上野動物園のモノレール存続の危機! ― 2019年02月01日 17時59分30秒
1882年3月20日に開園した東京都恩賜上野動物園は開園から136年余りがたつ日本最古の動物園です。
上野動物園の東園から西園に行くには「イソップ橋」を渡りますが、そのルートに沿ってモノレールが走っています。こちらも日本最初のモノレールで、正式名称を「上野懸垂線」といいます。
当時「未来の乗り物」として注目されていたモノレールを、1957年12月に上野動物園で実験的に開業しました。
このモノレールは動物園の遊技施設ではなく、鉄道事業法に基づく交通機関として東京都交通局の運営により営業運転を行っています。
東園⇔西園は331メートルで、約1分半で結びます。
料金は中学生以上120円、2歳以上80円と利用しやすい価格になっています。
東京都は1月23日に、このモノレールの運行を11月から休止すると発表しました。
いまの車両は4代目で、2001年5月から運行しています。
1本のアームでレールにぶら下がる国内唯一の特殊な車両で車体のひずみが出やすく、他のモノレールとは全く互換性がないといいます。
老朽化が進んでいるうえ、新車両の製造に2両(連結)で計約18億円かかり、運行を続けるには、将来的にさらに電気系統の更新などで10億円以上の経費が必要だといいます。
都は将来的にモノレールの運行を再開するか、別の交通手段に変えるかは都民や有識者の意見を聞きながら検討すると言っています。
さて、1月23日に11月から運行休止すると発表した翌日の1月24日、この大切な車両が車両故障を起こしてしまいました。
本日、2月1日時点でもモノレールは運行されていません。最悪の場合、このまま11月を迎えてしまうのではないでしょうか?
モノレールの下では、ジャイアントパンダや、以前イソップ橋の袂で展示されていたレッサーパンダ(今は展示休止中)が入る「パンダのふるさとゾーン(仮称)」の建設工事が進んでいます。
2020年3月に完成する予定です。
注)モノレールの写真(2点)は1月8日に撮影したものです。
その他の写真(看板など)は今日2月1日に撮影しました。
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ニホンライチョウが公開されます ― 2019年02月02日 16時55分10秒
昨日2月1日、環境省が、国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」を上野動物園など国内5施設で一般公開を始めると発表しました。
国内でニホンライチョウが一般公開されるのは15年ぶりだといいます。
公開は3月15日(金)から。上野動物園以外では、次の4施設で公開されます。
環境省の取り組むライチョウ生息域外保全事業の一環として、この5施設では2015年から野生で採取した卵を孵化させ、生まれたひな同士を繁殖させているそうです。
上野動物園では、2008年からライチョウを絶滅から救うための活動をしており、2月1日現在オス4羽、メス2羽のニホンライチョウを飼育しています。
その内、2017年に孵化したオスのニホンライチョウ1羽を3月15日から公開展示するということです。
ライチョウの仲間の中でも一番南に生息する「ニホンライチョウ」は最も小型ですが、ノルウェー北部のスバールバル諸島に生息する「スバールバルライチョウ」は最も大型で、「ニホンライチョウ」よりひとまわり以上大きな体をしています。
上野動物園では2008年からスバールバルライチョウの飼育にも取り組んできました。
現在上野動物園で展示されているのは「スバーバルライチョウ」です。冬毛が綺麗ですね。
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上野動物園のシャンシャン(香香) ― 2019年02月04日 11時00分00秒
上野動物園(正式名称は東京都恩賜上野動物園)で2017年6月12日に生まれたメスのジャイアントパンダ、シャンシャン(香香)。
父親はリーリー(力力、2005年8月16日生まれ)、母親はシンシン(真真、2005年7月3日生まれ)で、現在いずれも同園で飼育されています。
上野動物園では、「シャンシャン」が母親「シンシン」から離れ、単独でくらすための準備を昨年11月13日から始めています。
12月10日からはステップ4に入り、現在は一日中完全別居の生活を送っています。
朝は、屋外放飼場D(上図参照)を寂しそうに歩き回っていましたが、この後、木の上で眠ってしまいました。
午前11時過ぎに隣の室内5号室に竹が用意されると、ムシャムシャと美味しそうに食べていました。
癒やされます。
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60歳の東京タワー ― 2019年02月05日 12時36分00秒
1958年12月23日に竣工した東京タワーは昨年12月23日に満60歳になりました。
12月23日、現在の天皇陛下と同じ誕生日ですね。天皇陛下は1933年生まれなので、満85歳になられます。
夕暮れの都心のビルの中で、ライトアップされた白とインターナショナルオレンジがひときわ明るく輝いていました。
右端の方にレインボーブリッジが見えます。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
上野動物園のリーリーとシンシン ― 2019年02月06日 09時46分48秒
上野動物園のシャンシャン(香香)人気は相変わらずで、平日の空いている時間帯でも20分~30分並ぶことになります。
シャンシャンの部屋の前は人がいっぱいで、警備の人も「前の人との間を開けないでくださ~い!」と声をからしていますが、シンシンとリーリーのいる部屋は比較的ゆっくり歩いて見ることが出来ます。
シャンシャンはかなり大きくなりましたが、まだまだ子供っぽい仕草が可愛いので人気があります。
6月に2歳になったら中国に返さなくてはならないかもしれないので、今のうちに会っておこうという人も多いかもしれません。
シャンシャンばかりでは、お父さん、お母さんがかわいそうなので、今日はリーリーとシンシンの写真をアップします。
シャンシャンは一昨日アップしました。
お父さんパンダの「リーリー(力力)」です。
最近、リーリーの特徴が少し分かってきました。頭のてっぺんが尖っていますね。微妙な違いですが。
お母さんパンダの「シンシン(真真)」です。
シンシンは全体的に丸顔で、女性らしい優しさをのぞかせています。
「カテゴリー(Categories)」の欄に「パンダ」を追加しました。
ジャイアントパンダとレッサーパンダに限定してみることが出来ます。 ご利用ください。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
テレビ朝日のゴーちゃん。とシャンシャンがコラボ ― 2019年02月06日 11時00分50秒
2011年5月にエクスパンダ星から地球にやってきて以来、六本木にある「テレビ朝日」のマスコットキャラクターとして活躍中の、パンダ王子の「ゴーちゃん。」。(写真は2013年5月に撮影したものを引っ張り出してきました)
その「ゴーちゃん。」と上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」のコラボレーション企画が、今日テレビ朝日から発表されました。
「ゴーちゃん。」×「シャンシャン」公式コラボグッズが今日からテレアサショップで販売されます。
『ゴーちゃん。パンダノート』(税込み540円)です。
表紙に「ゴーちゃん。」と「シャンシャン」のかわいらしい2ショットが並ぶこのノートは、上野動物園と「ジャイアントパンダ保護サポート基金」の協力を得て完成したオフィシャルグッズです。
このコラボを記念して、2月23日(土)に上野動物園で『 シャンシャンコラボ記念!ゴーちゃん。スタンプラリー@上野動物園 』というイベントが開催されます。
上野動物園内の3ヶ所に設置されたスタンプラリー台でスタンプを集め、ゴールを目指す企画で、3つのスタンプをコンプリートしてゴールできた人全員に、「ゴーちゃん。」オリジナルグッズ(非売品)がもらえます。さらにその中から抽選で選ばれた100人には、『ゴーちゃん。パンダノート』をその場でプレゼント。
スタンプラリーのゴール地点である「いそっぷ橋」の下では、「ゴーちゃん。」との記念撮影会も実施します。
2月23日は上野動物園へ、ゴーちゃん。!
シャンシャンも待ってるよ~ (*^-^*)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
桜が咲き始めました ― 2019年02月07日 13時14分21秒
緑色の梅 緑萼梅(リョクガクバイ) ― 2019年02月08日 18時42分58秒
白難波と冬至(神代植物公園の白梅) ― 2019年02月11日 09時22分45秒
都立神代植物公園で早咲きの梅が見頃を迎えています。
神代植物公園には梅園がありますが、梅園の他にも園内の所々で白やピンクの梅の花を見ることが出来ます。
その中から、白梅の白難波(しろなんば・しろなにわ)と、冬至(とうじ)です。
白難波は、(しろなんば)、(しろなにわ)と読まれます。どちらが正しいのかは分かりませんが、神代植物公園では「しろなんば」で統一しているようです。
学名は「Prunus mume 'Shironaniwa'」又は「Prunus mume 'Shironamba'」。
白難波は野梅系・難波性の白梅で、中輪の八重咲きです。
挿木でよく発根する性質を持つことから、関東地方では多くの品種の接木の台木に使われているということです。
冬至(とうじ)は、冬至の頃に咲き始める早咲きなので、この名が付きました。
冬至は現在では12月21日か22日を指しますが、以前はこの日から小寒前日までの約15日間を冬至と言っていました。
冬至は野梅系の白梅で、中輪の一重咲きです。
一重咲きなので紅色の萼片が透けて、白難波よりも赤っぽく見えます。
学名は、「Prunus mume 'Touji'」です。
「梅」全体はバラ目、バラ科、サクラ属の落葉高木で、学名が「Prunus mume」です。
Prunusは「プラム」。スモモ、ウメ、アンズなどを含む、Prunus 属の亜属を指します。
mumeは梅のことです。
英名は「Japanese apricot」といいます。apricotはアンズの英名です。
次回は神代植物公園で咲いている紅梅をアップしようと思います。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
神代植物公園の紅梅 ― 2019年02月13日 10時43分30秒
都立神代植物公園の「うめ園」には、古くから伝わる品種を中心に約70品種、170本の梅が植えられています。
2019年2月5日(火)から3月3日(日)までは「梅まつり」が開催され、講演会やガイドツアーなど江戸園芸文化としての「梅」にちなんだ様々な内容の催しを楽しむことが出来ます。
梅の品種は近縁のアンズやスモモと複雑に交雑していて、500以上の品種があるといわれています。花梅については諸説の分類がありますが、野梅系、緋梅系、豊後系と大きく3系統に分類する場合が多いようです。
その中でも野梅系は野梅性(しょう)、紅筆性、難波性、青軸性、緋梅系は紅梅性、緋梅性、唐梅性、豊後系は豊後性、杏性などに分類されます。
その他にも色々な分類の仕方があるようですが。
今回は神代植物公園で今咲いている花の中から、一般的に「紅梅」といわれる赤やピンクの花を紹介します。
紅鶴(べにづる)
緋梅系・緋梅性の、淡紅色をした一重咲きの大輪です。
雛曇り(ひなぐもり)
緋梅系・緋梅性で、薄紅中輪の一重咲きです。
緋の司(ひのつかさ)
緋梅系・紅梅性の、濃い桃色をした八重咲きの中輪です。
未開紅(みかいこう)
豊後系・豊後性(ぶんごしょう)で、淡紅色をした八重咲きの中輪です。
森の関(もりのせき)
緋梅系・緋梅性の、淡紅色で底紅の一重咲きの中輪です。
唐梅(とうばい)
緋梅系・唐梅性に分類される、淡紅色で八重咲きが美しい中輪の花です。一重咲きのものもあります。
同じ漢字で「唐梅」と書いて「からうめ」と読むと、蝋梅(ロウバイ)の別名になります。読み方で意味が違ってくるなんて、ちょっと狼狽します。
下の写真がロウバイです。素芯蝋梅(ソシンロウバイ)という種類です。
八重寒紅(やえかんこう)
野梅系・野梅性の早咲き品種です。花は紅色で中輪の八重咲きです。
八重松島(やえまつしま)
野梅系・野梅性の、淡い紅色をした八重咲きの中大輪です。
大盃(おおさかずき)
緋梅系・紅梅性で一重咲きの大輪です。艶のある明るい紅色をしています。
大輪で盃のように咲くのでこの名前がついたんでしょうか?大酒飲みには嬉しいネーミングです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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