海上自衛隊 特務艇「はしだて」 ― 2019年08月29日 09時34分35秒
ASY-91「はしだて」は、基準排水量400トン、満載排水量490トン、全長62m、最大幅9.4m。
海上自衛隊の艦艇としては珍しい、上部が白のツートンカラーに塗装されています。
「はしだて」の任務は、国内外の賓客を招いての式典や、海上自衛隊を訪問した諸外国の将校団との会議・会食、マスコミやメディア関係者との懇親会などの『迎賓』であり、建造当初から戦闘を想定しない非武装の艦艇です。
その豪華な内装や任務の特殊性から『海の迎賓館』、『迎賓艦』、『迎賓艇』とも呼ばれています。
『迎賓』としての機能だけではなく、災害派遣時の医療支援機能や救難指揮機能も持っています。
会議室は災害時の対策本部として運用でき、パーティー用スペースはテントを張ってカンバスで区切りマットレスを並べることで臨時の医療室とすることができます。休憩室も、折り畳みベッドを並べて病室とすることができ、医療支援任務に用いられる医療器具は備品として常備されています。
2本ある煙突の内、煙突左舷側(写真で右側)の煙突は排煙装置としての機能がないダミーファンネルで、通信アンテナ等を装備していて、内部には艇内への階段が収められています。
横須賀を母港とする海上自衛隊の艦艇なので、横浜の客船ターミナルに接岸しているのは珍しいことです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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