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えとぴりか(ETOPIRIKA)2024年10月18日 13時13分13秒

今朝8時頃、「えとぴりか(ETOPIRIKA)」が横浜へ入港してきました。
えとぴりか(ETOPIRIKA)
海上保安庁の巡視船「PLH03 さがみ」の後方、横浜ベイブリッジの下をくぐってきます。小さい船で朝靄の中なので、分かりにくいと思います。

近づいてくると、その姿がはっきりしてきました。 後方の橋は鶴見つばさ橋です。
エトピリカ(ETOPIRIKA)

左の2本の塔はJERAの横浜火力発電所の排気塔です。高さは2本共200mあります。
エトピリカ(ETOPIRIKA)

バックで入って、新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)に接岸します。右寄りに見える大きなクレーンはハンマーヘッドクレーンといいます。
1899年(明治32年)にこの地の埋め立てを開始し、1914年(大正3年)に貨物船用に新港ふ頭の整備が完成しました。その際、国内初となる港湾荷役専用のイギリス製のクレーンが設置されました。
クレーンは50トン級で高さ約30メートル。金づちに似た形状から「ハンマーヘッドクレーン」と呼ばれて親しまれてきました。 「横浜ハンマーヘッド」という施設名は、そのハンマーヘッドクレーンが由来となっています。
エトピリカ(ETOPIRIKA)

「えとぴりか(ETOPIRIKA)」は、独立行政法人北方領土問題対策協会が北方四島交流事業に使用する客船です。
一般的に“ビザなし交流”と呼ばれている、日本人と色丹島、国後島及び択捉島に居住するロシア人との交流事業や北方墓参などを行っています。
エトピリカ(ETOPIRIKA)
総トン数:1124トン、全長66.51m、幅:12.8mで、旅客定員:84名、乗組員:12名です。2012年に就航しました。
エトピリカ(ETOPIRIKA)

「えとぴりか」という船名は、根室半島や北方四島の周辺に生息し、双方を自由に行き来する美しい海鳥「エトピリカ」にちなんだものです。事業の性格を考慮して、穏やかなイメージを与えるひらがな表記とされました。 
ファンネルマーク(煙突の模様)にもエトピリカが描かれています。かわいいファンネルマークです。
エトピリカ(ETOPIRIKA)

ぷかりさん橋の先に横浜ベイブリッジが霞んで見えます。その間にある桟橋と建物が新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)です。
エトピリカ(ETOPIRIKA)

今日、明日、明後日の3日間にわたって、停泊している「えとぴりか」の一般公開が行われます。
18日(金) 13:00~17:00 
19日(土) 10:00~17:00 
20日(日) 10:00~15:00
北方領土問題などに対する理解・関心を広げるのが目的で、内容は
◎停泊中の船内見学(食堂兼集会室、客室、浴室、病室、操舵室、デッキ等) 
◎船内の壁面に北方領土啓発パネル等を展示 
◎来場者向け参加型イベントとして、スタンプラリー、記念撮影等を実施 
◎ノベルティの提供
参加費用、事前登録なしでどなたでも参加できます。最終受付は終了30分前までになります。
「えとぴりか」一般公開(横浜)ポスターはこちら



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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