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江戸絵画の楽しみ2020年02月16日 22時30分00秒

昨日、府中市美術館の学芸員、金子信久さんのトークイベント「江戸絵画の楽しみ」に行ってきました。

会場は、朝日新聞東京本社新館15階レセプションルームです。

朝日新聞東京本社の近く、千代橋(せんだいはし)の袂に桜が咲いていました。河津桜です。
白い大きなビルは東京国税局、その向こうの茶色いビルが朝日新聞東京本社です。



会場のある新館15階の窓からは東京本社の本館(?)が見えます。

そんなに大きな会場ではなく、参加者は60名ほど。 若いママさんから年配の方まで、年齢も性別も様々です。
開始20分ほど前に着いたのですが、半分以上の席がすでに埋まっていました。皆さん熱心です。

タイトルは「江戸絵画の楽しみ」。
「楽しみ方」ではなく「楽しみ」です。正にタイトル通りで、楽しみ方を語るのではなく、参加者が一緒になって江戸絵画を楽しみながら話を聞ける内容になっていました。

府中市美術館の学芸員である金子さんは江戸時代絵画史が専門の日本美術史学者で、これまで「司馬江漢の絵画 西洋との接触、葛藤と確信」「動物絵画の100年 1751-1850」「かわいい江戸絵画」「歌川国芳 21世紀の絵画力」「リアル 最大の奇抜」「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」など多くの展覧会を企画してきました。
「亜欧堂田善の時代」展の企画と図録論文で第18回倫雅美術奨励賞を受賞しています。
亜欧堂 田善(あおうどう でんぜん)は、江戸時代後期の洋風画家です。


トークは、昨年まで15回開催されてきた「春の江戸絵画まつり」という各種展覧会の裏話や、知らない人でも楽しめる江戸絵画についてのお話、今年開催される、「春の江戸絵画まつり」16回目にあたる「ふつうの系譜」展 の内容についての話などを、画像をふんだんに使いながら面白楽しくお話してくださいました。
江戸絵画については、亜欧堂 田善、司馬江漢に始まり、「動物」「風景」「人物」から「かわいい美術」、学問にとらわれない発想「へそまがり・・・」まで、分かりやすく江戸絵画を楽しむことが出来ました。


昨年春に開催された「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」の図録を会場で買いました。
人気があったため、講談社で一般書籍として発行し、本屋さんでも購入できるそうです。
昨年3月14日発行で、すでに第4刷になっていました。
表紙は三代将軍・徳川家光が描いた「兎図(うさぎず)」(江戸時代前期)です。「ヘタウマ」の見本でしょうか。
金子さんにサインをしていただきました。
ネコのイラストは、飼っていたネコちゃんだそうです。「かねこ」と「ねこ」をかけているんですね。
(=^・^=)
体の模様が牛みたいだったので、「ウシ」という名前だったそうです。
かわいいですね。 
「ヘタウマ」? ( 失礼しました m( _ _ )m  )



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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