97.8%の「部分月食」 ― 2021年11月20日 13時18分59秒
昨夜(2021年11月19日)、日本全国で “ほぼ皆既月食” という部分月食が見られました。(雲がなければですが)
首都高速湾岸線の上に昇って来た月です。橋は横浜ベイブリッジです。 16時46分。すでに少し欠けています。
月食の始まりは16時18分で、月の出は16時28分ですが、雲があったので月が微かに見え始めたのは16時43分頃でした。
三日月や半月など通常は月に太陽の光が斜めから当たるので、クレーターの影ができて立体的に見えますが、月食の場合は月の真正面から太陽の光が当たっているので、影が出来ずのっぺりとした感じに写ってしまいます。
18時03分。月の直径の97.8%が地球の影になった状態です。残念ながら今回の月食では皆既月食にならず、これが最大の食になります。
「月食で月が地球の影に完全に隠れる前後に、地球の影になる縁が淡い青緑色(ターコイズ)に輝いて見える現象、ターコイズフリンジ」が見えます。
「ターコイズフリンジ」という現象を起こすのは、オゾン層が原因だということです。 太陽光が大気圏の一部である成層圏の中のオゾン層を通過する時にオゾン層によって赤色が吸収され、残った青色が太陽光がほぼさえぎられた地球の影の縁に沿って映ることによって出現すると言われています。
地球の影が右上の方に動いていくので、左下から明るくなっていきます。
雲も多かったのですが、雲の隙間をぬって月を見る事ができました。
手前を飛行機がかすめていきました。シャッタースピードが1/4秒なので飛行機の光跡が流れていきます。
横浜港大さん橋国際客船ターミナルには海技教育機構の訓練帆船「日本丸」が停泊しています。
向こうの船は、レストランクルーズ船「ロイヤル・ウィング」です。
ライトアップされた横浜ベイブリッジの上に、欠けた月が見えます。
19時47分に月食は終了しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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