2月2日は節分 ― 2021年01月31日 14時58分43秒
明後日は節分です。
その年の恵方(今年は南南東)を向いて、心の中で願いごとをしながら黙々と最後まで丸かぶりすると、幸運が訪れるといわれている「恵方巻」は大阪特有の風習でしたが、セブンイレブンの販売戦略により全国に広がりました。
逆に、「鬼は外、福は内」(地方によって違います)と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる、厄除け行事の「豆まき」を行なう家庭は年々少なくなっているように思います。
節分は2月3日というのが常識のようになっていましたが、今年の節分は2月2日になります。節分が2月2日になるのは、1897年(明治30年)以来、なんと124年ぶりの出来事です。
注)1984年(昭和59年)を直近に、何度か2月4日が節分になっています。
節分の本来の意味は四季を分ける節目のことで、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいいますが、江戸時代以降は主に「立春」の前日を指すようになったといいます。
地球が太陽を1周する時間は365日ぴったりではなく6時間弱長い365.2422日なので、「うるう年」などで調整していますが、このままでは調整しきれない為、うるう年を400年で3回減らすことにしました。100で割れる年はうるう年にせず、400で割れる年はうるう年のままとします。
この結果、2000年のような400で割り切れる年の前後の世紀は、節分などの日付がずれやすくなってしまったといいます。
そのため、今年の立春は2月3日になり、その前日の節分は2月2日ということになりました。
2025年にも2月2日が節分になるなど、2日になる日がこれから増えていくということです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(写真は上野東照宮・ぼたん苑にて)
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