「飛鳥Ⅱ」と「にっぽん丸」コロナ禍で横浜に停泊中 ― 2020年06月14日 10時58分14秒
新型コロナウイルスの影響で、今後の外航クルーズ客船の予定が見通せない状況の中、横浜を母港とする「飛鳥Ⅱ」が横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に停泊しています。
「飛鳥Ⅱ」は、世界1周クルーズやチャータークルーズも含め、7月まで全てのクルーズが中止になっています。
「M.S.」は民間の船に用いられる、内燃機船(Motor Ship)を表す接頭辞です。
「新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)」には東京を母港とする「にっぽん丸」が停泊。
どちらの船も、しばらくの間停泊する予定のようです。
「新港ふ頭客船ターミナル」には客船ターミナルとして開発される以前から歴史的に貴重な産業遺産「ハンマーヘッドクレーン(50トン定置式電気起重機)」があり、客船ターミナルとホテルなどの複合商業施設、プロムナード(公園)などの施設の総称として「横浜ハンマーヘッド」という名称が付けられました。2019年10月31日に開業し、すべての施設の完成は2020年夏以降になります。
このハンマーヘッドクレーンは、1914年(大正3年)に建造されたイギリス製の50トン ジャイアント・カンチレバークレーンで、日本に3基(他は長崎県長崎市および佐世保市に現存)、世界でも17基しか存在しない貴重な産業遺産だということです。
新港ふ頭客船ターミナルに停泊する「にっぽん丸」
コロナ禍が終息して、外航クルーズなどが早く再開されるといいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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