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創らなければ、世界はあまりにも退屈だ2022年07月08日 19時03分16秒

川崎市岡本太郎美術館で、所蔵作品展「太郎の創造展 ― 創らなければ、世界はあまりにも退屈だ」が開催されています。

川崎市岡本太郎美術館のシンボルタワー、高さが30メートルもある《母の塔》です。外装には岡本太郎の「光らせるな、輝かせろ」というイメージを実現するため、「タローホワイト」という真珠色のクラッシュ・タイルが使われています。
岡本太郎 母の塔
岡本太郎 《母の塔》 1999年 / 1971年(原型制作) 鉄構造 外殻:GRCクラッシュパネル仕上げ クラッシュタイル(スコルト加工) 人形彫刻:FRPブロンズ仕上 16体 全高:30m

会場入り口です。

思いのままにアドリブで描いているようにも見える作風の岡本太郎ですが、実は下書き(ドローイング)をしっかりと描いてから制作しているということです。
今回の所蔵作品展(常設展)では、ドローイングや絵画、 立体作品など100点余りの作品と、インダストリアルデザイン作品、また、父・岡本一平や母・岡本かの子の作品も交え、岡本太郎の作品の制作過程をテーマに、人となりや芸術観、技法にふれながら紹介しています。

展示風景

展示されているほとんどの作品に制作過程やドローイングが並んで展示されています。
燃えるような原色の色彩とエネルギッシュな作品はたくさんありましたが、今回は、なんとなくユーモラスな作品を自分なりに選んでみました。

1949年の作品 《美女と野獣》 のドローイングです。
岡本太郎 《美女と野獣》 1949年 (左)紙、鉛筆、インク (右)紙、鉛筆、インク、墨

岡本太郎 《美女と野獣》 1949年 油彩、キャンバス


1954年の《犬》という作品です。
岡本太郎 《犬》 ドローイング4点 1954年 紙、鉛筆、(作品によってコンテ、墨も使用)
上のドローイングからイメージを膨らませて、下の作品が生まれています。
岡本太郎 《犬》 1954年 油彩、キャンバス

制作風景をより リアルに想像できるように、筆や油絵具、パレットなど、岡本が実際に使用した画材の道具も公開しています。
鉛筆は、トンボ鉛筆の「MONO」の2Bを主に使っていたようです。

展示風景

《ひもの椅子》、《手の椅子》、《坐ることを拒否する椅子》など、椅子には実際に座ることができます。

立体作品が展示してある部屋です。


開催場所:川崎市岡本太郎美術館 常設展示室
開催期間:2022年5月12日(木)~2022年8月31日(水)
休館日:月曜日(7月18日を除く)、7月19日(火)、8月12日(金)
開館時間: 9:30~17:00 (入館は16:30まで) 
観覧料金:8月28日(日)まで 一般1.000円、高・大学生・65 歳以上800円 ※企画展とのセット料金
  ※8月30日(火)・8月31日(水)は企画展が無いため、一般500円、高・大学生・65 歳以上300円
  ※企画展「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」(8月28日まで)の会期中は、事前予約制(支払いは当日)となります。詳細は川崎市岡本太郎美術館公式ホームページにて

美術館は本展終了後2022年9月1日~2023年1月31日まで工事による休館を予定しています。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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