ジャイアントパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」 ― 2024年12月07日 16時57分59秒
上野動物園のジャイアントパンダ「リーリー」と「シンシン」が9月に中国に返還されてしまった為、現在上野動物園にいるジャイアントパンダは、その双子の子供たち「シャオシャオ」と「レイレイ」の2頭のみとなりました。
「シャオシャオ」と「レイレイ」も、すでに3歳5ヶ月になります。久しぶりに会いに行ったら、かなり成長していました。
オスの「シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)」です。
とったど~!
メスの「レイレイ(蕾蕾、Lei Lei )」です。
「おやつボックス」を見つけて、エサを取り出そうとしています。
ルービックキューブのようなフィーダー(供給装置)にエサが挟んであり、動物たちが自然界で努力して食べ物を取るように、動物園の中でも自分で考えながら餌を得るように仕向けるための訓練装置です。使わなくなった消防ホースを折り畳んで作ります。
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鳥 ― 2024年11月28日 07時46分54秒
10月25日は「コアラの日」 ― 2024年10月17日 09時08分29秒
2024年10月現在、日本の動物園でコアラが見られるのは7園だけです。
埼玉県こども動物自然公園(埼玉県)
多摩動物公園(東京都)
横浜市立金沢動物園(神奈川県)
東山動植物園(愛知県)
神戸市立王子動物園(兵庫県)
淡路ファームパーク イングランドの丘(兵庫県)
平川動物公園(鹿児島県)
です。
そのうちのひとつ横浜市立金沢動物園では、5頭のコアラが飼育されています。
昨年11月にチャーリーというオスのコアラが、新しいペアリングのため東京都多摩動物公園へ移動し、5頭になりました。
木の上にちょこんと乗っかっている姿がかわいいですね。手足は枝をしっかりと掴んでいます。
コアラ(KOALA)は、双前歯目、ウォンバット型亜目、コアラ科、コアラ属に分類される有袋類です。
オーストラリア東部~南部の熱帯雨林や温帯のユーカリ林などに生息しています。
コアラが始めて日本の動物園にやってきたのは1984年10月25日。 オーストラリアのタロンガ動物園からコアラ6頭が贈られ、東京都「多摩動物公園」、愛知県「東山動植物園」、鹿児島県「平川動物公園」の3園で2頭ずつ飼育を開始し、11月より一般公開されました。
公益社団法人日本動物園水族館協会生物多様性委員会は昨年(2023年)、初来日の日である10月25日を「コアラの日」として制定しました。
世界的にはオーストラリアコアラ基金がコアラ救済デーとして制定している「世界コアラの日」(毎年7月の最終金曜日)のほうが浸透しています。
初来日当時日本で沸き起こった「コアラブーム」に合わせ、同年(1984年)3月に発売された「コアラのマーチ」は、そのネーミングやパッケージ、コアラが印刷された商品のかわいらしさから、ロッテの超人気商品になりました。
コアラさんの もぐもぐタイムです。「う~ん、どの葉っぱが美味しいかな~」
美味しそうな葉っぱを求めて、木の上を移動します。
「ここがいいや」場所を決めるとモグモグと食べ始めました。
これぞと思う葉っぱをまとめて口に入れて頬張っています。
お腹いっぱい食べると眠くなってきます。
体をポリポリと掻きながら、すやすやタイムに入っていきました。
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金沢動物園のボンとヨーコ ― 2024年10月16日 17時16分26秒
金沢動物園の仲良しゾウさん、「ボン」と「ヨーコ」です。
「ボン」は1976年生まれのインドゾウで、体重は約6.3トンあり、現在日本で飼育されているゾウの中では最大級です。
1985年4月にインドのボンベイ市(現ムンバイ市)からやってきました。ボンベイから来たので「ボン」です。
牙は2000年頃に先端から1メートルほど折れたことがありますが、その後また成長したということです。現在、牙は2.7メートルあり、今も伸び続けているので毎日計測しているそうです。
メスの「ヨーコ」は1978年生まれで、「ボン」と一緒に金沢動物園へやってきました。
「ヨーコ」は、横浜に因んだあの歌から名前が付けられました。 ♪港のヨーコ、ヨコハマ・・・・・
2022年8月、新しい自動給水装置が完成しました。 堀の観客側にある給水装置に鼻を近付けると、センサーが働いて水が噴き出します。溜めた水ではなく新鮮な水が飲めるので、象も喜んで活用しているようです。
ゾウって、鼻から水を飲むの・・・? 気管に入っちゃうよ。違いました。 ちゃんと口に運んでいます。
ゾウさんは、鼻の中に10リットルくらいの水をためて口に運ぶことが出来るそうです。
鼻の中には砂をためることも出来ます。
鼻にためた砂を背中にかけて、砂浴びを見せてくれました。 ヨーコちゃん、大サービスです。
体重は約3.6トンです。女の子なので体重のゾウ加には気を使っています。
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ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋) ― 2024年10月14日 14時41分41秒
国営昭和記念公園にいた、ツマグロヒョウモンです。
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)は、チョウ目(鱗翅目)、アゲハチョウ上科、タテハチョウ科、ドクチョウ亜科、ヒョウモンチョウ族、ツマグロヒョウモン属に分類されるチョウの一種で、鮮やかなオレンジ色がとても目立ちます。
雄(オス)と雌(メス)では翅の模様が違い、メスは前翅先端部が黒色で、斜めの白帯を持つのが特徴です。翅の裏側は薄い黄褐色の地にやや濃い黄褐色の斑点があり、表の白帯に対応した部分は同じような白帯となっています。
熱帯、温帯地域に広く生息していますが、日本では1980年代までは近畿地方以西でしか見られなかったということです。その後生息域は北上し、今では東北地方まで勢力を広げています。地球温暖化の影響でしょうか。
東京の公園などで普通に見かけるチョウです。
雄(オス)はメスのような白帯は無く、表側はヒョウモンチョウに典型的な豹柄になっています。後翅の外縁が黒く縁取られるので他のヒョウモンチョウの仲間と区別できます。
褄が黒くて翅に豹柄の紋があるので、褄黒豹紋(ツマグロヒョウモン)。 分かりやすい名前の付け方です。
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アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑) ― 2024年10月14日 14時14分14秒
NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRを使ってみました ― 2024年10月12日 17時18分40秒
一昨日ヨドバシカメラの近くに行ったのでふらっと立ち寄ったら、NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRが展示してありました。
今は1本だけ持ち歩く時のレンズとして、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを常用しています。
写真を撮りに行くときは基本的にNIKKOR Z 24-120mm f/4 SとNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S、それに広角側をカバーするレンズとしてNIKKOR Z 14-30mm f/4 Sの3本を持ち歩きます。
最近は歳のせいか重いレンズを持ち歩くのが億劫になっていて、すごく軽量だったので、ちょうど良いと思い購入しました。
少し安くしてくれたので、プロテクトフィルター(Kenko ZX II プロテクター 77S)がおまけで付くくらいの値段で買えました。
2万いくらかのポイントは、プリンターのインクを買うときの為に貯めておきます。
NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRを、Z7に取り付けた状態です。
遠近感の関係でレンズが大きく見えますが、約14.2倍のズームレンズとしてはそんなに大きくありません。
400ミリ側にすると、びっくりするくらいレンズが伸び、なんだか安っぽい感じになります。
レンズにロックボタンが付いているので、それでロックしておかないと、レンズを下にして持ち運んでいる時に、ずるずると伸びてきてしまいます。
レンズ自体はすごくシンプルなデザインで、コントロールリングやファンクションボタン、フォーカスモード切り替えスイッチなどはありません。フォーカスリングがコントロールリングを兼ねているようです。各種設定はカメラ本体側で操作しなければなりません。
メーカーとしてはトラベルレンズと位置付けているので、大きさ・重さと価格を抑えるためにはそれでいいのかもしれません。
ただ、レンズ構成は高価なレンズと遜色なく、15群21枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ3枚)となっています。
昨日昭和記念公園に行って試し撮りをしてみました。使用レンズはNIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRで、画像は全てノートリミングです。
高倍率ズームなのに、思ったよりもシャープに写ります。
310ミリ f8 1/2000秒 ISO200
200ミリ f14 1/640秒 ISO200
絞りf22まで絞ると、回折現象でボケます。回析現象がかなり目立つので、このレンズは殆どのズーム域でf8~f11までがベターのようです。
28ミリ f22 1/500秒 ISO100
絞り込むと光条はシャープに出ます。ただ、回析現象を考えると絞りf11~f16くらいが良いと思います。
38ミリ f22 1/1250秒 ISO100
ススキにもピントを合わせたかったので、絞り込んでいます。
28ミリ f16 1/100秒 ISO200
光条は18本。絞り羽根が9枚なので18本出ています。絞り羽根の枚数が奇数の時はその倍、偶数の場合は羽根の枚数と同じ数の光条が出ます。
例えば、絞り羽根が9枚だと18本出ますが、10枚だと10本しか出ません。面白いですね。
このレンズは28ミリの時、イメージセンサーから0.2mまで近づけます。フードが被写体にぶつかってしまうくらいです。
広角側の28ミリなので、近寄っても広い範囲が写ってしまいます。28ミリ時の最大撮影倍率は0.35倍です。
28ミリ f4 1/1000秒 ISO200
400ミリの時は1.2m離れないとピントが合いませんが、400ミリなのでかなり大きく写せます。
400ミリ f8 1/2500秒 ISO200
400ミリ f8 1/1000秒 ISO200
この写真は最短撮影距離より少し離れています。
400ミリ f8 1/640秒 ISO200
玉ボケは思ったより綺麗に出ました。このレンズは焦点距離200ミリより望遠側は開放絞り値がf8になります。かなり暗いレンズといっていいでしょう。(28ミリ側はf4です)
200ミリ f8 1/125秒 ISO400
口径食による周辺のレモンボケもそんなに気になりません。
210ミリ f8 1/250秒 ISO200
240ミリ f8 1/160秒 ISO400
背景が近いと、光が漏れてくる木の葉の重なり具合により、ボケの形が円ではなくなってしまいます。それはこのレンズに限らずですが。
400ミリ f8 1/640秒 ISO200
景色を撮るときは、28ミリではなく24ミリくらいが欲しいなと思います。
28ミリ f14 1/60秒 ISO100
高倍率なので画質的に使えないかもしれないと心配しながら使ってみましたが、大きさと軽さとズーム倍率を考えたら、私にとっては愛用できそうなレンズです。
難点としては28ミリからなので14~30ミリのズームレンズも一緒に持ち歩くことになる点、
望遠側がf8と暗くなる点、
400ミリ側の最短撮影距離が1.2mと長い点、くらいでしょうか。
画質の点は、高倍率ズームを考慮すると十分すぎるくらいシャープに写りました。等倍にして見ても他のレンズに見劣りしません。周辺の解像力は少し悪いかなと思います。
なかなか便利なアイテムが手に入りました。これで、足りないのは撮影センスだけです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
日本最高齢のオカピ「キィァンガ(オス)」 ― 2024年10月09日 20時31分52秒
10月18日は「世界オカピの日(World Okapi Day)」です。
この記念日は、オカピとその生息地を守る活動を行っているオカピ・コンサベーション・プロジェクト(Okapi conservation project)という米国の団体が、一般にあまり知られていないオカピのことを多くの人に知ってもらい、オカピを保護するために何ができるのかを考える機会にしてもらうことを目的に制定しました。
「横浜市立金沢動物園(以後 金沢動物園)」にいる「キィァンガ(オス)」です。
1997年、「よこはま動物園ズーラシア(以後 ズーラシア)」に、そのオープンに先駆けて米国からオスとメスのペアのオカピが贈られました。 日本に初めて来たオカピで、メスの「レイラ」とオスの「キィァンガ」です。(レイラは2014年に死亡しています)
その後「キィァンガ」は金沢動物園に移りました。現在では28歳になり日本最高齢のオカピとして人気者になっています。飼育下での平均的な寿命は15年から20年といわれています。(日本にいたオカピの最高齢は24歳7ヶ月)
金沢動物園には以前「トト」という名のオカピ(レイラの孫)もいて、上野動物園に移ったのち上野で飼育されていましたが、昨年(2023年)7月に死亡しました。上野動物園では現在オカピは飼育されていません。
現在日本でオカピが飼育されている動物園は横浜市にある2園だけです。
ズーラシアの4頭と、金沢動物園の1頭(キィァンガ)です。
ズーラシアにはバカーリ(オス)、ホダーリ(オス)、ララ(メス)、ララの赤ちゃん(メス=今年7月誕生)と、4頭のオカピが飼育されています。
ズーラシアでは、10月14日(月・祝)まで赤ちゃんの愛称を募集しています(こちら)。
オカピは、1901年にイギリスの探検家ハリー・ジョンストン卿によって公式に“発見”された、珍しい動物です。
哺乳綱、偶蹄目(又は鯨偶蹄目)、キリン科、オカピ属に分類される偶蹄類で、コンゴ民主共和国に生息しています。模様がシマウマに似ていますが、キリン科の動物です。雄(オス)には皮膚で覆われた2本の短い角があります。
熱帯雨林に生息しており、長い舌で木の葉をたぐり寄せて食べます。
金沢動物園では世界オカピの日を記念して、飼育担当者の特別ガイド、パネル展示、動画放映などのイベントを行っています(こちら)。
横浜市立金沢動物園公式サイトはこちら
よこはま動物園ズーラシア公式サイトはこちら
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ウミネコ(海猫) ― 2024年10月05日 15時41分20秒
アオバネワライカワセミ ― 2024年10月02日 05時06分10秒
横浜の金沢動物園にいる「アオバネ ワライカワセミ」です。
アオバネワライカワセミはブッポウソウ目、カワセミ科、ワライカワセミ属の鳥です。
ニューギニア南部とオーストラリアに広く分布していて、オーストラリアではよく知られているといいます。
カワセミは漢字で「翡翠」と書き、翡翠(ひすい)色の羽根が人気の鳥です。ワライカワセミ(笑い翡翠)はカワセミよりも大きくて羽根の青い部分が少なく、全体的に茶色です。
アオバネワライカワセミは背中の羽根がカワセミのように青く、ワライカワセミの仲間なのでこの名が付きました。英名でも「Blue-winged kookaburra(青い翼のワライカワセミ)」といいます。
全長は40cmくらいあり、一般的に人気のある「カワセミ」よりもかなり大きいサイズです。ワライカワセミより少し小さくなります。
嘴(くちばし)が大きく、ちょっと頭でっかちに見えます。この大きい嘴(くちばし)に餌をくわえ、生きた魚をいやというほど止まり木などに叩きつけてから食べるそうです。
時々憎たらしい表情をしますが、普段はクリッとした円ら(つぶら)な瞳をしています。
なにかコミュニケーションを取っているのでしょうか。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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