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今日はアイスクリームの日2020年05月09日 16時55分48秒

新型コロナウィルスによる感染拡大を防止するための外出自粛が続く中、アイスクリームが美味しい季節になってきました。

今日はアイスクリームの日です。
1964年(昭和39年)、東京アイスクリーム協会(現 日本アイスクリーム協会)は、5月9日を「アイスクリームデー」と決め、都内の施設や病院などにアイスクリームを寄贈するほか、ヒルトンホテルでアイスクリームの祭典を開催しました。
以後、5月9日を「アイスクリームの日」として、毎年この日を中心に各地でイベントを行い、アイスクリームのPRを行っています。

なぜ5月9日なのかはよく分かりませんが、1964年東京オリンピック開催の年でもあり、ゴールデンウィーク後にアイスクリームの需要が高まることで、記念事業を開催する効果を狙ったようです。
アイスクリームが日本で最初に登場した日かと思ったのですが、そうではありませんでした。
アイスクリームが日本で最初に売られたのは、1869年(明治2年)6月です。

幕末、アメリカに渡った使節団の中の一人、町田房蔵(まちだふさぞう)は二度目の渡米でアイスクリーム、マッチ、石けんなどの製造法をマスターし、1869年(明治2年)、氷と塩を用いて製造したアリスクリーム「あいすくりん」を日本で初めて横浜の馬車道地区で製造・販売したのが日本におけるアイスクリームの始まりとされています。

横浜の馬車道通りには「太陽の母子像」が建てられています。
これは、1976年(昭和51年)に日本アイスクリーム協会より「アイスクリーム発祥の地」を記念して寄贈されたものです。
太陽の母子像
アイスクリーム発祥の記念碑なのに、どうして裸の女性と幼児の像なんでしょう? アイスクリーム関係ないじゃん?と思うのですが・・・実は意味があったようです。

この彫刻の制作者は本郷 新(ほんごう しん)という札幌生まれの彫刻家(1905~1980)です。
本郷新記念札幌彫刻美術館の学芸員(現在は 札幌芸術の森美術館 学芸員) 井上みどりさんは次のように記しています。
『制作を依頼された本郷は、「太陽の母子」をアイスクリームの原料ミルクから連想して、母乳で子どもを育む「母」のイメージで制作しました。母のひざの上で無邪気に両手を広げ、全体重を母にあずけた幼子と、微笑をたたえ慈しみのまなざしを注ぐ母。母と子の深い絆で結ばれた姿を本郷は表現しようとしたのでしょう。』
う~~ん、なるほどぉ・・・・・

碑文は読みにくいのですが、以下のように書かれています。

『 太陽の母子  制作者 本郷 新 』
『 横浜沿革史に「明治二年六月馬車道通常盤町五丁目ニ於テ町田房造ナルモノ氷水店ヲ開業ス・・・・」と誌されています  日本のアイスクリームの誕生です  私達はこれを記念し このゆかりの地にモニュメントを建て寄贈いたします
   昭和五十一年十一月三日  社団法人 日本アイスクリーム協会   同 神奈川支部 』



明治がアイスクリームの賞味期限を今年6月から順次表示すると1月に発表し、話題になりました。
賞味期限とは「おいしく食べることができる期限」のことです。
アイスクリーム類は、食品衛生法の規定に基づく「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」や、景品表示法の規定に基づく「アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約」によって、期限を表示することを省略できるとされています。
アイスクリーム類は通常-18℃以下(倉庫では-20℃以下)で保存されるため、保存中の変化はごくわずかで、人の健康を損なうことは考えにくいというのが理由だそうです。

ただ、「いつまで食べられるのか分からない」という消費者の声が多いこともあり、明治では「お客さまの気持ち」に寄り添い、「食の安全・安心」への期待に応えていくという観点から、主力の「明治 エッセル スーパーカップ」シリーズを皮切り(2020年6月)に、2021年4月を目途に全ての市販アイスクリームに賞味期限を表示するということです。

製造から最長で24カ月の賞味期限を表示するということですが、2年間も期間があればフードロスに繋がる心配も無いのではないでしょうか。
私の場合は、冷凍庫にアイスクリームがあれば我慢できなくて全部食べてしまうので、賞味期限なんて関係ありませんが・・・。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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