ダイヤモンド・プリンセス日本発着クルーズに注力 ― 2014年04月18日 12時15分16秒
イギリス船籍でイギリスの船舶会社P&Oが所有する豪華客船ダイヤモンド・プリンセスが横浜港に入港しました。
アメリカのクルーズ会社「プリンセス・クルーズ」では、4月15日の入港を始まりに今年横浜港だけで22回の入港を計画しています。これは外国客船では最多になります。
ダイヤモンド・プリンセスは2004年に就航したので、プリンセス・クルーズでは「おかえりなさいキャンペーン」として誕生10周年の記念の年に、日本発着クルーズを多く企画しています。
ダイヤモンド・プリンセスと姉妹船のサン・プリンセスは、日本の三菱重工業長崎造船所で建造された日本生まれのクルーズ船です。
ダイヤモンド・プリンセスは建造中に火災事故を起こし納入が間に合わなくなった為、同時進行で建造していたサファイア・プリンセスを急遽ダイヤモンド・プリンセスとして改修し先に納入した為、ダイヤモンド・プリンセスとして建造されていた船は焼損部分を撤去した上でサファイア・プリンセスとして改修して納入したという経緯があります。
従って、ダイヤモンド・プリンセスとして建造していた船がサファイア・プリンセスに、サファイア・プリンセスとして建造していた船がダイヤモンド・プリンセスになっています。
また、日本の消費者にアピールする新たな設備の為総工費3千万ドルをかけて、洋上最大級となる大浴場「泉の湯」や寿司レストラン「海(Kai)寿司」を新設、ショッピングエリアの拡張、ブッフェレストラン「ホライゾンコート」の新装、客室の増設、インテリアの改装、船体の再塗装、外装改修を行い、「ダイヤモンド・プリンセス」をコンテンポラリーで、かつアジアン・テーストの客船としています。
ダイヤモンド・プリンセスは総トン数116,000トン、全長290m、全幅37.5m、乗客定員2,670名の超大型客船です。
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