皇族の名が付いたバラ(5)ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ (Jubile du Prince de Monaco) ― 2021年06月08日 10時39分45秒
世界バラ会議で「栄誉の殿堂入り」をしたバラ(17品種)に続いて、皇族の名を冠した薔薇を順次紹介しています。
前回のモナコ公国・グレース王妃に捧げられた薔薇に続いて、今回はその旦那さんである、元モナコ公国元首・故レーニエ3世大公(在位1949年~2005年)の即位50周年を記念して捧げられた、「ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ (Jubile du Prince de Monaco)」です。
ジュビレとは、在位50周年(ゴールデン・ ジュビリー)を記念して捧げられたことを表します。
ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ (Jubile du Prince de Monaco)
作出年:2000年 作出国:フランス(メイアン Alain Meilland ) 系統:フロリバンダ (F: Floribunda)
白い花弁に赤い覆輪が入り、紅白のコントラストがはっきりと現れた、華やかで美しい薔薇です。
白と赤がここまでくっきりと表現されているバラはあまり見かけません。
この赤と白は、モナコ公国の国旗を表しています。
モナコ公国の国旗
(赤と白の比は等分で、縦横比は4:5)
花は咲き進むにつれて赤い部分が多くなっていきます。
咲き始めの頃は中心の部分がクリーム色に見えます。
ミッキーマウスの木 ― 2021年06月08日 12時03分19秒
家の近くの遊歩道で「オクナ・セルラタ」に実が付いていました。
「オクナ・セルラタ(Ochna serrulata)」は、バラ類、キントラノオ目、オクナ科の植物です。
春から夏にかけて黄色い花を咲かせた後雄しべが残り、萼片が赤く色づいて盛り上がり、中心部(花床)に球形の果実をつけます。
この萼片や果実の形がミッキーマウスに似ているということから、「ミッキーマウスノキ(Mickey-Mouse plant)」という名前の方が一般的のようです。
目玉も付いて、なんか、かわいい。
実は上の写真は上下をひっくり返していて、実際には果実の部分が下を向いています。
果実の取れてしまった部分が目のように見えて、赤い金魚が泳いでいるようです。
なんだか泣いているように見えます。
果実は楕円形の石果(中心にかたい殻で覆われたタネが1つ入った果実)で、はじめは黄緑色ですが熟すと光沢のある黒色になります。
黒くなるとさらにミッキーマウスの耳のように見えるようです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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