海上保安庁の測量船「HS31はましお」 ― 2020年05月25日 11時15分36秒
海上保安庁の測量船「HS31 はましお」が、横浜みなとみらいにある海上保安庁施設を出航していきました。
向こうに見える巡視船は「PL10 ぶこう」です。
海洋情報業務用船として、海底地形の測量、海流や潮流の観測、海洋汚染の調査などを行います。
海上保安庁の測量船はHL(Hydrographic Survey Vessel Large)型測量船( 500トン型以上のもの)とHS(Hydrographic Survey Vessel Small)型測量船(500トン型より小さいもの)がありますが、「はましお」は総トン数62トンの小型船舶で、HSに分類されます。
全長は27.8メートル、最大幅は5.6メートルになります。
向こうに見える橋は首都高速道路湾岸線にかかる「鶴見つばさ橋」です。
「HS31 はましお」は観測機器として、船底部に浅海用多層音波流速計(ADCP)、中浅海用ADCP、中浅海用マルチビームのほか、シングルビーム測深器を搭載しており、東京湾口や相模湾、駿河湾といった中深度の海域も測量可能としています。
測量艇(HS31-M1)が搭載されており、HS31-M1にも取り外し式の浅海用マルチビーム測深器を装備できるようになっています。
また、「防災情報等表示装置」を装備し、海洋調査や災害発生時に、文字(ライトメ-ル)による航行安全情報の周知ができます。
下の写真、「はましお」の船尾後方に見える灯台は「赤灯台」と呼ばれて市民に親しまれている「横浜北水提灯台」です。
赤灯台(横浜北水提灯台)は1896年5月16日に初点灯して以来、124年間に渡って横浜港に出入りする船を見守ってきました。
去年の夏には「ピカチュウ」仕様のスカイダックも現れて人気を博しました。
「HS31 はましお」が海上保安庁施設に帰ってきました。
左の大きな船は、世界最大級といわれる海上保安庁のヘリコプター2機搭載型巡視船「PLH32 あきつしま」です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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