絶滅危惧種 琉球馬酔木 ― 2016年03月23日 10時17分06秒
琉球馬酔木です。リュウキュウアセビと読みます。
ツツジ科アセビ属の常緑低木「馬酔木(アセビ)」の仲間で、琉球列島固有の植物です。
世界でも沖縄本島と奄美大島の奥深い山地や渓谷、森などの薄暗い河川の湿った岩場にだけ生えていましたが、園芸用に乱獲されたため数が減少し、自生では絶滅寸前又は絶滅したと言われています。
早春になると、壷状のコロンとしたかわいらしい白い花がスズランのように連なって咲きます。
アセビには全株、葉、樹皮、茎、花など全体に有毒成分が含まれています。そのため多くの草食動物は食べるのを避けます。
毒症状は、血圧低下、腹痛、下痢、嘔吐、呼吸麻痺、神経麻痺など。漢字の「馬酔木」は、馬が食べると毒によって麻痺し、酔ったようになってしまうことから名付けられたとされています。
麻痺であって酒に酔っている訳ではないので、馬も気持ち良くなっているのではなく、結構苦しんでいるのだと思います。
可憐な花には毒がある。人間にも当てはまるかもしれませんね・・・
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