飛鳥Ⅱと飛鳥Ⅲが横浜へ初の同時着岸 ― 2025年07月11日 20時19分29秒
今朝8時前、「飛鳥Ⅱ」が横浜ベイブリッジをくぐって横浜へ入港してきました。
消防艇「まもり」による歓迎放水が行われ、最後の世界一周クルーズから帰ってきた「飛鳥Ⅱ」を迎えます。
3月31日に横浜から世界一周クルーズに出航した「飛鳥Ⅱ」は、初代「飛鳥」から引継ぎ約20年にわたり歴史を積み重ねてきた、世界一周クルーズの最終章を終えようとしています。
今日14時に横浜を出航した「飛鳥Ⅱ」は、明日12日に神戸に到着して、103日間世界一周の旅を終えます。世界一周クルーズは新造船の「飛鳥Ⅲ」に引き継がれます。
「飛鳥Ⅲ」は昨日横浜に入港し、「飛鳥Ⅱ」との初顔合わせを待っていました。
「飛鳥Ⅱ」は、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に停泊している「飛鳥Ⅲ」の、反対側の岸壁に接岸します。
「飛鳥Ⅱ」の後ろを、帆船「海王丸」も入港してきました。
「飛鳥Ⅲ」が待つ 大さん橋に、仲良く並ぶように接岸します。
「飛鳥Ⅱ」は郵船クルーズが所有・運航している外航クルーズ客船で、総トン数は50,444トン、全長241m、全幅29.6mの豪華客船です。 客室は全室海側の436室を有し、乗客定員は872名です。乗組員は約470名と乗客定員の半数以上で、行き届いたサービスが人気でした。
新造船の「飛鳥Ⅲ」は総トン数52,265トン、全長230m、全幅29.8mで、乗客定員740名、乗組員数は470名です。客室は全室バルコニー付きになっている豪華客船です。
両船が並んだ後、お互いが会話をするように汽笛を数回ずつ鳴らしました。手前が「飛鳥Ⅲ」です。
山下公園の「赤い靴履いてた女の子」の像も、2隻の同時入港を喜ぶかのように見つめていました。
北仲ノット(ザ・タワー横浜北仲)46階からは、手前に赤レンガ倉庫と赤レンガパーク、その向こうに「飛鳥Ⅱ」、「飛鳥Ⅲ」、横浜ベイブリッジまで見ることが出来ます。
横浜マリンタワーの展望フロアからの眺望です。
横浜ランドマークタワー等みなとみらい21エリアの高層ビル群、横浜の老舗ホテル「ホテルニューグランド」、山下公園、氷川丸も見られます。
右から「飛鳥Ⅲ」、「飛鳥Ⅱ」、その向こうに海上保安庁の巡視船「あきつしま」、左端に観光レストラン船「マリーン ルージュ」が見えました。
「飛鳥Ⅱ」は今後も、日本国内や韓国などのクルーズは引き続き行っていきます。
郵船クルーズでは、本日命名式が行われた「飛鳥Ⅲ」の就航により、今後は「飛鳥Ⅱ」との2隻運航になります。
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明日、飛鳥Ⅱと飛鳥Ⅲが大さん橋に同時着岸 ― 2025年07月10日 21時30分59秒
今日のお昼頃、飛鳥Ⅲが横浜に入港してきました。横浜ベイブリッジの下をくぐってきます。
空には夏の雲が浮かんでいます。写真を撮っていても、めちゃくちゃ暑いです。
新造船の飛鳥Ⅲ(ASUKAⅢ)は郵船クルーズが所有する外航クルーズ客船で、明日午後3時30分から横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)で命名式が行われます。
飛鳥Ⅲは総トン数52,265トン、全長230m、全幅29.8mで、乗客数740名、乗組員数は470名です。客室は全室バルコニー付きです。
現在運航中の「飛鳥Ⅱ(ASUKAⅡ)」とほぼ同じ大きさの船で、今後は横浜を母港とするクルーズ客船が2隻運用されるようになります。
大さん橋に接岸しました。
明日午前7時30分頃、飛鳥Ⅱが横浜に入港する予定なので、大さん橋への2隻同時接岸が見られます。飛鳥Ⅱは午後2時頃出港します。
今日は、明日飛鳥Ⅱが着岸する場所にダイヤモンド・プリンセスが着岸しており、午後3時頃離岸していきました。
横浜ベイブリッジの下を通って、次港の青森に向けて出港していきます。
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海上保安庁の巡視船「PM14 たかとり」 ― 2025年07月09日 16時30分16秒
靄に霞む横浜港で、海上保安庁の巡視船が、海上保安庁施設に向けてやってきました。
横浜ではあまり見かけない船です。
船首に書かれた船名が見えてきました。「PM14 たかとり」のようです。
海上保安庁の巡視船「PM14 たかとり」は、第三管区海上保安本部の横須賀海上保安部に所属する巡視船で、1988年に就役して第十管区(九州南部を主に管轄)に配属されたのち、第三管区(関東地方や東京都島嶼部を主に管轄)に配属替えをされ、横浜→下田→横須賀と配置転換されています。
総トン数は325トン、全長68メートルになります。
それにしても汚れていますね。塗装の塗り替えにでも来たんでしょうか。
海上保安庁施設の岸壁に接岸しました。
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来年6月に引退する「にっぽん丸」 ― 2025年07月07日 18時53分45秒
商船三井クルーズが、運航船である「にっぽん丸」を、2026年5月10日に横浜へ帰着するクルーズを最後に、引退させると発表しています。
その「にっぽん丸」が、今日午前10時30分頃、朝靄の中を横浜に入港してきました。
朝から気温が高いからでしょうか、そんなに遠くでもない対岸が完全に霞んでしまっています。
「にっぽん丸」は商船三井クルーズが運用する外航クルーズ船で、1958年に竣工した初代にっぽん丸から数えて3代目になり、1990年から就航しています。
総トン数は22,472トン、全長:166.65メートル、全幅:24.00メートルで、乗組員数:230名、乗客定員:532名になります。
煙突(ファンネル)は特徴的な朱色に塗られていて、ファンネルマークは描かれていません。
「横浜ハンマーヘッド」にある、新港ふ頭客船ターミナル9号岸壁に右舷接岸するため、ここから右へ転回してバックで接岸します。
タグボートが「にっぽん丸」の船体をツンツンしながら微調整をして、ゆっくりと後進航行してきます。
この船の母港は横浜ではなく、東京です。
横浜を母港とする大型客船は、郵船クルーズ(飛鳥クルーズ)が運用する「飛鳥Ⅱ」と「飛鳥Ⅲ」の2隻のみになります。「飛鳥Ⅲ」は新造船で、7月11日に命名式が行われたのち、7月20日から処女航海に出航します。
下の写真、船尾側に見える大型クレーンが「横浜ハンマーヘッド」の名称の由来となった、ハンマーヘッドクレーンです。
1899年(明治32年)にこの地の埋め立てを開始し、1914年(大正3年)に貨物船用に新港ふ頭の整備が完成しました。その際、国内初となる港湾荷役専用のイギリス製のクレーンが設置されました。 クレーンは50トン級で高さ約30メートル。金づちに似た形状から「ハンマーヘッド」と呼ばれて親しまれてきました。
左手前は「ぷかりさん橋」です。
客船ターミナルは時計台のある西洋風・2階建ての建物で、1階が切符売り場と待合室、2階がヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル直営の海上レストラン「ピア21」となっています。
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横浜に入・出港する「さるびあ丸」 ― 2025年06月29日 18時36分18秒
東海汽船の「さるびあ丸」が横浜へ入港してきました。横浜ベイブリッジの下をくぐってきます。
向こうに見える橋は「鶴見つばさ橋」です。横浜ベイブリッジと同じ、首都高速湾岸線が通っています。
「さるびあ丸」は東京と伊豆諸島を結ぶ定期航路を航行する貨客船で、東海汽船が運航しています。
左旋回して、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に接岸します。
向こうの橋は、先程くぐってきた横浜ベイブリッジです。
この場所で右に転回して、大さん橋のB号岸壁に左舷接岸します。
S字を描くようなコース取りなので、右や左から船体を見ることが出来ます。叉、正面を向きました。
このままお尻を振りながら岸壁に近付いてきて、桟橋に接岸します。
この船は「さるびあ丸」としては3代目になり、2020年6月に就航してまだ5年しか経っていません。
総トン数は6,099トン、全長118m、全幅17mで、御蔵島までなら最大1,343人の船客を乗せることができます。
桟橋に近付いてきました。
ファンネルには東海汽船の赤に青十字の旗が描かれていて、夕日に輝いています。右側遠くに見える塔は横浜マリンタワーで、その手前の船は氷川丸です。
「さるびあ丸」が横浜港に立ち寄るのは、大島・利島・新島・式根島・神津島航路で運航している時だけで、一部期間を除いて、土・日に寄港します。横浜に来るのは夕方や夜なので、日没が遅い時間になる今の時期以外は、暗くて写真を撮るのが難しくなります。
船体のカラーリングは野老朝雄(ところあさお)氏によるものです。野老氏は、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインしたデザイナーです。なんとなく似ていますね。 っていうか、まんまですね。
この幾何学的な波模様、えっちらおっちら荒波を乗り越えていくようなイメージで、私は好きです。
接岸する位置を指定する、「N旗」という国際信号旗にもよく似ています。
着岸して20分程で客を乗せてから、岸を離れていきました。竹芝に向かいます。
「さるびあ丸」は、東京や横浜と伊豆諸島の島々を結ぶ定期船で、島の人々にとってはなくてはならない交通機関であるとともに、大島や神津島などに向かう観光客にとっても重要な乗り物です。
東海汽船では「大型客船」と言っていますが、荷物のコンテナ38個を同時に積載できる「貨客船」の機能を持ち、大切な物資を伊豆諸島の人々に送り届けています。
横浜―竹芝間のみの乗船も可能です。日没が遅い夏の間は納涼船として、それ以外の季節は都会の夜景を楽しむ観光船として利用されているようです。
船籍は東京ですが、伊豆諸島も東京都ですから、ほぼ東京都内を中心に運航されている船になります。
横浜ベイブリッジに向かって去っていきました。
7月18日から8月31日までの期間は、竹芝客船ターミナル停泊中の夜に船上ビアガーデンが開催されます。 イベント名は「さるBEER」(さるビア) だって。ふふふっ
大さん橋の反対側、C号岸壁には7月20日に処女航海に出航する「飛鳥Ⅲ(ASUKA Ⅲ)」が停泊していました。みなとみらい21地区の高層ビル群に夕日が沈んでいきます。
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薩摩青雲丸が横浜に入港してきました ― 2025年06月20日 20時43分21秒
今朝10時30分頃、横浜ベイブリッジの下を通って、薩摩青雲丸が横浜港に入港してきました。
薩摩青雲丸といっても、鹿児島から お線香を運んできたわけではありません。学生たちを乗せた実習船です。
向こうに見える橋は、首都高速湾岸線として横浜ベイブリッジと繋がっている「鶴見つばさ橋」です。
左にそびえ立つ2本の塔は、JERA の横浜火力発電所の排気塔で、高さは2本共200メートルあります。
右端の赤い灯台は「横浜北水堤灯台」です。 明治29年(1896年)に完成し、長い間行きかう船舶を見守り続けてきた、東京湾最古の現役灯台です。
横浜港は多くの船が航行しています。後ろの大きな船は「REDWOOD TORADER」というオイルタンカーです。小さい船は個人所有のプレジャーボートのようです。
薩摩青雲丸(さつませいうんまる)は、鹿児島県が所有する漁業実習船で、鹿児島県立鹿児島水産高等学校の実習に使用されている船です。
マグロはえ縄漁の漁業実習、航海や機関の実習、海洋観測や海洋生物の調査と研究を行っており、今年度は60日間の実習航海に3回出航する予定になっています。
専攻科1年生、海洋技術と機関コースの生徒22名を乗せて5月14日に枕崎港を出航し、60日間の実習航海の途中、横浜に立ち寄りました。
「ご安航を祈る」の国際信号旗を振ってお出迎えです。
乗組員(学生さんかな?)も手を振ってそれに答えます。
この船は2022年に就航し、船籍は鹿児島県鹿児島市、母港は枕崎港になります。総トン数645トン、全長64.25m、幅9.9mで、搭載人員は63名です。乗組員20名、教官3名、生徒は40名乗ることが出来ます。
ファンネルマークは校章です。丸に十字は薩摩藩城主「島津家」の家紋を表していると思われます。
「7KKX」は、信号符字 (Identity signal) という国際的な船舶識別表示です。船舶用無線電信の呼び出し符号もこれに一致します。
船首には「薩摩青雲丸 SATSUMASEIUN MARU」と書かれています。
新港ふ頭の海上保安庁施設側5号岸壁に接岸します。
舫い綱(もやいづな)を岸側に渡すために、細めのロープを岸に向かって投げます。岸側でこれを拾って引っ張ると、ロープに結ばれた 舫い綱が引き寄せられ、固定されます。
薩摩青雲丸は、23日(月)午前9時に出航するまで、横浜に滞在する予定です。
学生さん達には、休日の横浜を楽しんでほしいものです。
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日本船籍の新造客船「飛鳥Ⅲ」 ― 2025年06月13日 18時56分53秒
昨日(12日)午後3時頃、大さん橋のC号岸壁を離れます。
船首の向こうには横浜ランドマークタワーなど、みなとみらい21地区の高層ビルが並んでいます。
飛鳥Ⅲ(ASUKAⅢ)は、総トン数52,265トン、全長230m、全幅29.8mで、乗客数740名、乗組員数は470名です。客室は全室バルコニー付きです。
現在運航中の「飛鳥Ⅱ(ASUKAⅡ)」とほぼ同じ大きさの船で、今後は横浜を母港とするクルーズ客船が2隻運用されるようになります。
近い将来、「飛鳥Ⅱ」と「飛鳥Ⅲ」が大さん橋に同時停泊する日が来るかもしれません。7月11日に飛鳥Ⅱが世界一周クルーズから帰ってくるので、その日はもしかしたら・・・
後退しながら大さん橋から離れていきます。
下の写真、右に見える2本の塔は、東京電力フュエル&パワーと中部電力との合弁会社 JERA の横浜火力発電所の排気塔で、愛称「ツインタワー」といいます。高さは2本共200メートルあります。
右端に見える赤い灯台は「横浜北水堤灯台」です。 明治29年(1896年)に完成し、長い間行きかう船舶を見守り続けてきた、東京湾最古の灯台です。 灯器はLEDに変更されましたが、今でも光を放っています。
2日に初入港した「飛鳥Ⅲ」は、大さん橋に停泊しながら、7月20日のデビューに向けた最終調整や習熟航海を行っています。時々岸壁の場所を変えたり、右舷接岸・左舷接岸と接岸する向きを変えているのは、離岸・接岸の訓練をしているのかもしれません。
向こうに見える橋は横浜ベイブリッジです。
ランドマークタワー側(新港側といいます)のC号岸壁から、横浜ベイブリッジ側(山下側といいます)のB号岸壁へ移動しています。後退のままUターンして、大さん橋のB号岸壁に向かってきました。
横浜ベイブリッジが船首側に見えてきました。
今まで曇っていた空から一瞬、太陽の光が差し込んできました。船体に正面から強い日差しが当たると、相対的に海や空が暗く写るので、曇りの時とは違った印象になります。
さっきまで停泊していたのとは反対側の、B号岸壁に接岸します。横浜マリンタワーと氷川丸が見えます。
C号岸壁を離岸してからB号岸壁に接岸するまで約40分。多くの人がその動きを見守っていました。
「飛鳥Ⅲ」は7月20日17時、デビュークルーズ「MaidenVoyage 函館・小樽」7日間の旅に出航します。
旅行代金は2名1室で 984,000~1,741,000 円(1名・割引無しの場合)です。
7日間ですが函館と小樽に立ち寄るだけの国内旅行なので、「飛鳥」としては割と安めに設定されています。とはいっても、私にとって簡単に行ける金額ではないのです。
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横浜市消防局の消防艇&救助艇 ― 2025年06月05日 16時03分47秒
横浜市消防局の消防艇「よこはま」です。
「よこはま」は、横浜市消防局が所有する消防艇で、1981年に竣工した初代「よこはま」の2代目として2002年3月に竣工しました。
海上での船舶火災及び危険物流出事故、さらに水域に接した沿岸コンビナート施設等の災害に対処するため、鶴見水上消防出張所に配属されています。
総トン数は120トン、排水量は満載で247トン、全長32.2m、型幅7.3mで、横浜市消防局では最大の船になります。
非常災害時広域応援などの際に、横浜港以外の沿海区域を航行できるようにレーダー等の航海設備や、夜間や悪天候でも安全な航行ができるよう赤外線カメラなどを装備しています。
吐出量毎分30,000リットルの消防ポンプを2基搭載し、消防装置として放水砲は、
伸縮式放水塔(毎分5,000リットル、最大射程85メートル)×2基
上甲板船首部(毎分15,000リットル、最大射程120メートル)×2基
羅針甲板(毎分5,000リットル、最大射程85メートル)×2基
水・流出油処理剤 放射装置としては、
65mm放水銃×4基(取り外し式)
を装備し、このほか送水用として150mm径の送水管を両舷に2口ずつ備えています。
消火剤は、泡原液を約12,500リットル搭載します。
横浜市消防局の消防艇「まもり」です。
後方にいる消防艇は、海上保安庁の消防艇「FL-01 ひりゅう」です。双胴船になっています。
「まもり」は、1988年に就役し32年間活躍した2代目「まもり」に代わる消防艇で、2021年11月に3代目「まもり」として就役しました。
総トン数49トン、全長24.5メートル、全幅6メートルで、40トン級消防艇としては国内初となる最大放水量毎分32,000リットルの消防ポンプと、15,000リットル放水砲2基、5,000リットル放水砲2基を装備しています。
消火剤としては、泡原液を約13,500リットル(6,750リットル×2個)搭載し、この他に、油処理剤を1,000リットル搭載します。
「まもり」は、船舶火災や水難事故などの様々な災害に対応するため、後部甲板上に活動スペースを広めに確保するとともに、小型救助艇を搭載しています。
横浜市消防局では、2隻の消防艇の他に「ゆめはま」という救助艇を所有しています。
「ゆまはま」は、機動力を活かして初期の情報収集や水難救助事案で使用される救助艇です。通常は隊員3名で運用されています。
5ヶ月ほど前に見た時には、「ゆめはま」は真っ白な船体でした。いつの間にか紅白になっています。消防局の船だと一目でわかるので、この方が良いと思います。 (下の写真は今年1月に撮影)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
海上自衛隊の護衛艦 いなづま(DD-105)が横浜に ― 2025年06月03日 15時06分27秒
昨日の朝、横浜の山下公園にいたら、海上自衛隊の護衛艦らしき船が目の前を通っていきました。
艦首に「105」と書かれていることから調べてみると、海上自衛隊の護衛艦「いなづま(DD-105)」でした。
横浜港に米軍施設はありますが、自衛隊の港湾施設はありません。なぜこんな所に迷い込んできたんでしょう。
護衛艦「いなづま(DD-105)」は、全長151m、最大幅17.4mで、基準排水量4,550トン、満載排水量6,100トンになります。
三菱重工業長崎造船所で1997年に起工され、1998年進水、2000年3月に就役しました。
海上自衛隊の第4護衛隊群 第4護衛隊に編入され、広島県の呉に配備されています。
そういえば、昨日は横浜の開港記念日でした。その前日と前々日の土・日に、護衛艦の一般公開があったようです。その役目を終えての帰港途中なんでしょう。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
新造客船「飛鳥Ⅲ」横浜に初入港 ― 2025年06月02日 21時35分09秒
今朝8時頃、横浜港を母港とする郵船クルーズ(愛称:飛鳥クルーズ)の新造客船「飛鳥Ⅲ(ASUKAⅢ)」が横浜に初入港してきました。横浜ベイブリッジの下をくぐってやってきます。
横浜市消防局の消防艇「よこはま」による歓迎放水が行われています。
郵船クルーズ株式会社は「飛鳥Ⅱ」という外航客船を所有していますが、今後は「飛鳥Ⅲ」と2隻での運用になります。
飛鳥Ⅲは、総トン数52,265トン、全長230m、全幅29.8mで、乗客数740名、乗組員数は470名です。
飛鳥Ⅱは、総トン数50,444トン、全長241m、全幅29.6mで、乗客数872名、乗組員数490名です。
ほぼ同じ大きさと言っていいのではないでしょうか。
ドイツの造船会社、マイヤー ヴェルフトにて建造されました。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に接岸します。
大さん橋の左側に、横浜ランドタークタワーを代表とする、みなとみらい21エリアの高層ビル群が並んでいます。
ブリッジ辺りを正面から見てみました。
船首上に見える橋は「横浜ベイブリッジ」です。
「飛鳥Ⅲ」船体の船名板は、書道家の矢萩春恵(やはぎしゅんけい)が揮毫したものです。
矢萩春恵さんは、心不全の為昨年5月に96歳で死去されました。
遠く、横浜マリンタワーと氷川丸が見えます。
母港は飛鳥Ⅱと同じ横浜になります。船籍は日本です。
今日横浜に初入港した飛鳥Ⅲは、大さん橋国際客船ターミナルに停泊し、7月20日のデビューに向けた最終調整や習熟航海を行う予定だということです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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