横浜の観光地に米陸軍揚陸艇部隊 ― 2023年01月16日 16時04分31秒
日米両政府が日本時間12日、米軍が接収し使用する横浜の港湾施設「横浜ノース・ドック」への米陸軍小型揚陸艇部隊の配備について合意しました。
「横浜ノース・ドック」は横浜港の瑞穂ふ頭にある港湾施設で、広さは約52万3千平方メートル。
関東圏にある在日米軍基地の補給拠点になっています。
横浜の中心地、横浜駅のすぐ近くにあり、横浜市を代表する観光地みなとみらい21エリアと向き合う場所にあります。
下の写真、黄色い丸の中が「横浜ノース・ドック」です。(横浜北仲ノット46階より撮影)
横浜ランドマークタワー69階より撮影。たくさんの米軍関係の船が接岸しています。白い半円形の建物は「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」です。
アップにしてみました。アメリカっぽい空気が漂ってきませんか?
グレーの船は、米海軍の高速輸送艦「グアム(USNS Guam T-HST-1)」です。
(掲載の写真の撮影日は同一ではありません。)
右の方を見ると重機がたくさん並んでいました。停泊している船は米海軍のヴィクトリアス級音響測定艦「ヴィクトリアス USNS Victorious (T-AGOS-19)」です。
今春から配備されるのは、船舶13隻と約280人編成の小型揚陸艇部隊で、すでに導入済みの船を使うため船舶数は増えないのですが、今までは「保管」だったものが「配備」になります。要員もこれまで随時派遣していたものが「常時配置」になります。
14日付の朝日新聞によると、『小型揚陸艇は大量の物資を運び、港湾がない場所でも接岸できる。防衛省南関東防衛局からは「南西諸島を含む所要の場所に迅速に部隊・物資の展開を可能とするため」と説明があった』 (『 』内は新聞記事のまま)といいます。
台湾有事の際に横浜港が物資輸送の拠点になる可能性も濃厚になってきました。
「横浜ノース・ドック」の全面返還を求めてきた横浜市としては、意に反した日米間の合意となります。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)から見た「横浜ノース・ドック」です。
接岸している船は左から、米陸軍の「LCU 2000 class 汎用揚陸艇」、米海軍のミサイル追跡艦 「ハワード・O・ローレンツェン USNS Howard O. Lorenzen (T-AGM-25)」、米海軍のヴィクトリアス級音響測定艦「ロイヤル USNS Loyal (T-AGOS-22)」、同「インペッカブル USNS Impeccable, (T-AGOS-23)」、同「ヴィクトリアス USNS Victorious (T-AGOS-19)」です。
小さくて分かりませんね。写真の横幅をいつもの2倍(2000Pixel)にしました。写真をクリック又はタップして見てください。それでも小さすぎるかもしれませんが・・・
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
横浜に入港した「KDDI CABLE INFINITY(KDDI ケーブルインフィニティ)」 ― 2023年01月10日 17時11分32秒
昨日午前8時頃、「KDDI CABLE INFINITY(KDDI ケーブルインフィニティ)」が横浜に入港してきました。
8時過ぎに薄い朝靄(あさもや)の中、横浜ベイブリッジの下をくぐって来るのが見えました。
「KDDI ケーブルインフィニティ」は、KDDIの子会社「国際ケーブル・シップ(株)」が保有する海底ケーブル敷設船です。
兄貴分にあたる「KDDI OCEAN LINK(オーシャンリンク)」が船首の向こう、遠くの方に見えます。
「KDDI OCEAN LINK(KDDI オーシャンリンク)」(下の写真)は横浜を母港としているのか、停泊しているところをよく見かけます。どちらも国際ケーブル・シップ(株)が保有する船です。
今回入港した「KDDI ケーブルインフィニティ」は、私は初めて見る船です。船体に「北九州」と書いてありました。
「KDDI ケーブルインフィニティ」は、2019年9月に就航した、比較的新しい船です。
総トン数は9,766トン、全長113.1m、全幅21.5mで、全体的に特徴のある形をしています。
横浜・みなとみらいのビル群を背景に、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に接岸します。
本船は、世界中のデータ通信を支える通信海底ケーブル敷設・修理船として活躍しています。 国際間および国内通信海底ケーブルの建設・保守を365日対応で担っています。
また、洋上風力発電への需要の高まりを受けて海底電力ケーブル敷設を可能とし、日本で初めての自航式通信・電力ケーブル敷設船となっています。
すっきりとした船首に比して船尾はごちゃごちゃと大型の機械が並べられていて、何をどう使うのか私にはさっぱり分かりません。
船首の向こうに見える建物は、「クイーンの塔」の愛称で親しまれている、横浜税関本関庁舎です。
大さん橋に着岸した「KDDI ケーブルインフィニティ」を正面から撮ってみました。
「KDDI ケーブルインフィニティ」は、1月15日17時頃に門司に向けて出港する予定です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
横浜市消防局の消防艇「まもり」 ― 2022年12月30日 17時36分03秒
横浜市消防局の消防艇「まもり」が放水訓練をしていました。出初式が近いので訓練にも力が入ります。
「まもり」は、1988年に就役し32年間活躍した2代目「まもり」に代わる消防艇で、2021年11月に3代目「まもり」として就役しました。 就役して1年くらいしか経っていません。
放水を終えて、赤レンガパークの方にやってきました。
総トン数49トン、全長24.5メートル、全幅6メートルで、40トン級消防艇としては国内初となる最大放水量毎分32,000リットルの消防ポンプと15,000リットル放水砲2基を装備しています。
船舶や岸壁での火災に対応するほか、石油コンビナートなどの大規模な火災にも対応できる機能を備えるなど、機動力を高めています。また、地震などで陸上で断水が発生した場合に海水をくみ上げて送る機能も備えています。
鶴見水上消防出張所に配属されています。赤レンガパークの前でUターンして、鶴見の方向に帰っていきました。
向こうに見える船は、海上保安庁施設に係留されている海上保安庁の巡視船です。
横浜消防出初式2023は、1月8日(日)に開催されます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
横浜港に停泊していた米軍艦船 ― 2022年12月28日 16時40分53秒
横浜港には「横浜ノース・ドック」という米軍の接収地があります。
横浜港の「瑞穂ふ頭」にあり、在日アメリカ陸軍及び海軍の港湾施設となっています。連合国に接収されていた敗戦当時からの名称である「ノースピア (North Pier)」と呼ばれることも多く、今でも完全返還はされていません。
横浜ノース・ドックにはいつも多くのアメリカ陸軍・海軍の船が接岸しています。
-------------------------------------------
USNS Puerto Rico T-EPF -11 (プエルト リコ)という、アメリカ海軍の遠征高速輸送艦です。
USNS Puerto Rico (プエルト リコ)は、米海軍と陸軍の活動をサポートするスピアヘッド級遠征高速輸送艦の一艦艇です。
スピアヘッド級遠征高速輸送艦の同型艦は“T-EPF-1”のスピアヘッド(USNS Spearhead)から“T-EPF-15”まで15隻あり、12隻が就役中、2隻が建造中、1隻が計画中です。
2018年11月に進水、2019年12月に就役しました。 全長は103.0メートル、幅は28.5メートルあり、後部甲板にはヘリコプター用のフライトデッキを備えています。
-------------------------------------------
USNS IMPECCABLE T-AGOS-23 (インペッカブル)という、アメリカ海軍の軍事海上輸送司令部に属する音響測定艦です。
インペッカブルは、監視用曳航アレー探知装置(SURTASS)とパッシヴ/アクティブ低周波ソナーを使用して、潜水艦の音紋データ採集を行なうことを主任務としています。
排水量は5,368トン、全長:85.8m、全幅:29.2mで、作業甲板を広く取れ静粛性と安定性も確保できる双胴船型を採用しています。1998年8月に進水し、2011年3月に就役しました。
-------------------------------------------
USNS ABLE T-AGOS-20 (エイブル)という音響測定艦です。
エイブルは、1991年2月に進水し、1992年7月に就役しています。
軽荷排水量3,100トン、満載排水量3,438トン、全長72m、全幅29mと、上記のインペッカブルより少し小さめになります。
-------------------------------------------
USS Fort McHenry, LSD-43(フォート・マクヘンリー)というアメリカ海軍のドック型揚陸艦です。
ドック型揚陸艦は、揚陸艦のうち、艦内に持つウェルドックに収容した上陸用舟艇を用いた揚陸を主体として行うものです。
軽荷排水量11,325トン、満載排水量16,261トン、全長185.9m、全幅25.6mで、1986年2月に進水し、1987年8月に就役しています。
-------------------------------------------
USAV Calaboza, LCU2009(カラボザ)というアメリカ陸軍の汎用揚陸艇です。
揚陸後方支援のほか、陸地から陸地の比較的長距離の海上輸送にも投入されます。
軽荷排水量672トン、満載排水量1,102トン、全長53.0m、全幅12.8mで、海軍ではなく陸軍が運用しています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
横浜みなとみらいの帆船「日本丸」(初代) ― 2022年12月16日 18時40分47秒
横浜市消防局の消防艇「よこはま」 ― 2022年12月07日 10時22分58秒
横浜市消防局の消防艇「よこはま」がやってきました。 まんまの名前です。
左に旋回して、Uターンします。
このまま戻っていくのかと思ったら、同じ所を動いたり止まったりしながら旋回していました。
「よこはま」は、横浜市消防局が所有する消防艇で、1981年に竣工した初代「よこはま」の2代目として2002年3月に竣工しました。
海上での船舶火災及び危険物流出事故、さらに水域に接した沿岸コンビナート施設等の災害に対処するため、鶴見水上消防出張所に配属されています。
総トン数は120トン、排水量は満載で247トン、全長32.2m、型幅7.3mで、横浜市消防局では最大の船になります。
非常災害時広域応援などの際に、横浜港以外の沿海区域を航行できるようにレーダー等の航海設備や、夜間や悪天候でも安全な航行ができるよう赤外線カメラなどを装備しています。
吐出量毎分30,000リットルの消防ポンプを2基搭載し、消防装置として放水砲は、
伸縮式放水塔(毎分5,000リットル、最大射程85メートル)×2基
上甲板船首部(毎分15,000リットル、最大射程120メートル)×2基
羅針甲板(毎分5,000リットル、最大射程85メートル)×2基
水・流出油処理剤 放射装置としては、
65mm放水銃×4基(取り外し式)
を装備し、このほか送水用として150mm径の送水管を両舷に2口ずつ備えています。
消火剤は、泡原液を約12,500リットル搭載します。
下の写真は今年1月9日に撮影したものですが、6基の放水砲から一斉放水しています。
白鳥が羽を広げたような、美しい姿になります。
横浜水上警察署の警備艇「神11 やまゆり」 ― 2022年12月04日 18時53分41秒
横浜港の海の安全を守る神奈川県警横浜水上警察署は、現在8艇の警備艇と、2艇の水上バイクを所有しています。
警備艇は、
神1 しょうなん 41トン
神2 あしがら 21トン
神3 つるぎ(旧そうぶ) 10トン
神5 はこね 10トン
神6 みうら 10トン
神7 ちどり 1.5トン
神8 はやかぜ 10トン
神11 やまゆり 1.3トン です。
「神」は神奈川県警の「神」です。他に「みさご」と「はやぶさ」という水上バイクを所有しています。
今まで神1から神8までアップしてきたので、「神11 やまゆり」をアップします。
横浜水上警察署の警備艇「神11 やまゆり」は、「神7 ちどり」と同じような小さな船です。
「神7 ちどり」はあまり見かけることが無いのですが、「神11 やまゆり」はよく沿岸の警備をしています。
小型なので狭い運河にも入っていけて、速度を上げると船首が浮いて、スピード感満載になります。
総トン数は1.30トン、全長4.96mで、乗船定員は6名(うち乗務船員1名)です。
1994年(平成6年)に配属された船で、神奈川県の県花「やまゆり」の名が付いています。
双胴船になっていて、小型でも安定した走りをします。
YAMAHAのF60Fモデルという、4気筒・約1,000ccの船外機を2基搭載しています。
向こうに見えるのは、横浜ベイブリッジです。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
横浜水上警察署の警備艇「神8 はやかぜ」 ― 2022年12月04日 16時30分47秒
横浜港の海の安全を守る神奈川県警横浜水上警察署は、現在8艇の警備艇と、2艇の水上バイクを所有しています。
警備艇は、
神1 しょうなん 41トン
神2 あしがら 21トン
神3 つるぎ(旧そうぶ) 10トン
神5 はこね 10トン
神6 みうら 10トン
神7 ちどり 1.5トン
神8 はやかぜ 10トン
神11 やまゆり 1.3トン です。
「神」は神奈川県警の「神」です。他に「みさご」と「はやぶさ」という水上バイクを所有しています。
今まで神1から神7までアップしてきたので、今日は「神8 はやかぜ」です。
「神8 はやかぜ」が水上警察署前の桟橋に停泊していました。
実は、この場所は時々通っているのですが「神8 はやかぜ」を見るのは初めてです。
海上でも見かけたことはありません。
自分としては貴重な1枚になります。
「神8 はやかぜ」は2016年に配備された、横浜水上警察署の警備艇の中では新しい船になります。
総トン数は10トン、全長14メートルで、乗船店員は14名(うち常務船員2人)です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
海上自衛隊の輸送艦「LST4003 くにさき」 ― 2022年11月19日 18時43分44秒
その時撮影した艦艇の写真を順次アップしています。
横浜港には、
潜水艦「SS-513 たいげい」
ヘリコプター搭載型護衛艦「DDH-183 いずも」
ミサイル搭載型護衛艦(イージス艦)「DDG-177 あたご」
護衛艦「DD-156 せとぎり」
護衛艦「DD-120 しらぬい」
掃海母艦「MST-464 ぶんご」
輸送艦「LST4003 くにさき」
が接岸していました。
それに、呉を母港とする練習艦「TV-3521 しまかぜ」もいたようですが、「FFM-2 くまの」に隠れてしまっていて、船尾の一部しか見えませんでした。
山下ふ頭に接岸している海上自衛隊の輸送艦「LST4003 くにさき」が、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に接岸している護衛艦「DDH-183 いずも」の向こうに見えます。
輸送艦「LST4003 くにさき」は、掃海隊群第1輸送隊に所属する輸送艦で、広島県の呉を母港とします。
基準排水量は8,900トン、満載排水量は13,000トン、全長178.0m、最大幅25.8mです。
兵装としては高性能20mm機関砲(CIWS)を2基装備し、Mk.137 デコイ発射機4基の他、各種レーダー装置を有します。輸送用エアクッション艇を2艇装備しています。
逆光になってしまいましたが、船尾の後方に小さく見える塔は横浜マリンタワーです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
海上自衛隊の掃海母艦「MST-464 ぶんご」 ― 2022年11月19日 16時04分17秒
その時の艦艇の写真を順次アップしています。
横浜港には、
潜水艦「SS-513 たいげい」
ヘリコプター搭載型護衛艦「DDH-183 いずも」
ミサイル搭載型護衛艦(イージス艦)「DDG-177 あたご」
護衛艦「DD-156 せとぎり」
護衛艦「DD-120 しらぬい」
掃海母艦「MST-464 ぶんご」
輸送艦「LST4003 くにさき」 が接岸していました。
それに、練習艦「TV-3521 しまかぜ」もいたようですが、「FFM-2 くまの」に隠れてしまっていて、船尾の一部しか見えませんでした。
海上自衛隊の掃海母艦「MST-464 ぶんご」が、護衛艦「DD-156 せとぎり」の向こう側にいます。
前に回ってみましたがどうしても「せとぎり」が邪魔になってしまいます。
接岸しているのは米軍接収地の「横浜ノース・ドック(瑞穂ふ頭)」なので、米軍の許可なく埠頭側へ行くことは出来ません。
「MST-464 ぶんご」は、掃海隊群第3掃海隊所属で、母港は広島県の呉になります。
1998年3月に就役し、総トン数は5,700トン、全長141m、最大幅は22mです。
兵装は、単装速射砲、機雷敷設装置3型 、Mk105航空磁気掃海具、Mk104航空音響掃海具などを有します。ヘリコプターは着艦スペースのみがあります。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
最近のコメント