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アイスバーグ( Iceberg) バラ2023年08月30日 08時17分00秒

アイスバーグ(Iceberg) バラ
アイスバーグ( Iceberg) バラ
アイスバーグ(Iceberg) 作出年:1958年 作出国:ドイツ(コルデス Reimer Kordes) 系統:フロリバンダ[ F:Floribunda ]

アイスバーグ( Iceberg) バラ
しなやかなで棘が少ない枝に真っ白な花を咲かせる、白バラの名花です。
アイスバーグ( Iceberg) バラ
系統の「フロリバンダ」とはアメリカで名付けられた系統名で「花束」を意味しています。 枝先に半八重カップ咲きの花を複数咲かせる、四季咲き中輪種になります。
アイスバーグ(Iceberg) バラ
アイスバーグ(Iceberg)は英語で「氷山」ですが、ドイツで作成された時の原名は「Schneewittche(シュネーヴッチェン)」で「白雪姫」という意味です。
アイスバーグ( Iceberg) バラ
1983年開催の世界ばら会議 第6回ドイツ バーデンバーデン大会にて「バラの栄誉殿堂入り」を果たしています。

和のあかり×百段階段 2023 @ホテル雅叙園東京2023年08月30日 18時00分00秒

ホテル雅叙園東京の百段階段で「和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~」が開催されています。
ホテル雅叙園東京

百段階段というのは通称です。1935年(昭和10年)に建てられ目黒雅叙園3号館といわれた雅叙園で唯一現存する木造建造物で、99段の階段が結ぶ豪華絢爛な装飾の7つの部屋で構成されています。
下から「十畝(じっぽ)の間」、「漁樵(ぎょしょう)の間」、「草丘(そうきゅう)の間」、「静水(せいすい)の間」、「星光(せいこう)の間」、「清方(きよかた)の間」、「頂上(ちょうじょう)の間」といいます。
この7つの部屋をフルに使って、「日本のあかり」をテーマにした展覧会を開催しています。

今回は「百鬼夜行」をストーリーテーマに、 部屋を進むごとに現世から異界へと旅をするかのような、美しくも妖しい世界へ誘う展示演出で、東京都指定有形文化財「百段階段」を彩ります。

和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京

会場入り口に展示されている、山口県柳井市の民芸品「金魚ちょうちん」と、「小田原風鈴」です。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京
金魚ちょうちんには、今回のテーマ「百鬼夜行」に合わせたような怖い金魚もいます。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京

「百鬼夜行」へのプロムナードです。伏谷商店の「名古屋ちょうちん」が並びます。
名古屋ちょうちん

「十畝(じっぽ)の間」は「異界へと続く道」をテーマに、一葉式いけ花 四代目家元・粕谷 尚弘氏の作品が展示されています。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京
両側には、中野形染工場×ハナブサデザイン制作の、和柄模様を真鍮板にエッチングし円筒状にした型を、そのままの状態で使用した内照式オブジェ「籠染灯籠」が、美しい模様を描き出します。
中野形染工場×ハナブサデザイン

「漁樵(ぎょしょう)の間」のテーマは「鬼の住処」。ペットボトルアーティストの本間 ますみ氏がペットボトルを使って、おどろおどろしい鬼の住む世界を創り上げました。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京

和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京

「草丘(そうきゅう)の間」は「異界の四季(歌舞伎に観る四季)」をテーマにしています。
歌舞伎座舞台株式会社(旧 長谷川大道具株式会社)の松竹衣裳「歌舞伎に見る四季」より、《藤娘》と《紅葉狩りです。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京

部屋の中央には、七夕飾り作家 桜井駿氏が描いた、龍や鳳凰の巨大な七夕飾りが展示されています。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京

造形作家・人形師、よねやまりゅう氏の作品《猫鬼(みょうき)》です。異形の作品5点が並び、88万円~220万円で販売も受け付けています。 こんなの枕元にでも置いておいたら、怖くて寝られません。
よねやまりゅう《猫鬼》(みょうき)

「静水(せいすい)の間」は、「白き狐の世界」と化しています。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京
白き世界は狐の世界。寂しく悲しいその思いを 知っているのは月だけ。
浄瑠璃「義経千本桜」に出てくる義経の通称源九郎の名を譲られた源九郎狐。親狐の皮で作られた、静御前の持つ「初音の鼓」を慕って、佐藤忠信に化け静御前を守る物語。

「星光(せいこう)の間」のテーマは「水が紡ぐ詩」。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京
田島硝子の伝統工芸「江戸切子」の他、「吹き硝子」、 優しい色合いの「津軽びいどろ」、海のように輝く「琉球ガラス」などが展示されています。

「清方(きよかた)の間」です。
この部屋は、近代日本画の巨匠「鏑木清方(かぶらぎ きよかた)が手掛けた部屋です。
(展示品の無い下の写真のみ2020年7月に撮影)

「清方(きよかた)の間」のテーマは「対岸の現世」。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京
薄暗い部屋の中で、照明作家 弦間康仁氏の作品が鏑木清方の絵画を照らします。

倉敷切子灯篭をモチーフに切子の造形美を残しつつ、灯篭とは異なる和のあかりとして発展させた「切子あかり」が進化した「希莉光あかり」。倉敷光作所の作品です。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京

一番上の部屋「頂上(ちょうじょう)の間」のテーマは「神々の園」です。美しくも妖しい妖怪の群れを抜けると、神々しい世界が待ち受けていました。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京
大島エレク総業によるライティングデコレーションは、「頂上の間」の空間を埋め尽くすように華々しい曼荼羅模様を描きます。
もしかしたら、私は天国に召されてしまったかも・・・・

反対側では、栃木ダボ製作所による「神々のお面」が壁面を埋め、その前には神話・伝説の生きもの「黄金の龍」が私を待ち受けていました。
和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ ホテル雅叙園東京
この「黄金の龍」、金彫刻のように見えますが、実は水引で作られています。水引作家 山富繁子氏の作品です。
そういえば、金価格が1g1万円を超えたそうですね。


ホテル雅叙園東京と百段階段についてのブログはこちら。(2020年7月のブログ)


開催会場:ホテル雅叙園東京・百段階段
開催期間:2023年7月1日(土)~9月24日(日)
休館日:会期中無休
開室時間:11:00~18:00(最終入館 17:30)
観覧料金:一般 1,500円 学生 800円
  ※障がい者手帳ご呈示の方は、優待料金(1名様¥1,200)でご入場いただけます。(介護者1名含む、当日受付へお声かけください)
  ※オンライン限定セットチケットもあります。詳細は公式オンラインチケットサイト(こちら)へ。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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