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ゴッホ「ひまわり」初来日!ロンドン・ナショナル・ギャラリー展2020年07月01日 17時20分56秒

新型コロナウイルス感染症拡散予防のため開幕が延期されていた「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が、予定より約3ヶ月遅れて東京・上野にある国立西洋美術館で開催されています。
本展は当初3月3日~6月14日開催の予定だったので、中止になっても仕方ないと思っていましたが、会期を変更して開催してもらえたのはありがたいことです。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
ただ、今回は日時指定制度を導入し、入場人数の制限を行なっているので、事前に日時指定チケットの購入が必要になります。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
ナショナル・ギャラリー(英: National Gallery)は、イギリスのロンドン、トラファルガー広場に位置する美術館です。
同館は英国を含む幅広い地域と時代のヨーロッパ絵画を網羅し、13世紀後半から20世紀初頭までの約2,300点の作品を所蔵しています。
ただ、その収集品は門外不出で、1824年の設立以来約200年の間、イギリス国外で所蔵作品展が開催されたことは一度もありませんでした。
本展ではナショナル・ギャラリーの所蔵作品の中から選りすぐりの傑作61点が一挙に公開されています。英国が誇る至宝が国外に出るのは史上初めで、もちろん全作品日本初公開となる歴史的な展覧会といえます。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

展覧会は、以下の7つの章で構成されています。
第1章:「イタリア・ルネサンス絵画の収集」
では、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの設立以来コレクションの中核をなす分野である、16世紀のフィレンツェ、ローマ、ヴェネツィア絵画を紹介しています。

第2章:「オランダ絵画の黄金時代」
では、17世紀オランダ絵画の重要な作品群をはじめとして、レンブラントやハルス、フェルメールといった巨匠に加え、風俗画や海洋画など、イギリスで特に人気の高かったジャンルの作品も併せて紹介しています。

第3章:「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」
イギリスは18世紀、肖像画の分野に重要な画家を多数輩出しました。しかしその確立に決定的な役割を果たしたのは、17世紀前半に同国で活躍したフランドル人画家ヴァン・ダイクでした。レノルズやゲインズバラといった18世紀イギリスの画家たちが、ヴァン・ダイクによる型をどのように引き継ぎ、格調高い独自の肖像画を作り上げていったのか、両者を比較しながら検証しています。

第4章:「グランド・ツアー」
18世紀、イギリスでは上流階級の子息たちがヨーロッパ文明揺籃の地であるイタリアを訪れることが流行し、グランド・ツアーと呼ばれる一大現象を巻き起こしました。本章では、グランド・ツアーを通じたイギリスとイタリアの間の芸術文化交流の諸相を紹介しています。

第5章:「スペイン絵画の発見」
スペイン国外におけるスペイン絵画再評価の先鞭をつけたのはイギリスでした。特に、19世紀初めのスペイン独立戦争にウェリントン公率いるイギリス軍が参戦したことを契機として、同世紀にはベラスケスやスルバランなどの絵画作品がもたらされ、評価が確立されていきました。本章ではそうした歴史を作品を通じて巡っていきます。

第6章:「風景画とピクチャレスク」
18世紀後半からイギリスでは、調和を尊ぶ古典的な美とは異なる、不規則で荒々しい「絵のような(ピクチャレスク)」美を尊ぶ価値観が流行し、同時に風景画が隆盛しました。クロード・ロランを筆頭とする17世紀の理想風景画からコンスタブルとターナーというロマン主義風景画の二人の巨匠にいたる流れがいかにして生まれたのか、作品を通じて検証しています。

第7章:「イギリスにおけるフランス近代美術受容」
伝統を重んじる英国では一般的に印象派やポスト印象派の受容はフランスに比べかなり遅れ、20世紀に入ってから本格的な収集が進むことになります。本章では、19世紀フランスで進んだ近代絵画の改革がどのようにしてイギリスにもたらされていったのかを紹介しています。

本展の目玉としては、フィンセント・ファン・ゴッホの「ヒマワリ」が一番に挙げられます。
「ひまわりの画家」とも呼ばれるゴッホは生涯で7枚、花瓶に生けられたひまわりの絵を描いています。そのうち、ゴッホがサインを施したのは3作目と4作目のたった2枚でした。
今回来日する、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの作品は、まさにそのうちの1枚で、「ひまわり」としては4番目の作品になります。
Vincent van Gogh 《ひまわり》 1888年
Vincent van Gogh 《ひまわり》 1888年

余談ですが、日本にもゴッホの「ひまわり」があるのをご存知でしょうか。
新宿にある「SOMPO美術館」です。以前は「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」という長ったらしい名称だったのですが、「SOMPO美術館」と改名して、損保ジャパン日本興亜本社ビル敷地内に新たに開設されました。
5月28日オープンの予定がコロナ禍の影響で延期されていましたが、いよいよ7月10日にオープンします。
「ひまわり」として5番目の作品を1987年3月に39,921,750ドル(当時の為替レートで約58億円)で購入しています。
Vincent van Gogh 《ひまわり》 1888-1890年
7月10日(金)から開催される「SOMPO美術館 開館記念展」の目玉展示になることは間違いありません。(入館には事前の日時指定チケットが必要です。チケット購入はこちらから)


話を戻して、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」ではその他にも多くの注目作品が展示されています。
17世紀オランダ黄金時代の代表画家のひとりであるヨハネス・フェルメールの作品は、研究者によって異同はあるものの、33~37点しか現存していません。
その中の一つ、「ヴァージナルの前に座る若い女性」が展示されています。

レンブラント「34歳の自画像」や、クロード・モネの「睡蓮の池」、ピエール=オーギュスト・ルノワールの「劇場にて(初めてのお出かけ)」なども人気を呼んでいました。

エドガー・ドガ、ポール・ゴーガン、ポール・セザンヌなど他の印象派の作品も充実していますが、15世紀初めから16世紀半ばにかけて最盛期を迎えたイタリア・ルネサンス絵画から、19世紀のフランス近代美術までを、絵画を通して美術の歴史を学べる展覧会になっています。

展示されている作品は全作品日本初公開という、見逃せない展覧会です。
古川雄大さんによる音声ガイドも聞き逃せません。

日時指定なので、昨日のように雨が降っていても行かなくてはいけません。
その点は不便なのですが、館内は空いていて、最接近の状態で思う存分作品を鑑賞することが出来ます。
人が少ないので、薄暗い展示室の中、照明に照らされた黄色い「ひまわり」が遠くの方から見えた時は、黄金のように輝いていて感動しました。


公式図録のカバーは、(表)ゴッホ「ひまわり」/(裏)フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女性」と、(表)クリヴェッリ「聖エミディウスを伴う受胎告知」/(裏)ターナー「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」の2種類から選べます。 本文の内容は同じです。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

雨が降っていたので他で買った荷物も一緒に持ち歩くため、トートバッグを買いました。
本展のグッズではなく、ロンドンのナショナル・ギャラリーのオリジナルグッズです。直輸入で販売していました。
ナショナル・ギャラリーのオンラインショップを見ると、2.50ポンドで販売しています。
今日17時現在のレートで、1ポンドは133.41円なので、333.525円です。えっ、そんなに安いの?
会場での販売価格は900円(税抜)でした。

今日7月1日からコンビニなどでもレジ袋が原則有料になります。
このトートバッグは100%コットンですが、薄手なのでコンパクトに折りたためます。
ナショナル・ギャラリーのオンラインショップでも「do your bit for the environment with one of these reusable shopping bags」 (「このような再利用可能なショッピングバッグを使用して、環境に配慮して下さい」 というような意味かな?) と書いてあるので、エコバッグとして使おうかな・・・


開催会場:国立西洋美術館 (東京・上野公園)
開催期間:2020年6月18日(木)〜10月18日(日)
休館日:月曜日、9月23日 ※ただし、7月13日、7月27日、8月10日、9月21日は開館
開館時間:午前9時30分~午後5時30分  (金曜日、土曜日は午後9時まで)
       ※入館は閉館の30分前まで
注)入館には日時指定の入場券が必要です



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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