インドクジャク ― 2019年07月10日 13時16分39秒
夢見ヶ先動物公園のインドクジャク(♂)が、きれいに羽を広げていました。
広げているのは上尾筒(じょうびとう)という飾り羽で、尾羽ではありません。
インドクジャクの繁殖期は3月~6月頃です。この時期になるとオスは飾り羽を立てて扇の形に大きく広げ、ミャーミャーと大きな声を出しながらメスの前でアピールをします。この求愛行動を「ディプレイ」というそうです。
インドクジャクはキジ目キジ科クジャク属の鳥類です。
クジャク属の模式種(基準標本)で、その美しい姿から、観賞用としても珍重されています。
観賞用に飼育されていた個体が遺棄、あるいは脱走し世界各地に帰化し、日本でも沖縄などに多く繁殖し、外来生物法で「要注意外来生物」に指定され、駆除が進められています。
こんなにきれいな鳥なのに、もったいない話です。
クジャクの前で「広げろ!広げろ!」と叫んでいる子供や大人をよく見かけますが、人間の掛け声で羽を広げることはありません。拍手をすると気分を良くして羽を広げるとも言われますが、これも間違いの様です。
クジャクは自分の意思で羽を広げるのです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hoshino.asablo.jp/blog/2019/07/10/9126851/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。