Google
WWW を検索 ほしのつぶやき を検索

「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」展2020年11月18日 11時18分11秒

日本橋(東京)のアーティゾン美術館で、「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」展が開催されています。

開催期間は2020年11月14日(土)から2021年1月24日(日)迄ですが、前期(12月20日迄)と後期(12月22日から)で大幅な展示替えがあります。
本展の目玉となる、国宝の「俵屋宗達 《風神雷神図屛風》  建仁寺(京都市東山区)蔵」は後期のみの展示となります。
出典:ウィキペディア・コモンズ

前期では同じく国宝の、「俵屋宗達 《蓮池水禽図》  紙本墨画 116×50cm  京都国立博物館蔵」が展示されています(前期のみ)。
出典:ウィキペディアコモンズ


『 琳派は、17世紀初めの俵屋宗達、18世紀初めの尾形光琳らによって、日本の都であった京都の町人文化として生まれ、19世紀初めに酒井抱一や鈴木其一らによって、将軍お膝元の江戸(現在の東京)に引き継がれた、装飾的な美感を核として発展した都市の美術でした。
一方、印象派は、19世紀後半のフランス・パリを中心に、マネやモネ、ドガやルノワール、セザンヌらによって、日常的な経験を通して受ける印象や市⺠生活の喜びを率直に表現する、新しく起こったヨーロッパの近代美術でした。
本展は、日本とヨーロッパ、東⻄の都市文化が生んだ天才画家たちの作品を通して、大都市ならではの洗練された美意識の到達点を比較しつつ見渡そうとする、新たな試みです。
当館コレクションの核となる印象派の名画と、初公開となる琳派作品を軸に、国内の寺院、美術館、博物館から代表的な作品を加えた、国宝2点、重要文化財7点を含む約100点の作品で構成されます。東西の美術を、「都市文化」というキーワードで再考する画期的な「琳派と印象派展」となります。』
(『 』内は公式サイトより引用)

展覧会は5つの章で構成されていますが、前期のみ、後期のみのセクションもありますので、注意が必要です。


序章】 都市の様子 Introduction: The Urban Context
 1. 京 Kyoto (前期のみ)
 2. 江戸 Edo (後期のみ)
 3. パリ Paris

《洛中洛外図屛風》 江戸時代 17世紀 紙本金地着色 155.5×361.4cm各 6曲1双 石橋財団アーティゾン美術館蔵 (前期のみ展示)

フィンセント・ファン・ ゴッホ 《モンマルトルの風車》 1886年 油彩・カンヴァス 48.2×39.5cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵



第一章 】 the 琳派 Section 1: The Rimpa School
 1. 花木草花 Flowers and Plants
 2. 物語絵 Narrative Paintings (後期のみ)
 3. 墨の世界 The World of Sumi Ink (前期のみ)

尾形光琳 《李白観瀑図》 江戸時代 18世紀 紙本墨画淡彩 37.4×70.5cm 1幅 石橋財団アーティゾン美術館蔵 (前期のみ展示)



第二章 】 琳派×印象派 Section 2: Rimpa x Impressionists
 1. 継承 Succession
 2. 水の表現 Expressing Water
 3. 間(ま) Ma (space)
 4. 扇形 Fan Shapes
 5. 注文主 Clients

クロード・モネ 《睡蓮の池》 1907年 油彩・カンヴァス 100.6×73.5cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

エドガー・ドガ 《右手で右足を持つ踊り子》
エドガー・ドガ 《右手で右足を持つ踊り子》 1896–1911年 ブロンズ 高さ50.3cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
エドガー・ドガ 《踊りの稽古場にて》 1895–98年 パステル・紙 45.9×89.8cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

尾形光琳 《孔雀立葵図屛風》 江戸時代 18世紀 紙本金地着色 146.0×173.0cm各 2曲1双 石橋財団アーティゾン美術館蔵

宗達工房 《保元平治物語絵扇面》 江戸時代 17世紀 紙本着色 18.0×55.3cm、 17.7×55.4cm、 18.7×56.0cm 3面 石橋財団アーティゾン美術館蔵

ピエール=オーギュスト・ ルノワール 《少女》 1887年 パステル・紙 60.8×46.0cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵



第三章 】 the 印象派 Section 3: The Impressionists
 1. 都市市民の肖像 Portraits of Urbanites
 2. 静物への関心 Interest in the Still Life
 3. 神話的世界 Mythical Worlds
 4. 郊外への憧憬 Adoration for the Outskirts of the City

メアリー・カサット 《日光浴(浴後)》 1901年 油彩・カンヴァス 74.0×93.0cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

アンリ・ファンタン= ラトゥール 《静物(花、果実、 ワイングラスとティーカップ)》 1865年 油彩・カンヴァス 59.0×73.0cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

クロード・モネ 《黄昏、ヴェネツィア》 1908年頃 油彩・カンヴァス 73.0×92.5cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵



終章 】 都市を離れて Conclusion: Leaving the City

鈴木其一 《富士筑波山図屛風》 江戸時代 19世紀 紙本金地着色 128.3×274.2cm各 6曲1双 石橋財団アーティゾン美術館蔵

ポール・セザンヌ 《サント=ヴィクトワール山と シャトー・ノワール》 1904–06年頃 油彩・カンヴァス 66.2×82.1cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵



開催場所:アーティゾン美術館 6階5階展示室
開催期間:2020年11月14日[土] - 2021年1月24日[日]
  前期:11月14日[土] - 12月20日[日]
  後期:12月22日[火] - 1月24日[日]
休館日:月曜日(11月23日、1月11日は開館)、11月24日、年末年始(12月28日 - 1月4日)、1月12日
開館時間:10:00 - 18:00 *入館は閉館の30分前まで
入場料金:一般 WEB予約1,700円 当日窓口販売2,000円
 ※大学生 専門学校生 高校生は無料ですが予約が必要です。予約がない場合は「当日チケット(一般)の購入が必要です。
 ※中学生以下は無料で予約も必要ありません。
 ※障がい者手帳をお持ちの方と 付き添いの方1名は無料ですが予約が必要です。
 ※一般以外は証明書類が必要です。
 ※ウェブ予約チケットは各入館時間枠の終了10分前まで販売します。
 ※当日チケットはウェブ予約チケットが完売していない場合のみの販売になります。
入場料金の詳細はWEBチケットサイトで確認して下さい。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパム対策の為よろしくお願いします。

日本語50音の最初の文字は? 答えは「 あ 」です。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hoshino.asablo.jp/blog/2020/11/18/9317791/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

Copyright © 2005-2024 M-Hoshino All Rights Reserved.