パンパスグラス(Pampas Grass)/ シロガネヨシ ― 2022年12月24日 09時00分00秒
神代植物公園で「パンパスグラス(Pampas Grass)」が咲いていました。
ん?「咲いている」で良いのかなと考えてしまいましたが、これは穂のように咲く花(花穂)で、「咲く(開花)」で良いようです。
パンパスグラスは、イネ目、イネ科、シロガネヨシ属の多年生植物で、日本では「シロガネヨシ」といいます。でも、英名のパンパスグラスの方が一般的になっています。
パンパスグラスの最大の特徴は、その大きなサイズと、綿毛のようにふわふわした花穂です。ススキに比べてボリュームがあるので、生け花にもよく使われます。秋になると花屋さんの店先で見かけます。
ムラサキシキブ(紫式部)の実 ― 2022年12月23日 07時23分36秒
冬至が咲いていました ― 2022年12月22日 17時21分22秒
今日は冬至です。
神代植物公園の「うめ園」で冬至が咲いていました。
冬至(とうじ)は、野梅性の早咲き品種の花梅で、一重の白い花を咲かせます。
開花期が12月中旬~2月中旬と早く、冬至のころに咲くのが名前の由来です。 お正月の梅としても使われるということです。
まだ、ちらほらという感じの咲き方ですが、数えてみると30輪程の花が咲いていました。(12月20日撮影)
神代植物公園ではソシンロウバイ(素芯蝋梅)の黄色い花も咲き始めています。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
シモバシラの霜柱@神代植物公園 ― 2022年12月21日 17時42分16秒
新潟県の大雪被害は大変な状況ですが、関東地方も雪は降らないまでも寒い日が続いています。
昨日、東京都調布市にある神代植物公園の細流の水は凍っていました。
園内通路のあちこちで、霜柱が朝日に輝いています。
植物多様性センターのシモバシラに、霜柱の花が咲いていました。
シモバシラ(霜柱)は、シソ目、シソ科の、宿根性の多年草です。
初秋に白い花をたくさん咲かせますが、冬には地上部が枯れてしまいます。茎は断面が四角形をしていて、枯れるとやや木質化します。
冬に地上部分の茎は枯れてしまいますが、地中の根の部分はまだ活動していて保水能力を保っています。茎の中の導管(水の通り道)を毛細管現象によって根から地中の水が上がってきます。
その水が茎から染み出て外気に触れて凍ることによって、氷の花(霜柱)を咲かせます。それが「シモバシラ」の名の由来です。
シモバシラは、絹糸を巻き付けたような繊細な氷の花(霜柱)を作り出します。綿菓子みたいですね。
陽が当たってくると、その部分から溶けていってしまいます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
珍しい「ショクダイオオコンニャク」が咲きました ― 2022年12月20日 19時01分56秒
神代植物公園の「ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)」が開花しました。
昨日(12月19日)の午後2時過ぎから開花が始まり、午後5時ごろから匂いを発し始め、午後9時には全開になったということです。
今日と明日は通常より1時間早く午前8時30分に開園しています。
ショクダイオオコンニャクは園内の大温室に展示されていますが、開園直後から大温室の外まで長い行列が出来ていました。手前の芝には霜が降りています。
大温室の中も長い列です。白い〇の中がショクダイオオコンニャクです。テレビ局も入っていました。
ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻、学名::Amorphophallus titanum)は、オモダカ目、サトイモ科、コンニャク属の植物で、インドネシア・スマトラ島の熱帯雨林に自生するので、スマトラオオコンニャクとも呼ばれます。
花は肉が腐ったような強烈な悪臭を放つことから「死体花」、またその大きさから「お化けコンニャク」と呼ばれることもあります。この匂いは受粉の為に甲虫をおびき寄せる目的で発するといわれています。
数年に1度、2日間だけ花を咲かせ、花と葉がそれぞれ別の時期に生えるのも特徴ですが、今回は花と葉が一緒に生えてきているので、話題を呼んでいます。
花と葉が一緒に生えてくるのは、2017年にオーストラリアの植物園で観察されて以来、世界で2例目の珍しいケースだということです。
上の写真、長いセロリの葉っぱのようなのが葉で、真ん中の棒のようなものは付属体といいます。付属体の下に雄花と雌花が密生して咲いており、それを囲むように開いた紫色のものは仏炎苞(ぶつえんほう)というそうです。仏炎苞の内側には白い粉が付いてすべすべしていて、付属体が放つ匂いに寄ってきた虫が滑り落ちるということです。
仏炎苞の部分をアップにしてみました。
神代植物公園は明日も早朝開園で8時30分にオープンします。
ショクダイオオコンニャクについて詳しくは、「神代植物公園2022ショクダイオオコンニャク解体新書」というPDFファイルを発表しているので、興味のある方はそちらをご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
花の妖精 ― 2022年12月13日 17時02分57秒
ショクダイオオコンニャクの開花@神代植物公園 ― 2022年12月13日 09時07分22秒
神代植物公園の「ショクダイオオコンニャク」が、今にも開花しそうな状態です。
「ショクダイオオコンニャク」、「食大王 コンニャク」ではありません。「燭台 大蒟蒻」です。
燭台のような形をした大きい蒟蒻なのでこの名が付きました。
ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻、 学名::Amorphophallus titanum)は、オモダカ目、サトイモ科、コンニャク属の植物で、インドネシア・スマトラ島の熱帯雨林に自生するので、スマトラオオコンニャクとも呼ばれます。
ショクダイオオコンニャクの開花は最短でも2年に一度で、2日間しか咲かないといわれています。
神代植物公園では、そのショクダイオオコンニャクが今にも開花しそうな状態です。
花が無事に咲けば、前回の開花(2021年6月24日)から1年半あまり、同一個体で5回目の開花になるということです。
現在約1.3mまで成長し、今回は花と葉が同時に出るという珍しい咲き方になっています。2017年にオーストラリアのアデレード植物園で同様の咲き方をした例がありますが、世界でもあまり例がないといいます。
昨日の時点ではまだ開花していませんが、報道陣(日テレ系)が取材をしていました。
開花状態は神代植物公園のホームページ(Twitter)で随時発信されています。
開花する時は通常夕方から開花するそうで、開花が始まった日の翌日・翌々日は通常より1時間早く、8時30分に開園します。
休園日でもここ2週間は臨時開園してくれています。
神代植物公園のホームページはこちら。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
ダース・ベイダーの花 ― 2022年10月27日 15時40分46秒
生田緑地ばら苑と神代植物公園のバラ ― 2022年10月23日 18時02分14秒
生田緑地ばら苑が、10月20日(木)から11月6日(日)まで開苑しています。
春しか咲かないバラもあり、花数は少なかったのですが、スタッフの人の話では今月末から11月初め頃には花数が増えるということです。
生田緑地ばら苑の秋バラは虫食いが多いので、春に比べると見劣りがします。
上の写真は「カルーセル」というバラです。
神代植物公園では、10月4日(火)から10月30日(日)まで「秋のバラフェスタ」を開催しています。
神代植物公園では、春より少し花数は少ないですがきれいなバラが咲いていました。
下の写真は「ピース」というバラです。
前日が雨だったので花びらに水滴が付いています。(19日に行きました)
神代植物公園では開園前にも水やりをするようで、晴れた日でも水滴が素敵に残っていることがあります。
生田緑地ばら苑に行った時は、時々バラの切り花を買ってきます。
きれいなバラで、最低でも1週間は持ちます。
今日は日曜日だったので、切り花は赤と黄色しか残っていませんでした。
全部で税込1,000円です。安いと思います。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
最近のコメント