Google
WWW を検索 ほしのつぶやき を検索

飛鳥Ⅱが停泊する横浜で咲く「三色桜」2022年04月06日 11時22分27秒

昨日、横浜のみなとみらいエリアを歩いたら、前日の雨でソメイヨシノはかなり散ってしまっていて、見頃過ぎという感じでした。
以下の写真は、4月1日から5日にかけて撮影したものが混じっています。

さくら通りです。

汽車道から運河を挟んで横浜ランドマークタワーがそびえ立っています。
左に見えるのは、日本初の常設都市型ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ エア キャビン)」です。
2021年4月21日開業なので、汽車道の桜とのコラボレーションは今年が初になります。

この白っぽい桜はオオシマザクラ(大島桜)です。


赤レンガ倉庫の横に源平咲きのハナモモ(花桃)が咲いていました。

花桃の向こうには、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に停泊している飛鳥Ⅱが見えます。
飛鳥Ⅱは昨日(5日)10時55分に着岸し、15日まで停泊しているようです。

この木に「三色桜」という札が下げられていました。木の板を彫った手作りの名札です。
「三色桜」? 花桃じゃなくて桜なんでしょうか? でも、どう見てもこれは花桃です。
きっと誰かが、風情のあるこの名札を付けたんでしょうね・・・・・
「三色桜」という名前、私は気に入りました。でも、どちらかというと「三色桜」より「三色団子」の方が好きです。

1本の木の中で紅・白の咲き分けをするものを「源平咲(げんぺいざき)」と言い、梅や木瓜、椿などの花でも見られます。
平安時代の源平合戦の時に源氏が白い旗を、平氏が赤い旗を用いていたことからこう呼ばれています。

八重咲きで、紅、白、ピンクと咲き分ける花桃「源平桃」は、年によって咲く色が一定ではなく色の予測ができないといいます。

ひとつの白い花の中にも、ピンクや紅の紋が入ったものがあります。



今日もご覧いただき、ありがとうございます。

六本木 7-7-7 「天祖神社」の「ケーボー号」2022年04月06日 15時18分35秒

東京都港区六本木7-7-7(スリーセブン)という縁起のいい場所に、「天祖神社 龍土神明宮(てんそじんじゃ りゅうどじんめいぐう)」という神社があります。
至徳元年(1384年)に創建され、今では六本木のビル群に囲まれてしまっています。
品川沖から毎夜、竜が御灯明を献じたという故事から「竜灯」と呼び、「竜灯」がなまって、この地を「竜土(りゅうど)」と呼ぶようになり、神社の名前も「龍土神明宮」と称えられたということです。

天照大御神(あまてらすおおみかみ) 、伊邪那岐命(いざなぎのみこと) 、伊邪那美命(いざなみのみこと)といった、日本神話に登場する重要な神様がお祀りされています。
天祖神社 龍土神明宮
上の写真の下の方、中央右寄りに井戸があります。
手を洗い清めると人生のお導きを得られ、足を洗い清めると良くない縁や習慣を絶つことができるといわれている「清龍の井戸」です。今でも使用できます。

実は私、神社への関心ではなく、この井戸のポンプに興味を惹かれました。
天祖神社 龍土神明宮の井戸
木製ハンドルが付いた昇進式ポンプ(手押しポンプ)で、「津田式」と書かれています。
私は昔、広島県に住んでいたことがあり、この「津田式」と書かれたポンプを子供の頃によく見ていました。

日本の鋳鉄製の井戸用手押しポンプは、1921年(大正9年)に広島の津田喜次郎が、「津田式ポンプ」を考案し、発売したのが始まりです。
津田喜次郎が創立した株式会社津田式ポンプ製作所は1970年(昭和45年)に倒産していますが、「津田式ポンプ」はその耐久性の良さから、今日においても広く現存しています。
天祖神社 龍土神明宮の井戸
ポンプには菱形の中に《大臣》と書かれたマークとともに、「ケーボー号」、「津田式」と書かれています。

津田式ポンプが商工大臣・藤沢幾之輔の称賛を受けたことから、1929年(昭和4年)に《大臣》の商標が出願されました。1941年(昭和16年)から広島の工場で本格的に製造されるようになり、同年の官報で菱形の《大臣》マークが社票と認められ、第一級規格品と認定されました。


今でも現役で働いている「ケーボー号」。懐かしかったので、アップしてみました。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
Copyright © 2005-2024 M-Hoshino All Rights Reserved.