百段階段「静水の間」 ホテル雅叙園東京 ― 2020年07月24日 09時35分05秒
ホテル雅叙園東京にある「百段階段」は99段の階段が7つの部屋を繋いでいます。
下から「十畝の間」、「漁礁の間」、「草丘の間」、「静水の間」、「星光の間」、「清方の間」、「頂上の間」になります。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
この部屋は、広島県出身の画家「橋本静水(はしもと せいすい)」の名前から「静水の間」と呼ばれていますが、実際には他の画家の絵もあり、全部で5人の画家が携わっているということです。
入口近くの控えの間の天井に描かれた花鳥画が静水の手によるものです。扇型の画面には、華やかな花や鳥の絵が描かれています。
奥の間の天井には、池上秀畝(いけがみ しゅうほう)という画家による、舞鶴や鳳凰などのおめでたい絵が描かれています。
欄間絵は小山大月(こやま たいげつ)による金箔押しの秋草が描かれています。
奥の間の床柱は黄檗(きはだ)の丸洗い、控えの間は槙出節(まきでぶし)といい、枝の根元の盛り上がった節の部分を使って、柱の立体感を表現しています。
明日は一つ上の「星光の間(せいこうのま)」へ行きます。
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