コビトマングースの赤ちゃん ― 2025年05月12日 08時09分20秒
恩賜上野動物園(上野動物園)で飼育されている、コビトマングースです。
繁殖は群れの中の一番優位なペアによって行われ、他の個体は子供の世話を交代で行います。
他の劣位のメスも交尾をすることはありますが、妊娠しなかったり流産したりし、産んだとしてもその子供の生存率は極めて低くなるようです。
コビトマングースの赤ちゃんが生まれていました。
何匹もが交代で世話をしに来るので、どれが本当のお母さんなのかは分かりません。
赤ちゃんにとっては迷惑じゃないかと思うくらい、ぺろぺろと舐めに来ます。
コビトマングース(学名:Helogale parvula 、英名;Dwarf Mongoose)は、哺乳網、食肉目、ネコ型亜目、マングース科で、マングースの仲間の中では一番小さい種類になります。
小さいのでコビトマングースです。人ではないのに、コビトなんですね。
かわいいので、いつまでも見ていられます。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
上野動物園のジャイアントパンダ ― 2025年05月07日 18時21分58秒
和歌山県のアドベンチャーワールドで飼育されているジャイアントパンダ4頭全てが、6月末に中国に返還されるということで、テレビでは毎日のように話題になっています。
それに刺激されて、今日久しぶりに上野動物園のジャイアントパンダに会いに行ってきました。
上野動物園のジャイアントパンダ、オスの「シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)」です。
屋外放飼場の一角にデンと座って、好物のタケを食べています。
メスの「レイレイ(蕾蕾、Lei Lei )」です。この2頭は双子で、2021年6月21日に生まれました。
レイレイは屋外と室内を行ったり来たりして運動をしていました。それを見る人間たちも、右へ左へ行ったり来たりです。 ちょっと、おちょくられているような気がしました。
上野のジャイアントパンダ2頭も、来年2月で貸与期限が切れるといいます。
上野動物園でも返還前にジャイアントパンダ目当てのお客さんが今後増えていくのではないでしょうか。
今日上野動物園から、5月13日(火)よりシャオシャオの観覧方法が自由観覧に変更になると発表されました。(こちら)
レイレイは今まで通り、10人~20人のグループで1区画約1分ずつ順番に観覧する形をとるということです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
上野動物園のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」 ― 2025年03月22日 07時00分23秒
Joan Miró 「ミロ展」東京都美術館 ― 2025年03月15日 07時35分54秒
90歳で亡くなるまで新たな表現に挑戦し続けたジュアン・ミロの70年におよぶ創作活動全体を振り返る大回顧展が、東京都美術館で開催されています。
ジュアン・ミロ(Joan Miró 1893~1983)は、スペインのカタルーニャ州に生まれ、同郷のピカソと並び20世紀を代表する巨匠に数えられています。
太陽や星、月など自然の中にある形を象徴的な記号に変えて描いた、詩情あふれる独特な画風は、日本でも高い人気を誇ります。
赤、青、緑、黄などの原色を、黒と白の中で鮮やかに描き上げる絵画は、風韻漂う中にかわいらしさがあり、私の好きな画家の一人でもあります。
第1章 若きミロ:芸術への決意
第2章 モンロッチ – パリ:田園地帯から前衛の都へ
第3章 逃避と詩情:戦争の時代を背景に
第4章 夢のアトリエ:内省を重ねて新たな創造へ
第5章 絵画の本質へ向かって
の5章で構成され、初期から晩年までの各時代を彩る絵画や陶芸、彫刻により、90歳まで新しい表現へ挑戦し続けたミロの芸術を包括的に紹介しています。
「バルサ」の愛称で知られる世界屈指の強豪サッカークラブ、スペインのFCバルセロナの創設75周年を記念して1974年につくられたポスターです。クラブは昨年、125周年を迎えました。
ジュアン・ミロ 《バルサ FCバルセロナ75周年ポスター》 1974年 リトグラフ 99×69cm ジュアン・ミロ財団、バルセロナ
大きな蛇口やマネキンの脚といった日常生活で見慣れたオブジェを本来の目的から引き離し、個性際立つ着色をして、ユーモア溢れる遊び心で組み合わせています。ハイヒールを履いた挑発的な脚を持つ若い女性は、現実からの逃避を求めているのでしょうか。
ジュアン・ミロ 《逃避する少女》 1967年 着色ブロンズ 166×31×58.5cm ジュアン・ミロ財団、バルセロナ
展示風景
展示風景
左) ジュアン・ミロ 《花火 I 》《花火 II 》《花火 III 》 1974年 アクリル/カンヴァス 各292×195cm ジュアン・ミロ財団、バルセロナ
右) ジュアン・ミロ 《焼かれたカンヴァス 2 》 1973年 アクリル/切られて焼かれたカンヴァス 130×195cm ジュアン・ミロ財団、バルセロナ(寄託)
ミロの造形言語の集大成のひとつと言われる作品です。
英語圏などでは"The Universe"(宇宙)というタイトルで呼ばれる、仙厓義梵(せんがい ぎぼん)による禅画《○△□ (まるさんかくしかく)》に通ずるものを感じます。
ジュアン・ミロ 《太陽の前の人物》 1968年 アクリル/カンヴァス 174×260cm ジュアン・ミロ財団、バルセロナ
仙厓義梵の《○△□ (まるさんかくしかく)》です。本展には展示されていません。出光美術館所蔵作品です。
仙厓義梵 《○△□》 1819年から1828年頃 紙本墨画 28.4×48.1 cm 所蔵:出光美術館
明日まで「スペイン・ミロウィーク」が開催されています。開催期間中に展覧会会場で撮影した写真を「#ミロ展」のタグをつけて X か Instagram に投稿すると、会場出口でオリジナルステッカーが貰えるというので、貰ってきました。
図録の表紙には初期から晩年までのそれぞれの時代を代表する3作品、《絵画=詩(栗毛の彼女を愛する幸せ)》、《明けの明星》、《涙の微笑》をあしらい、ミロの特徴的な赤、青、黄と組み合わせています。
(写真は展覧会公式サイトより)
ハードカバー、W220mm×H280mm、248ページ、図版オールカラーで、税込3,600円です。
ミュージアムショップでは、図録の他にポストカード、クリアファイル、キーリング、トートバッグ、Tシャツ、マグネット、ピンズ、ポスター、ノート、関連書籍、輸入菓子、複製絵画など、いろいろな物を販売しています。
ボールペンを買ってきました。本体は赤、青、黄、黒の組み合わせが数種類あります。インク色は全て黒のようです。ウクライナ応援カラーにしちゃいました。
「ミロ展」開催概要
開催会場:東京都美術館 企画展示室
開催期間:2025年3月1日(土)~7月6日(日)
休室日:月曜日、5月7日(水) ※ただし、4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開室
開室時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
観覧料金:一般 2,300円/ 大学生・専門学校生 1,300円/ 65歳以上 1,600円
※18歳以下、高校生以下は無料。
※各種割引等があります。詳細は展覧会公式チケットサイトへ(こちら)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
上野公園で桜が満開です ― 2025年03月14日 08時58分44秒
上野恩賜公園(上野公園)で、オオカンザクラが満開になっています。
オオカンザクラ(大寒桜)は、バラ目、バラ科、サクラ属の落葉広葉樹で、カンヒザクラ(寒緋桜)とオオシマザクラ(大島桜)、またはヤマザクラ(山桜)の交雑種と考えられています。
埼玉県川口市安行にあったカンザクラ類の一系で、当初はアンギョウカンザクラ(安行寒桜)と呼ばれていました。上野公園の説明では、1964年(昭和39年)に上野公園にこの桜を植樹した際、カンザクラ(寒桜)と比べて大きく立派だったので、都職員の相関芳郎氏と国立科学博物館の大井次三郎博士により、新品種として「オオカンザクラ(大寒桜)」と名付けられたといいます。
やや大きめの淡紅色の花が咲き、花弁中央部の色が濃くなります。ソメイヨシノより一足早く満開となる早咲きの桜で、成長が早く大樹となります。花色はソメイヨシノよりも、かなりピンクが濃くなります。
多くの人が集まって写真を撮っていました。半分以上の人がインバウンドさんです。
メジロ(目白)もやってきて、花の蜜を吸っています。
ヒヨドリ(鵯)もやってきました。
ヒヨドリはメジロに体当たりを仕掛け、追っ払います。
でも、おっちょこちょいなのか、時々枝から落ちそうになります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
雨の上野公園でカンヒザクラが咲いていました ― 2025年03月12日 16時18分07秒
雨の上野公園でカンヒザクラが咲いていました。
カンヒザクラ(寒緋桜)は、バラ目、バラ科、サクラ属の野生種のサクラです。
その名の通り、緋色の花が下向きに咲き、東京での花期は3月中旬で、ソメイヨシノよりも早く咲きます。
古くはヒカンザクラ(緋寒桜)とも呼ばれていましたが、エドヒガン(江戸彼岸)という桜を指す「ヒガンザクラ(彼岸桜)」と音が似ていて混同する事や、「ヒカンザクラ=悲観桜」を連想することなどから、カンヒザクラ(寒緋桜)という名前が定着したようです。
散る時は、ソメイヨシノのよう花びらがひらひらと美しく散るのではなく、萼(ガク)の付いた状態で花がボトッと落ちます。
悲観桜、いさぎ良いですね。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
シャオシャオ引っ掛かっちゃったぁ ― 2025年02月11日 09時38分46秒
上野東照宮ぼたん苑の紅梅 ― 2025年02月10日 13時36分29秒
上野東照宮ぼたん苑で紅梅が咲いていました。
ぼたん苑からは、梅の花の向こうに「旧寛永寺五重塔」を見ることが出来ます。
国の重要文化財に指定されている「旧寛永寺五重塔」は、1831年(寛永8年)のちに初代大老となる土井利勝によって、寛永寺の境内である上野東照宮内に建立されました。
1639年(寛永16年)に花見客の失火で焼失しましたが、同年、利勝により再建されました。
1958年(昭和33年)に寛永寺から東京都に寄贈され、現在は上野動物園の敷地内にその姿をとどめています。
上野東照宮ぼたん苑の紅梅はまだ3分咲きくらいで蕾の方が多く、これから見頃を迎えることと思います。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
上野東照宮ぼたん苑で「冬の牡丹」が見頃です ― 2025年02月09日 14時19分43秒
上野東照宮ぼたん苑で「冬のぼたん」が見頃です。
回遊形式の日本庭園に、冬は40品種160株の牡丹が栽培されています。
藁囲いで包まれた牡丹の花は、今が一番の見頃となっています。
深輝門(しんきもん)
華王殿(かおうでん)
阿蘇の司(あそのつかさ)
写楽(しゃらく)
朝日港(あさひみなと)
黄冠(おうかん)
麟鳳.(りんぽう)
花魁(おいらん)
連鶴(れんかく)
宜秋門(ぎしゅうもん)
花売り娘(はなうりむすめ)
不夜城(ふやじょう)
手水花です。
パープルエリナ
太陽(たいよう)
トリビュート
上野東照宮ぼたん苑では牡丹の他にも、多くの春を知らせる花々を楽しむことが出来ます。
白梅
紅梅
ソシンロウバイ(素心蠟梅)
ミツマタ(三又)の花も咲き始めていました。
水仙(すいせん)
上野東照宮ぼたん苑「冬のぼたん」開催概要
開催会場:上野東照宮 ぼたん苑
開催期間:1月1日~2月24日(予定)
休苑日:期間中無休
開苑時間:午前9時30分~午後4時30分(入苑締切)
入苑料金:大人(中学生以上)1000円 団体 (15名以上) 800円 小学生以下無料
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
上野不忍池 蓮池の清掃 ― 2025年02月07日 18時44分32秒
夏になると一面にハス(蓮)の花を咲かせる上野公園・不忍池(しのばずのいけ)。
上の写真は2024年7月25日撮影。
不忍池の蓮池では、ハスの花が枯れた後、秋になるとアシ(ヨシともいいます)が生えてきます。
ハスやアシの枯れ枝が生い茂る蓮池では、年が明けた頃から2~3ヶ月かけて枯れ枝の清掃をします。
筏の様な台船が数台繰り出し、長い竿で枯れ枝を集めていきます。
集められた枯れ枝は通路側に集積され、トラックで運ばれるようです。
たまたま清掃をしている場面に遭遇しました。
寒い中、力のいる大変な作業です。
このような地道な作業が繰り返されて、不忍池では毎年美しいハスの花を咲かせてくれるんですね。
感謝です。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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