「貧乏草(ビンボウグサ)」と呼ばれており、花を折ったり摘んだりすると貧乏になってしまうといわれています。(諸説あります)
コロナ禍の中、こんな雑草のように強くたくましく、美しく生き抜いていきたいものです。
貧乏にはなりたくありませんが・・・
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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