カバとオニグルミ ― 2020年06月28日 09時56分56秒
上野動物園で水槽の中を泳ぐ動物。 ワニ? いいえカバです。
カバ(河馬)は偶蹄目、カバ科、カバ属に分類される偶蹄類です。学名は「Hippopotamus amphibius」で、英名でも「Hippopotamus」といいます。 「ヒポポタマス」。日本人には発音しにくい呼び名です。
そのユーモラスな外見から、カバは“穏和で動きの鈍い草食動物”といった印象を持たれることが多いのですが、野生のカバは獰猛であり、自分の縄張りに侵入したものは、ワニやライオン、ヒト等だけでなく、他の縄張りから来たカバを攻撃することもあるそうです。
カバ舎の上に緑が生い茂っていました。オニグルミ(鬼胡桃)の木です。
オニグルミ(鬼胡桃、学名:Juglans mandshurica var. sachalinensis)は、ブナ目、クルミ科、クルミ属の落葉高木です。
縄文時代からあったとされる日本古来の在来種で、別名「和グルミ」ともよばれています。
海外から入ってきた胡桃もありますが、日本に自生している胡桃の木の大半はオニグルミです。
なぜ「鬼」なんでしょう? 種(一般的にクルミの実といって食用とするもの)の表面の模様が鬼の顔に見えるから、実が大きいことから、デコボコした殻が鬼のように硬いことから、など諸説あるようです。
そのオニグルミの木に実が生っていました。
実は9~10月頃に熟し、核の子葉部分を取り出して食用としますが、殻が「鬼」のように固いので注意が必要です。そのため、現在我々が食べているクルミの多くはシナノグルミやテウチグルミといった殻の割りやすい外来種だそうです。
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