飛鳥Ⅱとにっぽん丸が横浜に同時入港 ― 2024年12月26日 20時18分32秒
横浜港の夜明けです。黎明の空の中、右の方に氷川丸やマリンタワーが見えます。
オレンジ色の空気に包まれて、飛鳥Ⅱが横浜ベイブリッジの向こうから入港してきました。
船首側に見える赤い灯台は「横浜北水堤灯台」です。 明治29年(1896年)に完成し、長い間行きかう船舶を見守り続けてきた、東京湾最古の灯台です。 灯器はLEDに変更されましたが今でも光を放ち、「赤灯台」と呼ばれて市民に親しまれています。
その奥に見えるのは太平洋製糖(株)です。「横浜・さとうのふるさと館」を開設していましたが、2004年5月に閉館しています。
左側にそびえ立つ塔は、JERAの横浜火力発電所の排気塔で、愛称「ツインタワー」といいます。高さは2本共200メートルあります。
その後方から「にっぽん丸」も入港してきます。
手前は横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に掲げられている旗で、左から「横浜市旗」、「日本の国旗」、「ご安航を祈る という意味の国際信号旗」になります。
大さん橋に接岸する「飛鳥Ⅱ」の船首の向こうを、「にっぽん丸」が通っていきます。「にっぽん丸」はもう少し先の「新港ふ頭客船ターミナル」に接岸します。
係留ロープを岸壁のビット(係船柱)に繋ぐために、ヒービングライン(誘導用の細いロープ)を岸に向かって投げています。
船の作業って、何をやっててもかっこいいですね。
大さん橋に接岸途中の「飛鳥Ⅱ」。
船首の上に、横浜ランドマークタワー、クイーンズスクエア横浜の3つのビル、横浜ベイホテル東急、ヨットの帆を模したヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルなど、みなとみらいの高層ビルが並びます。
こちらは船尾で、向こうの船は「マリーン・ルージュ」です。
『♪マ~リンルージュで 愛されて 大黒ふ頭で 虹を見て・・・・・』 マリーンルージュは、サザンオールスターズの1998年のヒット曲「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜」で全国的にその名が知られた港内観光船です。
「飛鳥Ⅱ(アスカ ツー)」(総トン数:50,444トン)は現在、横浜を母港とする唯一の外航クルーズ客船です。
来年(2025年)夏には、日本船籍最大となる新造客船「飛鳥Ⅲ(アスカ スリー)」(総トン数:52,000トン)が就航し、母港は横浜になります。
来夏以降には、「飛鳥Ⅱ」と「飛鳥Ⅲ」が並んで大さん橋に停泊している姿を見られるかもしれません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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