「過去の遺産シリーズ」第6回「xDピクチャーカード」 ― 2022年06月16日 18時57分03秒
「過去の遺産シリーズ」第6回は、「xDピクチャーカード」です。
xDピクチャーカードは、富士フイルムとオリンパスが共同開発したメモリーカード規格で、2002年に発売されました。
メディアのサイズは長さ20.0mm×幅25.0mm×厚さ1.7mm、重さは2gと、当時もあったSDカードよりも小型軽量大容量のメディアとして発売されました。
下の写真、左にあるのは今でもデジタルカメラ用に一番使われているSDカードです。その右は全てxDピクチャーカードです。
デジタルカメラでは共同開発した富士フィルムとオリンパスの2社が採用しただけで、コダックが一時期採用した以外、他のメーカーは見向きもしませんでした。
私は当時、富士フィルムとオリンパスのコンデジを持っていたので、かなり重宝していました。
ブログを書いていてふと思ったのですが、どうしてxDピクチャーカードの「 x 」が小文字なんでしょう?
調べてみると、xDピクチャーカードは「Extreme Digital Picture Card」の略でした。頭文字を採用すると「EDピクチャーカード」になります。
「ED」だと海外旅行をするときの「EDカード」(出入国カード)と混同してしまうから「 E 」の次の「 x 」にしたのではないでしょうか。 発音がエクストリームの「エクス」に近くなるからかもしれません。
開発時には「極限の」デジタルピクチャーカードを目指したんでしょうが、今では「過去の遺産」になってしまいました。
「過去の遺産」ではありますが、私はまだ大切に保管しています。
カメラも引っ張り出してきました。富士フィルム FinePix F420 というカメラと、手前はカードリーダーです。
単4電池2本でも動くので、動作テストをしてみました。完動です。感動!
カメラの記録画素数が低いので、使い物にはなりませんが。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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