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オオワシ(大鷲)2020年07月18日 15時21分30秒

ワシといえば、頭の部分が白いアメリカの国鳥、ハクトウワシを連想しますが、こちらは頭も黒っぽくて体に白い線が入る「オオワシ(大鷲)」です。
オオワシ(大鷲)
タカ目、タカ科、オジロワシ属に分類される鳥類で、全身が黒っぽい茶色ですが、翼の前と尾羽、足の羽毛が白色で、遠くからもこの白色はよく目立ちます。
嘴(くちばし)や後肢は橙黄色で、こちらも目立ちます。 目の虹彩も黄色です。
オオワシ(大鷲)
2020年7月 上野動物園・不忍池にて

学名は「Haliaeetus pelagicus pelagicus」、英名では「Steller's sea eagle」といいます。

日本で一番大きいワシといわれ、メスの場合全長が1メートルを超え(メスの方が大きいのです)、翼を広げると大きいものは2.5メートルにもなります。
極東地域だけに分布する貴重なワシで、カラフト北部やオホーツク海沿岸地方、カムチャッカで繁殖し、日本には冬鳥として南下してきます。

環境省第4次レッドリストでは「絶滅危惧Ⅱ類」に指定され、1970年(昭和45年)に国の天然記念物、1993年(平成5年)に種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定されています。


大空を たゞ見てをりぬ 檻の鷲   高濱虚子



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