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会田誠 天才でごめんなさい2013年01月09日 03時03分01秒

六本木ヒルズ森タワー53階にある森美術館で会田誠展「天才でごめんなさい」を見てきました。
会田誠 展 森美術館

3月31日迄無休で開催しています。
時間は10:00~22:00ですが、火曜日は17:00閉館です。閉館30分前に入場を締め切りますが、30分で全部見るのはちょっと無理です。

政治や戦争、社会問題、歴史、漫画、日常生活など、テーマは様々ですが、思わず笑いを誘うグロテスクでエロティックな作品が並びます。毒と笑いとシリアスなメッセージが混在しています。
カーテンで仕切られた、18歳未満入場禁止の部屋もありますのでご注意下さい。


作品は、写真を撮ることが出来ないので、こちらを見て下さい

ムービーはとばして、ムービー下の作品で、
左上の「滝の絵」は、高さ4m39㎝幅2m72㎝の大作です。
日本画を思わせるような滝の絵の中でスクール水着の少女達が戯れています。
名前を見ていくと、全員が水や川や滝に関係のある名前になっています。

その右の「紐育空爆之図(にゅうようくくうばくのず)」では、ゼロ戦がニューヨークの街を火の海にしています。
∞の形で編隊を組んだゼロ戦はホログラムペーパーで、見る角度によって色を変えキラキラと輝きます。
六本木ヒルズは外国人の多い場所です。この展覧会を見ている人も2割くらいは外国人です。この様な、外国の人が見たらどう思うんだろう?という作品もいくつか展示されています。

その右の「あぜ道」は、写真のコラージュかと思っていたら、なんと、岩顔料とアクリル絵の具を使った絵画でした。
東山魁夷の有名な作品「道」を連想させるあぜ道に、女学生のおさげ髪の分け目が重なります。

「あぜ道」の下の「ジューサーミキサー」は、よく見るとミキサーにかけられているのは少女達です。そうすると、下の赤い色は血の海ということになります。

一番左下の「切腹女子高生」は、美少女画のような女子高生が腹を切ったり、自ら首を落としたりしています。周りは血の海ですが、透明フィルムに描かれた絵の下地にはホログラムフィルムが使われていて、背景が虹色に明るく光っています。


会場内で1つだけ「撮影OK」の作品がありました。「考えない人」という立体作品です。
撮った写真を見たらこんなになっています。私の気を吸い取られてしまっているようです。体から出たばかりの気は青い色をしていますが、段々色が無くなって吸い込まれていきます。ああっ、もうダメ・・・
会田誠 「考えない人」?
よくよく見たらカメラが、絞りF11、シャッタースピード18秒というマニュアル設定になっていました。青い光は、左横に置かれたモニター画面の色のようです。
「考えない人」それは私です。

気を取り直して撮り直し。
今度はバッチリ撮れました。でも、こんなのバッチリ撮れても嬉しくないんですけど・・・!
会田誠 「考えない人」

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