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ニュー ウェーブ(New Wave) バラ2022年11月14日 09時54分55秒

ニュー ウェーブ(New Wave)
ニュー ウェーブ(New Wave) バラ
作出年:2000年 作出国:日本(寺西 菊雄) 系統:ハイブリッド ティー [ HT: Hybrid Tea ]

ニュー ウェーブ(New Wave) バラ
グレーがかった薄紫色の花色がシックな印象を与えます。大輪が優雅にウェーブする、丸弁平咲きのレースを重ねたような美しい花形が上品です。

「みる誕生 鴻池朋子展」@静岡県立美術館2022年11月14日 18時43分41秒

「みる誕生 鴻池朋子展」を体感しに、静岡県立美術館へ行ってきました。
「みる誕生 鴻池朋子展」
本展は、前会場の高松市美術館からリレーのバトンを引き継ぎ、静岡県立美術館から次会場の青森県立美術館へと巡回します。
「同じものを設置して終わるという巡回展が不思議だと思っていたんです。」という鴻池さんの思い通り、各展覧会場での展示内容は同じではありません。
「みる誕生 鴻池朋子展」静岡県立美術館

展覧会入口(2階)に行くエントランス階段踊り場には、2009年に『インタートラベラー 死者と遊ぶ人』で登場した 《アースベイビー》 が展示されています。
以後、鴻池さんの各展覧会では、この作品のミニチュアサイズの物がテーマに合わせて創られて、振り子になって宙を舞っています。
《アースベイビー》 2009年 ミクストメディア 2022年修復

「瀬戸内国際芸術祭2019」で、国立療養所大島育松園の北の山に、半年ほど展示された作品です。
《大島 皮トンビ》 2019年 牛革、アクリル、水性クレヨン (下は部分)

今回、鴻池さんは生まれたての体で世界と出会う驚きを「みる誕生」と名付けました。
観客は眼だけではなく、手で看(み)る、鼻で診(み)る、耳で視(み)る、そして引力や呼吸で観(み)て、美術館という強固な建築と、疎遠になってしまった自然界とに新たな通路を開いていきます。

エントランスホールの柱から始まる黒いロープが、目の見えにくい方のために会場全体の“みちしるべ”として巡らされています。何か障害物がある場所には小さなサインが付いていたり、転換する場面では毛糸に素材が変わったりと、目の見えにくい方が作品に触れて楽しめることも「みる誕生」の特徴です。
鴻池さんは、美術館の“大切に保管してある所蔵作品を観せてあげます”的なイメージにかねてから疑問を持っていたといいます。
日本では「写真撮影禁止」という美術館が普通だった中、鴻池さんの展覧会では撮影OKでした。画期的だなと思っていたのですが、今回の展覧会では作品に“触れる”ことも展示の目的とし、さらに裏山の自然の中での展示にも繋げるという、美術館の概念をひっくり返してしまうような展覧会になっています。


《顔たんぽぽ》 2022年 FRP、タンポポ種子、洗面器

回転軸に備えられた車輪が回る影絵の作品です。昆虫や動物たちが楽しそうに走り回ります。
この作品は、2020年のアーティゾン美術館での展覧会で初出した作品です。アーティゾン美術館の旧館名がブリジストン美術館であったことから、「ブリジストンといえばタイヤでしょ」という発想から車輪が使われているといいます。楽しい発想ですね。
《影絵灯篭(大)》 2020年 紙、木、金属、モーター、電球ほか

《Dream Hunting Grounds カービング壁画》(部分) 2018年 水彩、シナベニア

《どうぶつ皮絵(コウモリ)》 2022年 牛革、水性クレヨン

展示風景 (《ライトボックス インスタレーション》《ウェディングマウンテン インスタレーション》など)

鴻池朋子は、絵画、彫刻、パフォーマンス、アニメーション、絵本などの様々なメディアを用いて、現代の神話(動物が言語を獲得するまでの物語)を、地形や場の特性を生かしたトータルインスタレーションで表現する美術家です。1985年に東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業しました。
私の好きな現代美術家の一人です。

《動物皮絵(テン)》と、《触れる素材たち》(部分)
《触れる素材たち》から、《モルタルガエル》 2022年

所々に置かれている鴻池さんの新作《どうぶつの糞》が美術館を野生化させています。

絵本 『焚書 World of Wonder』の原画19点がずらっと並べられています。

『ワカタケル』(池澤夏樹著、日本経済新聞出版)装画(部分)


《己の前に立ちあらわれるすべての純潔、すべての無垢、すべての清楚を手あたり次第に踏みにじること》 2004年 鉛筆、水彩、紙


鴻池さんは人の手によって管理された美術館にいくつもの「抜け道」を用意しました。
美術館の硬質な建物を抜け出して、裏山にも作品が放置されたように置かれています。
向こうに見える銀色の屋根は、静岡県立美術館・ロダン館です。
裏山の、一周30~40分かかる遊歩道 (っていうか、険しい坂のある山道です) を歩きます。
下の写真の松ぼっくりは作品ではないようですが、作品のように思ってしまいます。

やっとの思いで山道を抜けると、《皮トンビ》が羽を広げて迎えてくれました。 Oh 感激!


鴻池朋子さんの、過去に観た展覧会や作品はこちら↓
鴻池朋子 ちゅうがえり Tomoko Konoike FLIP』 アーティゾン美術館
 2020年6月23([火) - 10月25日(日])
 2020年6月24日(水)ー 8月24日(月)
鴻池朋子の「踊る手」』 GALLERY MoMo(ギャラリーモモ) 両国
 2021年11月27日(土)~2021年12月25日(土)
鴻池朋子「武蔵野皮トンビ」』 角川武蔵野ミュージアム
「楳図かずお大美術展」とのコラボ』 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
 2022年1月28日(金)~3月25日(金)


開催会場:静岡県立美術館
開催期間:2022年11月3日(木・祝)~2023年1月9日(月・祝)
休館日:月曜日 12月27日(火)~2023年1月1日(日)
 ※1月2日と1月9日は開館
開館時間:午前10時~午後5時30分(展示室入場は午後5時まで)
観覧料金:一般1200円 /70歳以上600円 /大学生以下無料
 ※収蔵品展、ロダン館も併せて鑑賞できます。
 ※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は無料



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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