昭和記念公園のナンキンハゼ ― 2021年11月16日 16時40分40秒
国営昭和記念公園で、ナンキンハゼがきれいに紅葉しています。
ナンキンハゼ(南京櫨 学名: Triadica sebifera)は、キントラノオ目、トウダイグサ科、ナンキンハゼ属の落葉高木です。
その名が示すように中国原産で、秋は美しく紅葉するので街路樹や公園樹に多く利用されています。
ナンキンハゼはあまり寒くならない暖地でもカラフルに紅葉するため、特に関西以西で好まれるようです。
葉は、丸みを帯びた三角状の卵形で、先端が尖っています。 秋には、緑に加えて赤やオレンジ色、黄色、紫色などが混じって美しく紅葉します。
夏の終わりに緑色の実をつけ始め、秋から冬にかけて黒く熟します。
黒い実が熟しきると、割れた実の中から白い種子が顔を出し、葉が落ちきった後も白い種子が残って白い花が咲いたように見えます。
学名 Triadica sebifera の種小名 sebifera は「脂肪のある」の意で、種子から蝋(ろう)や油がとれます。江戸時代に種子から蝋を採る有用樹として、長崎から日本に入って来たといわれています。
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