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横浜美術館 長期休館前の最後の美術展「トライアローグ」2020年11月22日 10時58分50秒

横浜の「みなとみらい駅」からすぐの所にある「横浜美術館」。
横浜美術館
1989年(平成元年)3月に横浜博覧会のパビリオンとして開館し、博覧会終了後の同年11月に美術館として正式に開館しました。
地上3階建て(一部8階建て)で、美術館の他に、美術情報センター、ミュージアムショップ、レストランなどの施設がある重厚な建物は、丹下健三都市建設設計事務所の設計によるものです。
下の写真、横浜美術館の向こうに見える超高層ビルは、296.33mの高さを誇る横浜のランドマーク、その名も「横浜ランドマークタワー」です。
横浜美術館

横浜美術館

横浜美術館

その横浜美術館が改修工事のため、来年3月から2年余りに及ぶ長期休館に入ります。

長期休館前のクロージング展として、国内3つの大型公立美術館が誇る西洋美術コレクションが結集した「トライアローグ」展が開催されています。

タイトルの「トライアローグ」は、3者による話し合い(鼎談・ていだん)を意味します。
国内の各地方を代表する3つの公立美術館、横浜美術館、愛知県美術館、そして富山県美術館。
本展覧会は、その3館が共同し、それぞれのコレクションを組み合わせて20世紀西洋美術の歴史を振り返るものです。
ピカソ、クレー、ミロ、エルンスト、ダリ、マグリット、ポロック、ベーコン、ウォーホル、リヒターなど、20世紀美術史を彩った巨匠たちの作品を厳選し、絵画を中心に70作家123点の作品を、各館の特徴を捉えながら紹介しています。

展示はタイトルにちなみ、「3」という数字をキーワードとして、展示構成を「3章立て」「30年区切り」で展開しています。
Section 1:1900s~ アートの地殻変動
Section 2:1930s~ アートの地場転換
Section 3:1960s~ アートの多元化
また、パブロ・ピカソ、フェルナン・レジェ、パウル・クレー、ハンス(ジャン)・アルプ、マックス・エルンスト、ジュアン・ミロ、ポール・デルヴォー、ジム・ダイン、アンディ・ウォーホルという特定の作家をフォーカスして3館の所蔵作品を比較するコーナー「Artist in Focus」など、連携・共同企画ならではの趣向も織り交ぜながら、表現手法と概念の刷新が繰り返された前世紀の美術の軌跡をたどっています。
3つの美術館の主要収蔵品を一ヶ所に集めた、壮大な展覧会となっています。

ヴァシリィ・カンディンスキー 《網の中の赤》 1927年 油彩、厚紙 61×49cm 横浜美術館蔵

本展の公式図録はまるでハードカバーの単行本のような装丁で、展覧会の全123作品をフルカラー収録。全作品解説付き、B5変形・328ページという充実の内容です。
読書感覚で「読む」楽しみも味わえる図録になっています。

トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」開催概要
開催会場:横浜美術館
開催期間:2020年11月14日(土)~2021年2月28日(日)
休館日:木曜日(2021年2月11日を除く) 2020年12月29日(火)~2021年1月3日(日)、2月12日(金)
開館時間:10時~18時  ※入館は17時30分まで
観覧料金:一般 1,500円 大学・専門学校生 1,100円 中学・高校生 500円 小学生以下 無料 65歳以上 1,400円
 ※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
 ※本展は、インターネットでのオンライン日時指定予約制です。観覧無料の方(小学生以下、招待券・障がい者手帳をお持ちの方など)もオンライン日時指定予約が必要です。
 ※館内券売所ではオンライン日時指定予約にて完売していない日時を対象に観覧券の予約・販売および観覧無料の方の入館を案内します。
 ※本展の観覧当日に限り、同時開催中の「横浜美術館コレクション展」も観覧可。
入館(料金)に関する詳細は予約サイトでご確認ください。

本展覧会は、愛知県美術館 2021年 4月23日(金)~ 6月27日(日)※予定  富山県美術館 2021年 11月20日(土)~ 2022年1月16日(日)※予定 へと巡回されます。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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